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3/13  舞台「千と千尋の神隠し」備考録②

観劇したのは3/13。その日はローソンチケットの貸切の日だった。サイン入りプログラムはカスリもしなかった。残念!


その日の出演者はこの方々。
千尋:萌音ちゃん ハク:三浦くん(推し!)←うるさくてすいません😌

カオナシ:辻本さん リン/千尋の母:咲妃さん
ダンサーの辻本さんがカオナシの気持ち悪い動き(褒めてるよ)をどう表現するのか楽しみ。咲妃さんは会社の後輩のヅカオタから激推しされていたので、こちらも楽しみである。

釜爺:橋本さん
プロフェッショナルのナレの方!

湯婆婆/銭婆:朴さん
朴さんと言えば大好きな声優さんのお一人。『BLEACH』の日番谷くんや『鋼の錬金術師』のエドワードなど少年の声を当てているイメージが強いが、黒執事の主人公のシエルの叔母のマダム・レッド役など大人の女性の声も当ててるので是非オススメしたい。

ランドセルを背負ってすくっと立った萌音千尋。ちゃんと10歳の女の子だった!車で気だるそうにしている千尋、呑気にわけのわからない道に突き進む千尋の父、千尋を注意する少し冷たそうな千尋の母。この場面を観ただけで、この舞台の成功は約束された。どれを取っても何度も映画で見た光景。萌音ちゃんと賢也さんと咲妃さん!原作の映画の声帯飼ってる?🙄

そして問題の千尋の両親が豚になってしまう場面。音楽が来るぞ来るぞという感じを観客に与える。
私は観劇する時、いつも事前情報を全く入れず観劇に臨むタイプである。まさか豚のかぶりもので来るとは思わなかったよ。その発想はなかった。ああ、この舞台はそう行くのね。そのつもりで見てね。君たちの想像力がこの舞台の成功の鍵を握っている。いいかい、君たち。プリンシパルとアンサンブルとスタッフと観客は運命共同体だよ。ジョンにそう言われた気がした。考え過ぎか?🤔

ハクが全然出てこないぞと思ってたら、
「ここに来ては行けない!」
来たーーー!!!三浦ハク!!!声帯に入野自由くん飼ってんぞ???髭切では花江くん飼ってんな???と思ってたけど!すごいな???🙄
テンション高くてすいません。三浦ハク目当てでここまで来たからね。仕方ないなぁと温かい目で見ていただけると大変助かります😊
所作が綺麗過ぎて見惚れる。千尋の手を取って走り抜ける場面、三浦くんと萌音ちゃん、スピード感があって風を感じる。舞台慣れしている三浦くんと萌音ちゃんコンビだからこそ成せる技だ。それよりもだ。扉の動きのアンサンブルさんが職人すぎて脱帽。
上空を飛んで千尋を探している湯婆婆から守るハクの手の動きがピンと伸びていて、相変わらず所作が美しい。その後、これからどうするかを千尋に話して聞かせる時の口調と千尋を見つめる視線の優しさと言ったらないね!千尋、恋してしまうね!☺️
反対に湯婆婆を見つめる視線が絶対零度なんだな!?三浦くん、圧倒的美だから、絶対零度ではなく、氷点下だな?思わず笑いそうになってしまった。

「ハクはここにいるぞ!」
と言ってハクが中に戻ってしまった後の千尋の背中が頼りなさげで、萌音ちゃんうまいなぁと唸った。その後ハクに言われたことを健気に遂行しようとする千尋。健気で大変よろしい。健気な女の子を演じさせたら萌音ちゃんの右に出る子はいないのではないかと思うほど健気さが板についていた。全宇宙(?)の萌音ちゃんファンに羨ましがられる我が推し最高です😇
思わずカムカムの8話を思い出してしまった。見合いをするために最後に稔さんに会いに来た安子の姿に重なる。あのお話も健気だったなぁ。

釜爺!橋本さんも映画の菅原さんの声帯飼ってる!釜爺の6本の腕がまさかの人力とか、本当に全ての出演者が職人レベルじゃないと成り立たない舞台なんだなと実感。逆に観客にもそれを求められている気がする。精進せねば。
ススワタリを見つめる視線が映画の千尋そのもの。足元で動き回るススワタリから避けようとしている千尋の動きも秀逸。萌音ちゃん、たくさん映画見て研究したんだろうなぁ。観てるこっちは唸るしかない!

リン!また映画の声帯飼ってる!?千尋の母とリンを演じてる方が同一人物とは思えない。こいつはすごい。会社の後輩が激推しするだけある。ものすごく納得した。
そして遂に湯婆婆との対面の時。湯婆婆が魔法を使って千尋のTシャツを引っ張るシーン。萌音ちゃんの体幹に驚きを隠せない。すごい。動きが原作映画の千尋そのもの。千尋がそこに生きている。演じているだけじゃない。千尋としてそこに生きているのだ。
湯婆婆の朴さん、さすが声のプロフェッショナルだけあって、声が通る通る。坊をあやす姿にも吹き出しそうで大変だった。
湯婆婆と契約を交わした時に名前を奪われるあの有名なシーン、これもアナログの人の手でやるのね。CGを駆使しないところに好感を覚える。
その後ハクと対面するんだけど、正反対な態度のハクに戸惑う千尋。

「ハク様と呼べ」
はい、呼ばせていただきます!盛大なファンサいただきました!ありがとうございます!😇

そんな経緯がありつつ、おにぎりを食べるあの超有名なシーンに突入である。
「お食べ」
ハクの態度の変わりようとリンから湯婆婆の手先だと聞かされていた千尋の複雑な表情が再現されていて、これまた唸った。そしてこれまた超有名なおにぎりを食べながら号泣する千尋のシーン。一瞬でもらい泣きした。近隣の席の方、皆すすり泣いていた。知ってたけど、やっぱり萌音ちゃん、あなた天才!SNSで映画と舞台を検証されていた方いたけど、泣き方も原作映画そのものだったな!?どれだけ研究したんだろう?すごい以外の言葉が見つからない(語彙力崩壊)

一幕のクライマックスのオクサレ様を接待する千尋とリン。そしてお客さまだと思って引き入れてしまったカオナシ。重要なシーンを端折らないでちゃんとテンポ良く見せる構成の秀逸さ。これから起こる事態を分かっているのにも関わらず、ワクワクさせられるのはなぜだろう?
オクサレ様が河の神だった事実を知り、油屋メンバーで踊っているシーンの千尋が本当に楽しそうでほっこりした。

幕間、お隣に座ってたお姉さんが早速三浦くんのプロフを検索してた。よろしければ私がお教えしますよ?って思ったが、ただの気持ち悪い人になってしまうので我慢しておいた😊

備考録③に続く。いや~、萌音ちゃんすごい!推しの相手役演じてくれてありがとう。感謝しかない!

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