もののけ姫

最初の音楽から感動に包まれた。

映画や映像表現における音楽の効果は凄まじく、物語に強さがなければ飲み込まれてしまうのではないかと思うほどであった。

Twitter?での誰かの受け売りやけど、獅子神が歩くシーンで音が消えるのはすごいな。絵で語る自信、物語で自信がないとあの演出はできないよね。

合理主義によって、あたかもそこに明確な答えがあるように振る舞うことが正解とされるこの世に中だからか、そこを答えなく提示したのはすごい。今自分が同じことを提示しようとすればどうなるだろうか?

アシタカとサンの複雑な心境は、今までよりも少し深く理解できたかもしれないし、より主体的に見ることができた。以前はどちらかというと、自然に対する人間がどう対峙するか、と言う視点が強かったが、今回は直接描かれていない、アシタカとサンの心の動きが気になった。

ふたりの視点で彼ら視点の本を書くとどうなるのだろうか。

やっぱり、コンテンツではなく、作品を作ることに憧れがあるのだと思った。

ジブリ、徳間書店、日テレ、電通にあっぱれ。

徳間康快と言う人についてもっと知りたくなった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?