ドライブ・マイ・カー雑感※ネタバレあり

●あらすじ
主人公の男が妻の死後、人々との繋がりを通してもがき苦しむ物語。物語のストーリーは、劇場劇やその台本とリンクしながら進んでいく。物語を説明するメタファーとして台本のセリフがよく出てくる。言わずもがな、赤い印象的な車は物語のキーになっている。最後は葛藤しながらも、ポジティブに歩む姿が見られる。演劇に出演するという手法を通してそれらが描かれている。

●ミッション
人は誰しも悩みを抱えながら生きている

●ゴールイメージ
確かにこういうことってあるかもしれない

●良かった点
当たり前であるが車というモチーフ。
人の心が動くハコとして機能している。自分を見つけるのと旅みたいなモチーフとしても機能している。

物語の語り方。脚本×劇を絡めながら見せていく手法。
そにまま言葉で話すと直接的も、脚本という形がとられることによって、表現の幅ができている。

映画、全体を通しての間。
観ている人が気持ちよくなるためだけの、安っぽい早い間ではなく、作家の挑戦的な間を感じた。

●勝手な希望
最後のタクシードライバーはもう少ししっかり描く方がいい?今ぐらいがむしろいいのか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?