茶湯のデザイン

茶湯にコミュニケーションビジネスにヒントを求めたのが本を読んだ動機だ。

真行草の考え方は、何事にも通じるし、話をするし企画書などの流れにも応用できそうだ。守破離とともに意識していきたいところではある。

やはり定番が好きなのか待庵のデザインがしっくりくる。そこに密度を感じるからだ。この密度については未だに説明できない。ハマってる感じというか、しっくりする感じ。

侘び寂びを捉えるにはまだまだ追求していく必要がありそうだ。侘びは、「貧粗・不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識」寂びは、「閑寂さのなかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ」と辞書通り訳すことは容易であるがそれを理解したとは言えない。

掛け軸に想いを込めるということは、すごく高度なコミュニケーションだと思ったし、直接伝えない精神がとても理解しやすかった。

見立てについては、とても編集的思考のもと成り立っているなと思った。

花を入れる容器には美を感じた。

黒の茶碗茶碗が利休は好きだったようだが、自分は黒が良いと思える境地には至っていない。

プロダクトから空間まで全てをデザインしたコアには、「おもてなし」と言うコンセプトがあったかもしれない。ただ、おもてなしとは月並み過ぎてもう少し言葉を探したいが、それを月並みと思う精神自体が、まだまだ茶湯を理解できないことに起因するのかもしれない。

禅と極めて近い関係にあるが、なんとなくつながりがあることは感じることができた。禅マインド・ビギナーズで知った「今ここ」は今後も大切にしていきたい。

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