『Mixup.audio』について

今日つぶやいたこのtweetに思いの外反応をいただいたので
もう少し詳しく「Mixup.audio」についてのnoteを書いてみようと思います。

1.Mixup.audioとは

Mixup.audioは、ミックスなどのチュートリアルサイトpureMixによって開発されました。
主にトラックの共有からフィードバック、ミックスの比較などを簡単に行えるように誕生したツールです。

2.プランは3種類

Mixup.audioには3つのプランがあります。

Mixup.audioより引用
  • Studio…$29.99/月 ($323.99/年)

  • Pro…$9.99/月 ($107.99/年)

  • Access…Free

の3種類。
まず無料版のみにある制約が音源の保存期間が15日間ということです。
その他3つのプランで共通している機能ですが

『Free』

  • Unlimited guest
    プロジェクトへの招待人数が無制限。

  • Level matching
    音源のバージョンごとの違いによる音量差の自動調整。

  • Mixup plugin
    DAWから曲を直接アップロードすること。チーム内のコメントへの返信、バージョンのリアルタイム比較、コメントを解決済みとしてマークすることができます。

  • HD audio streaming
    WAV形式(最大48kHz/16bit)で曲をリアルタイムにストリーミング再生。

  • Download
    アップされた元音源とmp3をダウンロード可能。

以上はFreeプランのみではなく全プラン共通です。

『Proプラン』

Freeプランに加え、

  • Download manager
    見やすいダウンロードページの作成ができます。

  • Password protection
    共有リンクにパスワードの設定が可能。

  • Private notepad
    トラックごとに自分しか閲覧できないメモを追加できます。

『Studioプラン』

Proプランに加え、

  • VIP access level
    なにやらよくわからないですがハイレベルのセキュア機能なよう。

  • White label
    プロジェクトで独自のロゴを使用できます。

  • Approval feature
    最終配信の前に、チームメンバーで投票をして1つのバージョンを選ぶことができる。

プランによる仕様の違いは以上になります。
僕自身現在はFreeプランで使っておりますが、Studioの機能は全て今のところあまり必要性を感じません。笑

読んでいただいている方で使用を検討する方はおそらく
音源の保存期間の問題、また扱うデータによってはリンクにパスワードがかけれる、このあたりでFreeかProで悩む人が多いんじゃないかなと思います。

3.実際に使ってみる

使い方は何も難しくありません。
Mixup.audioのサイトからアカウントの作成をして、プランを選択するだけです。あとはDropboxなどと同じようにそこにフォルダを作るなりしてファイルをアップします。

上の画像のようにバージョンを一括で見れる、またはクリック一つでバージョンを切り替えれるというのが便利。
また、右のコメント欄にはこのように秒数の部分にポイントをつけコメントができます。(画像の波形部分の青丸)
コメント欄の秒数をクリックすると音源もそこの部分へと飛ぶことができるので、細かいリテイクのチェックなどで非常に有効かなと思います。

次のバージョンをアップする場合は波形の下部分の「VERSIONS」の横の+マークを押すと下の画面が出てきますので、ここから任意の場所を選び(またはドラッグ&ドロップで)音源をアップします。

また、デフォルトではダウンロードができない設定になっておりますので
上の方にある歯車をクリックしていただき「Download」をONにします。

4.DAWとの連携

puremixが開発したということもあり、ただのクラウドサービスではなくその辺りもきちんと考えられております。
こちらからプラグインをダウンロードします。(もちろん無料)
Mac、Winどちらも対応しておりプラグインフォーマットはAudioUnit、AAX、VSTが使用でき、
Live、Cubase、Logic Pro、Protools、Studio Oneに対応しています。

プラグイン自体のDAW上での操作はこちらの動画を参照ください。

Masterトラックにインサートするプラグインなのですが
するとこのように、

※DAW上で開きます。

リアルタイムでDAWとMixup上の音源を行き来できるようになります。もちろんDAW上の音声を再生している時でもコメントの秒数に飛ぶことができますし、別バージョンへの切り替えもクリック一つです。

ちなみにスマートフォン用の専用Appは出ていませんが、ブラウザから同様に聴くことが可能です。

まとめ。

音楽に限らずコミュニケーションをとることは対面する以上のものはないと思っていますが、まだまだ気を抜けないこんなご時世。
色々な部分でリモートでのやりとりが増えた昨今ですが、遠隔でやる場合にも少しでも円滑でなおかつ細かなコミュニケーションがとれるツールがあるとクリエイティブにはいい効果が生まれるんじゃないかと思っています。

気になった方はFree版からでも是非お試ししてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
それでは皆さんお体に気をつけてお過ごしくださいませ。

また会う日まで!

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