毎日1000文字エッセーを12日やる、5日目「地球平面説」

ちょっと今回の話は物理履修してないと難しい話に話題をずらしますが簡単になるように話します。

フラットアーサーという人がいるらしい。身近にいるのだろうか。多分いないと思う。私は地球は球だと思う。だって地「球」って言うし。

思うにフラットアーサーだの、天動説の人間だの、進化論は嘘だのって全部自分が体感できなくて、かつ他の人が言っていることが正しいとは限らないと思っているからだと思う。納得が全てに優先してしまうタイプですね。
自分が体験できることだけで物事を考えた場合、どの程度のことが現在の科学の観念に近付くんですかね。

もっとも、知らなければ勘違いしたまま、ということもあるであろう。
例えば皆さんは電気が電子の動きだと思っている人が大半であろう。
でも実際は電子のスピードは抵抗力が働くので電気は光速で動いてくれない。実際はマックスウェル方程式に従って電場と磁場の交互に動くおかげで電場として動いている。(余談だがこれが真空中でも光が波として伝わる理由である。媒質はいわば「マックスウェル方程式」である。)
ちなみに私は理解が浅い為、間違ったことを言っている可能性がある。
これも難しい話である。
結局その体系を信頼できるか、そしてその体系の上に乗っている理論であるか、ということになるのだろうか。

日本では地「球」という概念が浸透したのは江戸時代らしい。
それまでは当然地球という概念すらなかった(「天地」が近いか?)

もう書くことが無くなってきたので話を逸らす。

おんなじ感じで地動説は……というとそこまで聞かない。
個人的には地動説の方がなかなか難しい話だと思うのだが。
なぜなら、地球上で考えているうちは違いが見分けがつかないはずであるからだ。

相対性原理というのはご存じであろうか?
「系の中にある速度について、その系が等速で動いていても問題はなく、あくまで系に対する相対的な速度を考えるだけでよい」ということである。
簡単に言えば、車が30km/hで走っていて、同じ向きに車が60km/hで走っていたら、遅い車に乗っている人から見て0km/hの車に乗っていて、前に走っている車は30km/hで走っているように見える、ということである。
これを敷き詰めるとアインシュタインの特殊相対性理論にたどり着くんだがそれは別の話。

そして大事なのは30km/hの車に乗っていても0km/hの地表にいてもどっちが基準ということはない。

つまり、地球が等速で動いていようと、宇宙が等速で動いていようと、力学的な観点からは見分けがつかないということだ。

だからこそ相対性原理を考えたガリレオは系の外に地動説の証拠を得ようと望遠鏡で外を覗いていた。(1100文字)