「てめぇ、図々しいんだよ、バカ野郎!」みのりんのカウンセリングで最後の最後に出てきた感情

先日参加した、みのりんの『5日間無料カウンセリング企画』。
みのりんはzoom越しに約1時間、じっくりと私の感情に向き合ってくれて、とても無料とは思えない内容だった。
「まさかそこにたどり着くとは!」とまったく思ってもいなかった展開に、涙があふれた。
つらい涙ばかりだったわけではなく、最後は「あー気持ちよかった!」とスッキリ清々しい気分で終わったので、そこはみのりんの誘導のおかげだなぁと、みのりんのことを心から尊敬している。

私は小学校6年生の時に、クラスの女子全員から無視された。
その状態のまま親の都合で転校することになったのだが、その時に学級担任が開いてくれた送別会の薄ら寒さを思い出した。
「くだらない」
6年生の私はそんな気持ちで、形式だけの気持ちのない時間が、早く終わればいいとそれだけを考えていた。

みのりんはひとつひとつ私の感情を丁寧に拾い上げて、余分なものを振るい落として私の前に並べてくれる、そんな作業をしているように見えた。

高校生の頃、駅で電車を待っている私に笑顔で声をかける人がいた。
「久しぶり!覚えてる?」
それは、私を無視していた女子のリーダー的な存在「かおりちゃん」だった。
「どちら様ですか?」
一目見てすぐに気づいたが、私は知らないふりをした。
「私だよ!かおり!」
「…すみません、分かりません」
そう言って私はその場を離れた。
私はあなたなんて覚えていない。
せめてもの復讐だった。

そんな記憶をたどりながら、最後の最後まで残った感情は

「てめぇ、図々しいんだよ、バカ野郎!」

だった。

私を無視して、後ろでクスクス笑って、聞こえよがしに陰口を言っていたのに、何気安く話しかけてんだよ!
まるで友達に話しかけるように、どんな神経してればそんなことが出来るんだよ!

当時の私の中には怒りしかないと思っていた。

でも、この世界は残酷なほどに写し鏡になっていて、自分自身が作っている世界なんだと、今では理解している。

図々しいかおりちゃんは、私自身の姿でもあるんだ。

かおりちゃんとは一緒に遊んでいた時間の方が長かった。
クラスで誰かをのけ者にするのは、当時ゲームのように行われていて、私が無視する側だった時もあった。
なのに自分一人が被害者のようにふるまった。
はなはだ図々しい。

かおりちゃんに無視された時間は約2か月、一緒に遊んだ時間は約5年6か月、仲良しだったからこそ寂しくて悔しかった。
今声をかけるなら、なぜあの時声をかけてくれなかったの?
ひとりは寂しかった!一緒に遊びたかった!
6年生の自分と、高校生の自分が本音を出して叫んでいた。
そしてその寂しさを、怒りで隠して見ないふりをしていた自分も全部丸ごと受け入れた。

人間の感情は面白い。
複雑なのか単純なのか、綺麗なものばかりじゃなくて、ドロドロしているものもあるからこそ愛おしい。
色んな感情を味わうためにこの世に生まれているのだとしたら、私の人生最高じゃん!
そう思える時間を作ってくれたみのりん、本当にありがとう!



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