株式銘柄のレコメンドについて考える1

最近少額での株式投資を謳う証券会社が増えているのですが、私が思うに投資経験の無い人にとって株式投資へ参入する敷居の1つに「何を買ったら良いのか分からない」というものがあると思っています。

私は株式投資は15年くらい細々とやっているのですが、専ら売買するのはETFで個別銘柄の売買は殆どやりません。というより、未だに何を買って良いか悩みます。

本格的にトレードをやっている人ならある程度得意分野があり、各種ニュースや決算からパッと見繕うのでしょうが、素人の私にしてみれば余剰資金として200万手元に出てきたとして、探しに行くのは精々「ANA」「オリエンタルランド」「ホクト」「本田技研工業」・・・。要するにBtoCで身近かつよく聞く企業です。値上がりランキングなんか見たってピンときませんし、今日上がったなら明日下がるかもしれない。よく知らない銘柄を買って損するのも嫌だし、かといって調べるのは面倒臭い。優待を狙うのも一興ですが、単元未満じゃ優待は無いし、魅力的な優待といっても、両手で数えられるくらいと思ってしまう人は私だけでは無いと思います。

そもそも株式投資のあるべき形を考えると、自分が応援したい企業の株を買うというのが理想的な形の一つです。トレーダーのように売買を繰り返すのも流動性確保の重要な役割ですが、少額で1株買うような層の姿ではありません。そう考えた時に、自分の生活には多くの企業が関わっているのに、ANAやオリエンタルランドみたいな目立つ企業しか浮かばないのは勿体無いと思います。

前置きが長くなりましたが、企業と商品の関係性をデータベース化し、個人の嗜好をマッピングしてやれば自分が気づいてないだけで自分の身近な企業を可視化出来るのでは無いかと思いました。

スクリーンショット 2020-05-30 13.40.58

グラフデータベースのNeo4jで可視化した企業と商品の関係です。ここに個人の好みを繋げてやれば関係性を辿って企業の提示と提示した背景を可視化出来るのでは無いかと思います。

個人の好みは例えばTwitterのデータから特徴的なワードを取ってくるとか、対話型のUIを作って学習させるアプローチもありそうです。

一番の難所はグラフデータベースのデータを作るところ。Wikipediaのテキストマイニングで出来ないかと思ったりしますが、今の所私の能力では絶望的です。もう少し手でポチポチしながら検討が必要そう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?