3/13  舞台「千と千尋の神隠し」備考録①

あらかじめ言っておこう。推しであるハク役の三浦宏規くんの感想が8割方を占めていると思っていただいて構わない。申し訳ない、推しなもので(^_^)

まずどこから書こうか。三浦くんが推しになったところからだろうか。
三浦くんと私の出会いは5年前の2017年に上演したミュージカル刀剣乱舞の本公演『つはものどもがゆめのあと』である。当時18歳。私は驚愕したのをつい先日のように思い出す。
刀剣乱舞というのはご存じない方もいるかもしれないので簡単に説明すると、PCブラウザゲームが原作である。その一年後にスマホアプリが開発された。私はスマホアプリの時からこのゲームにお世話になっている。まさかこんなにも続くとは正直自分が一番びっくりしている。
で、どんなゲームなんだよ?と友人各位に聞かれるといつも決まってこう答える。名だたる刀剣を擬人化して育成するゲームであると。この刀剣乱舞で日本刀が詳しくなったし、博物館等に刀剣鑑賞に足繁く通うようになった。元々歴史は好きだったし、知識も広がった。全て刀剣乱舞というゲームが入り口となった。これを書いてて、刀剣乱舞ってすげーんだなと感心している。他人事のように。
私はこのゲームを始めて今年で足掛け7年目に突入した。その中で髭切というキャラクターがいる。当時はイベントや検非違使戦という特別な戦場じゃないと髭切は入手できなかった。いわゆるレアキャラである。私も苦労して手に入れた。検非違使戦を出現させる為に何回も周回した。
検非違使戦の戦場が出現しても、確実に髭切が入手できるわけではない。正直髭切以外のキャラクターがドロップする確率の方が大きかった。検非違使戦で稀に入手できるよという謳い文句だ。その稀という言葉に踊らされて何回も同じ場所を周回する。いわゆる鬼周回である。刀剣乱舞ユーザーはその鬼周回がお得意だ。任せてくれ!と思ってるが、流石に全然ドロップしないとキレる。キレてもまたその繰り返しをする。よくもまあ、訓練されたものだよと苦笑してしまう。
今は鍛刀(いわゆるガチャ)で手に入れることができる。だがその名残か、髭切がガチャで手に出来るようになっても、髭切は複数振り持っている。ちなみに余談だが、当本丸はガチャでは鶴丸国永が鍛刀するとすんなり髭切がドロップする。
話はかなり脱線したが、だから髭切は余計思い入れの強いキャラクターであった。その役をミュージカル刀剣乱舞で演じたのが三浦くんだった。初めて目にした時、すごい子が来ちゃったと思ったものだ。
髭切には弟と言われる膝丸という刀がいる。その膝丸と一緒に歌った、『双つの軌跡〜となり〜』という曲がある。その曲で三浦くんに落ちたと言っても過言ではない。歌が上手なのは当たり前ですが、立ち振る舞いが綺麗で、後にバレエをやっていたと知り納得した。キャラクターの特徴を捉え、原作を忠実に再現して作っていったのだろうと思う。
ミュージカル刀剣乱舞というのは芝居とライブの2部構成からなる。特にこのライブというのが結構キツイ内容の芝居の後の福利厚生と我々審神者の間では言われている。だかしかし、このライブパートが曲者なのである。三浦くん含めミュージカル刀剣乱舞に出演している役者はライブでも演じるキャラクターを崩してはならないのだ。ずっと髭切の立ち振る舞いで通すのだ。もちろんカーテンコールでもだ。それも大変だろうと思う。
話が長くなってしまったが、三浦くんとの出会いはこんなところだ。最近ではグランドミュージカルの出演が多くなった我が推し。ミュージカル刀剣乱舞は2020年に上演した『髭切膝丸 双騎出陣2020〜SOGA〜』以来ないが、2.5以外にグランドミュージカルにも出演してほしいと前々から思っていたので正直嬉しい限りである。そんな時である。舞台『千と千尋の神隠し』の出演が決まった。制作発表に出ている推しを見て、驚きを通り越して茫然とした。

さてそろそろ本題に入ろうと思う。千と千尋の神隠しのハクといえば知らない人はいない。それをWキャストだけど、三浦くんが演じる。共演者の方々も錚々たるメンバーである。驚きすぎて声も出なかった。
映画が公開して20年経とうとしているが、未だにテレビで放送されれば見てしまう名作である。演出のジョン・ケアード氏。私でも知っている有名な演出家である。こいつはえらいことになったぞと。
当然名作の舞台化だから、話題にならないわけがない。チケットは取れない。唯一取れたのが帝国劇場の3/13のチケット。チケット取りの時、推しを最優先に考えて選んだので、千尋を誰が演じるのか見ていなかった。上白石萌音ちゃん。えっ!こいつも驚いた。あの萌音ちゃんが相手役?まじでか?
萌音ちゃんと言えば、ちょうど今絶賛放送中の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の初代ヒロインの安子役だった。テレビをあまり見ない私を見させるきっかけを作った女優さんである。会社の先輩の激推しにより、カムカムを見たらハマった。すごかった。英語のセリフをあれだけの感情を乗せられる女優さん、日本にはそうはいないぞ。そしてさらに凄かったのが、絶望の表情である。愛娘に拒絶された時の表情は未だに目に焼き付いている。辛くて見返せないが。いつか安子と娘のるいが和解したら、見れるようになると思う。そう願いたい。
萌音ちゃんとの出会いはカムカムより少し前の出世作となった、ドラマ『恋はつづくよどこまでも』だった。実は友人がこのドラマの原作漫画を描かれた漫画家さんのファンで、友人から原作本を借りて読んでいて内容は知っていた。どんな風にドラマ化されたのだろうか?と思ってかいつまんで見ていた程度だった。その後の主演ドラマの『オーマイボス!恋は別冊で』は申し訳ない、見ていなかった。テレビ見ないもので。ただ毎回トレンド上位だな〜人気あるんだな〜という認識だけはあった。今度見てみます。
SNSで萌音ちゃんのファンの方にオススメ頂いた映画『舞妓はレディ』、まだ見れてない。まずはレンタルで見てみようとレンタル店行くたびいつもレンタル中で、遭遇できていない。サブスクでないかなぁ。
カムカムでも思ったが、萌音ちゃんは相手役の役者さんの魅力を引き出す天才では?と思っていた。その萌音ちゃんが相手役である。期待しかない。三浦くんの魅力を引き出してくれるに違いない。ワクワクしつつ、本番の3月13日を待った。ちなみにその前日にミュージカル刀剣乱舞の新作公演を観劇してきたばかりだった。千と千尋の神隠しの観劇当日はミュージカル刀剣乱舞の大千穐楽だった。こちらは配信を買ってあったので、安心して千と千尋に集中できる。配信はありがたい。千と千尋も配信あるといいのになぁと思う。

ここで一旦切って備考録②に続く。備考録②は一幕から幕間まで書く予定です。


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