篠笛の楽譜を生成するWebシステムを作る1
篠笛という楽器をご存知でしょうか。竹製のこういう日本伝統の楽器です。
実は篠笛と一口に言っても「七本調子」、「八本調子」などキーが違う13種類の篠笛が存在します。
ギターなどと違ってチューニングという訳にいかず、半音を出すというと途端に難しくなる為、何かの曲を演奏したいと思った時には以下のどちらかを選ぶになりますが、何れにしても篠笛用の譜面を起こすのは骨の折れる作業です。
1. 原キーを諦めてキーを調節する
2. 原キーに合う調子を使用する
「えと、低いドは一で、レは二で、・・・」と一曲分変換し終わる頃に吹けない音が出てきたり、後半半音だらけになったり、すごく難しい曲だと思ったら、別の調子にしたら実はとても簡単な曲だったことがわかったりということは起こるでしょう。
そういった理由で今開発中のWebシステムがこの「PocketPhrase(仮称)」です。
あらかじめ譜面を登録しておけば、ワンクリックでその楽曲が演奏できる調子の一覧と使用する音がリストアップされます。また、#やbをクリックすれば曲のキーも変えられます。
篠笛の楽譜本は身近な曲が少ないので、好きな楽曲で練習できると気合が入ります。
もっとも、私はこのシステムを作るのに夢中で篠笛は全く演奏する時間がなくなってしまいました。
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