【公式動画追加!】新たなる伝説誕生!ロックに彩られたステージ「TXT at Lollapalooza」
とりわけ「0×1」とピアノ音のマリアージュは神がかっていた。
今日この日、2022年7月31日(日本時間)は忘れられない1日となった。
我らがTXTが米国シカゴの「Lollapalooza(ロラパルーザ)」に出演し、想像の斜め上を行く堂々たるステージで我々MOAの度肝を抜いたからだ。
Lollapaloozaはアメリカ合衆国イリノイ州シカゴで毎年開催される大規模な野外音楽フェスティバル。
2022年公演は7月28日から31日までの計4日間、シカゴ所在のグラント公園での開催となった。
日本ではWeverseアプリで無料配信されることになった彼らのステージ。
視聴できた喜びとこの感動を忘れたくなくて、拙い文章ではあるが書き留めておこうと思う。
Lollapaloozaへの出演に際し、彼らは不安な表情を見せていた。
「自分たちのことを知っている人はいるのだろうか…」
そんな彼らの心配は不要だったと言わんばかりに、会場はオフィシャルペンライトを手にしたMOAで溢れていた。
今か今かと彼らを待つMOAの表情が喜びに満ちていたことが印象深い。
この日彼らは、多くの聴衆の目の前に立ち、重厚なロックテイストに彩られた自身の楽曲を生バンドの演奏に乗せて披露した。
ライブを見ながら必死にメモしたセットリストは以下の通りだったと思う。
心臓めがけて殴り込んでくるかのようなドラム音。
何度となく聴き込んで、最早身体にまで馴染んだはずの「GBGB」は全く違う楽曲のようだった。
このドラムはどこに響く?確認しながら聴いてみたけどやっぱり胸の辺りなんだよな。閃光のように走るギターで更に刺してくるのがヤバい。
深く重く刻まれた「音」でオーディエンスの心を掴むと、次の「Frost」で一気に畳みかけてくる。
こうなるともう、完全に彼らの勝利。
観るものはTXTの世界に完全に引きずり込まれ、二度と戻れなくなるような感覚を覚えるだろう。
狂気に満ちた「Frost」ワールドをギターとドラムで完全に「ロック」化、その締めくくり方も実に後を引くものだった。
サビの締め(曲終わりも同じのがくる)のシンセサイザーとギターを特に聴いてほしい。
間奏のギターも!ここは特に唸る部分だと思う。
このアレンジはこのステージだけでしか聴けないのだろうか…。
忘れられない。忘れたくない。何度でも聴きたい。
Anti Romanticはシンセサイザーの多彩な音色が肝となった。
入れるべきところにピタリとハマる音が来ている。
ピアノ音と電子音、それぞれが「ここだ」というところに色濃く入り、この曲の持つ明るさの中の悲しさをより一層際立たせているように感じた。
Aメロ、Bメロの前半が特に美しいピアノ音。これに胸をかき乱される。
サビには打ち込みも入ってきて想像力をより掻き立てられる。
愛に溢れているかのような曲調なのに、その歌詞は愛を恐れ、遠ざけている。そのことをよく知っているMOAに「そう、そうなんだよ…」と思わせるようなアレンジ。
サビ後の間奏のシンセサイザーの差し方が原曲よりも少し重めなのが印象に残った。
米国アーティストのイアン・ディオール(iann dior)とのスペシャルコラボレートでファンを沸かせた「Valley of Lies」にはイアン本人が登場。
ヨンジュンのアーティストとしての引き出しの多さに感嘆し、スビンのナチュラルボイスのセクシーさに酔う。
ボムギュのウィスパーボイスはスビンの声との親和性が素晴らしいよね。
オールラウンダーとしてもその才能を印象付けたテヒョンの裏の高音は、渇きを感じる悲しい歌詞に一筋の光が差したかのよう。
それにしても歌でも層の厚い5人。
カイ、テヒョンのメボがバックボーカルで支え、盤石な土台を築いていることがなんとも贅沢だし、とてつもない安心感。
またひとつ、大切な宝物が増えたと感じさせた名曲。
メンバーたちを成長させたキーマンとの共演は、笑顔に満ちていて楽しそうで。
その姿をこのステージでも見られたことが嬉しかった。
スペシャルなゲストを見送った後の彼らは一気にクライマックスへと駆け上がる。
あの「MAGIC」が表情を変えて現れた時は、胸に熱いものがこみ上げた。
いつも通りのダンススキルを見せつけながらも、アレンジはしっかりロック。ポップでありながらもギターのキレっていうのかな、ギャッて入るあの感じがロック。
最後のドラムな!タンッて入るあれ!
