「私は最強、あなたと最強」ONE PIECE FILM REDを見てきた話

この週末は夫が仕事だったため、子ども達と3人で映画を見に行ってきた。
8月に公開された『ONE PIECE FILM RED』、小3の息子は3回目、中1の娘は2回目、47歳の私は初めて見る。
主人公ウタの歌を歌っている(早口言葉みたいww)Adoを好きな娘が、もう一回見たいというので、私はただの付き添いのつもりで軽い気持ちで行った。
ワンピースは1巻から今現在出版されている最新刊まですべて家にあるが、通して読んだことは無く、アニメも所々見たことがあるくらいで、「シャンクスってかっこいいな!」くらいの認識だった。
それも内容というより、声優の池田秀一さんの声が大好き、という理由だ。(名探偵コナンの赤井秀一と言い、あの声はやばい!)

その程度の認識で見に行ったのだが、映画が終わって出てきた後は、子ども達が興奮して私に質問攻めだ。
どうだった?どのシーンが一番好き?誰が一番かっこよかった?など質問が止まらない。
なぜか?
そう、私が映画の後半からほぼ泣きっぱなしだったからだ!
歌も、映像も、ストーリーも、震えるほど良かった!

少ない知識ながらも「ウソップのお父さんって赤髪海賊団だったの?」とか「コビーってあのずーっと泣いてたコビー?」とか「シャンクスの覇気やばくない?」とか、しばらくワンピースの話題が尽きなかった。
とにかく、シャンクスって声だけじゃなく本当にかっこいい!ってことと、タワーレコードに寄ってCDを衝動買いするくらい良かった!ってことと、車の中で『新時代』を皆で大声で歌いながら帰った!ってことだけは伝えたい。

夜、お布団の中でも、ワンピースの話題は続いた。
今までの私は、ワンピースについて子ども達と共感しながらおしゃべりすることが出来ていなかった。
だから子ども達は寂しかったのかもしれない。
自分の好きなものを、好きな人に理解してもらいたい、という気持ちは誰にだってあるだろう。
ましてや小さな子どもにとって、親という存在の影響力はかなり大きい。
共感できる時間を持てて本当に良かったと思う。

ところでこの週末は、箱根で橋爪塾温泉合宿が行われていた。
スタッフとして橋爪塾に関わっている私も、この話が決まった時には行くつもりで、新幹線の予約もしていた。
でも中々この話を家族に伝えることが出来なかった。
雪が降る前に家族で旅行に行く計画もあるし、そのためにお金も貯めている。
一泊とはいえ、私一人で外泊することに対する罪悪感がまだまだある。
中々言い出せずにいるうちに、この日は夫の仕事が入ってしまった。
行くのをやめようと決めたときには気持ちがモヤモヤザワザワして、当日になったらきっと嫉妬や後悔でSNS を見るのがつらくなってるかもしれないなぁと思った。

しかしその後、ぴっぽーちゃんのGODSEALを学んだり、DRoomの活動が活発になったり、自分自身のことに集中しているうちに、どんどんメンタルが安定していくのが分かった。
過去の経験も全て必要で最善だったと心から思えて、自分がどんな選択をしてもそれを肯定できるようになり、自分自身を信頼できるようになってきている。
だから「行かない」という選択をした自分自身も信頼している。

Twitterで流れてきたり、LINEで教えてくれる合宿の様子を見ても、重い感情に支配されることは無かったし、むしろ私が参加しないことで、ぴったりと役割がはまっている状態にブラボー!とさえ思った。

映画の主人公『ウタ』が歌っていた曲の歌詞

「私は最強、あなたと最強!」

私は貴方、貴方は私だから、どうなっても私は最強でしかない。
その場所に私がいてもいなくても、何があってもなくても、そこに寂しさや悔しさはなくて、私も貴方も最強でしかない。

負け惜しみかもしれないけど、笑って空を見上げることが出来ている自分が好き!
さぁ!今日もやることやるぞっ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?