そこまで重たくなくてむしろ軽く一発入る感じなんだけどここが絶妙。
原曲への愛を感じる!
この曲の持つポップさを失わずに細かいアレンジで仕上げてきてるところ、いやはや痺れるなあ。
さらに会場を沸かせたのは80年代シティポップでMOAのハートをわし掴みにしたボムギュプロデュースの「Thursday's Child Has Far To Go」
なんと5人バージョンだったのである。
ヨンジュンが歌う木曜児童が聴けるとは…!!
この時ばかりは思考回路が完全にショート、オタク魂が燃え上がった。いや、萌え上がったというべきか…?
始まりから間違いなく伝説となることが決まっていたであろうこのステージ。そこに彼らがまた一つ逸話を増やした瞬間だった。
こちらの曲の聴かせどころはサビ終わりにポンポンという感じで小気味よく入る、多くの方が「テイクオンミー」を連想するシンセサイザーだと思うんだけどその部分はしっかりそのまま。これがニクイ!
ここに入る前のサビの部分のギターにもぜひ耳を傾けていただきたいです。
そして、最高のフィナーレとなるラスト2曲。
「LO$ER=LO♡ER」はもともとがロックだったので、これを生バンドで聴いたらどんな感じになるんだろう?と思っていたMOAも多いはず。
期待を裏切らないアレンジなんだけど、曲ラストのサビのドラムね!これが最高!ダダダダダダダダッ!という失踪感。走り切って終わる。
「LO$ER=LO♡ER」からの「0X1」は切なさを増強させたアレンジが見事としか言いようがなかった。
とりわけ「0×1」とピアノ音のマリアージュは神がかっていた。
なんだろう…。
失恋したわけでもない、仕事を失ったわけでもない、平凡だけれどそれなりに楽しく生きている気楽なはずの私の胸に言い知れぬ痛みが走る。
曲を聴いただけで、胸をギュッと握りつぶされたかのような感覚を覚えたこと。こんなことこれまでにあっただろうか。
きっとあったとは思っているが、上手く思い出せない。
あまりにも強い彼らの輝きが、その時の記憶を塗り替えてしまったかのようなのだ。
とにもかくにもこの曲はピアノ。
誰もが持っているあの頃に連れて行ってくれるかのような調べ。
しばらくの間、私を取り巻く世界は切なさに支配され、戻ってくるのが大変だった。
というか、戻れたんだろうか。それがどうにも分からない。
永遠という言葉が持つ儚さがこんな形で身に染みるとは思いもしなかったよ。
約30分強のステージだっただろうか。
興奮と感動のもと幕を閉じたTXTのLollapalooza
その素晴らしさに多くのMOAが涙を流したことだろう。
まさに圧巻のパフォーマンスだった。
これを無料で見せてくれたことには驚きと感謝しかない。
幸せな経験を積み、一回り大きくなったメンバー達。
大切な人々が待つ本国に戻り、そして日本へ。
彼らのこれからの活動に大きな感動と喜びがありますように。
彼らが待ち望んだ景色。
幸せな時がTXTとMOAを包みますように。
そう願わずにはいられないステージだった。
最後はオタクらしく一言。
このステージの衣装、ニンドゥンズとヨンボムでまとめた衣装さん、ほんと天才!!
※追記
8月4日の夜(5日0時回ってました?)に公式YouTubeにLIVE映像がUPされました!これはグッジョブ!!ありがとうございます!
共有させていただきます✨
当然のことながら、スマホでお聴きになることをお勧めします。
こちらの肝は音源なのでね!
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