見出し画像

刀ステ 綺伝 備考録

先日刀ステを維伝以来生観劇してきました。今回は押し刀が二振もいるので、行かない選択肢は破って切り捨てました。当然感染対策ガチガチで行ってきました!

綺伝と言えば、やはり科白劇は語らなければ始まらないでしょう。二年前、本来の刀ステを上演することが叶わず、悔しかったはずです。それゆえに幕が開いた瞬間、やっと上演できるんだね!よかった!心の中でスタオベしてました。

カンパニーの皆さんには千秋楽まで無事に、健康第一で駆け抜けられるよう祈るばかりです。決して押し刀が二振いる贔屓目に言ってるんじゃないですからね!ちなみにネタバレには配慮しません。ネタバレされたくない方は回れ右してくださいね(*´◒`*)


ではここから下はネタバレしかありません。ご注意。
冒頭シーンの後の扇で踊る所、めっちゃ雅!さすが歌仙が座長なだけはある!


・殺陣と言えば刀ステ、刀ステと言えば殺陣

科白劇もそれはそれでよかったのですが、刀ステといえば殺陣、殺陣と言えば刀ステと言われるくらい激しい運動量が多い刀ステの殺陣なのではないかと思います。今回も歌仙ちゃんの敵を弾き飛ばす力押しの殺陣は健在。安心して見てられます😊
末満さんやスタッフさんから感じるわだっくまさんに対する信頼がチラチラと感じられてオタク、ニコニコしちゃった。歌仙ちゃんの真剣必殺、彫刻美かな?😇

個人的に亀甲の真剣必殺出たらどうしよう!🙄と意味もなくハラハラしていました。
獅子王の真剣必殺の殺陣で、鵺が自由に動き回っていた姿は微笑ましかったです。
個人的にはこてくんにステージをさせてあげてほしかった(無理だろ

科白劇から参加の男士たちの殺陣の進化に驚きました。あと歌仙ちゃんと長義くんが連携して殺陣をする場面、二振が推しであるワイは大歓喜でしたね!すでに明治座公演で連携がすごい取れてるのに、千秋楽どうなっちゃうんだろうね?千秋楽の歌仙ちゃんと長義くんの連携が楽しみです。


・山姥切長義の扱いに思う戯言

これは私の個人的意見なのでそう考える人もいるのか〜程度で見ていただけると大変助かります。
山姥切長義。歌仙兼定と同様に私の推し刀の一振りです。私、未だに慈伝で聚楽第が冒頭だけで終わってしまったこと納得できない派です。すいませんね、めんどくさくて。
慈伝での長義くんの扱いにも何だかな〜と思っています。仕方ないですよ、国広は初期刀で長義は後から来た刀。それはわかってます。理解してます。だから大般若さんが長義くんが同田貫とギスギスしていたとき、笑い飛ばしてくれたあのシーンにすごく救われました。ただ最後の鶯丸のセリフにはモヤッとしてしまったので、正直慈伝の円盤は一度も見ていません。
そんな経緯があったので、今回の綺伝の長義くんの扱いが微妙だったら刀ステは離脱するかも…と思いながら観劇してました。が…

杞憂でした!

末満さん、ありがとう!そしてごめんね!

維伝に出現した、時間遡行軍寄りの国広。維伝で遭遇した鶴丸は太刀筋から国広を疑っていましたが、長義くんの目は誤魔化せませんでしたね。

愛だな、愛!

「自分以外が写しを揶揄するのは許さん!そこに直れ!」
くらいの、ものすごく気迫があって良かった。本人には絶対に言わないけど、実力を認めているからこそ、まんばちゃんを騙った偽物が余計許せなかった。まんばちゃん、ちゃんと本歌に愛されてるからね。早く修行から帰って来い!!!😭
お前が帰って来るまでこの本丸は俺が守ってやる発言から見ると、長義くんもカンスト済ですね?殺陣もめちゃくちゃ進化してた。
まんばちゃんが刀ステの主人公とするならば、長義くんはもう一人の主人公の立ち位置なのかな???🤔
もしまんばちゃんが円環を彷徨っている三日月をどうしても助けたくて、道に迷った時、ぶん殴ってでも正気に戻してくれる存在が長義くんなのかな?と。流石に考えすぎか(^_^)
ただなぜ長義くんだけが分かったのだろうか?官兵衛にどこかで会ったことがあるかな?という聞き方をしていた。これも今後の伏線なのか?

頬を殴るシーンや自分が監査官だったことが本丸の仲間にバレてないと思ってるあたり、可愛くて最高だな!オタク、思わず泣いちゃったよ、可愛くて。古今さんのツッコミもお見事!

あと個人的に気になったポイントとして、官兵衛が名前について、「名前は何とでも呼べばいい」と言ったシーン、一人で勝手に戦慄してたんですが…
慈伝で長義くんに国広が同じこと言ってるんですよね。考えたくないですが、慈伝の国広は既に朧の国広にすり替わってたとかないよな?いやいや、まさか。考えすぎだ!と思いたい…


・細川忠興とガラシャの愛憎劇と愛刀の存在

忠興とガラシャ夫婦の愛憎劇、素晴らしかった!

「憎くて、愛おしい」

このセリフが細川忠興とガラシャの全てを物語っていました。いや〜名セリフです。私、忠興のセリフで未だに忘れないセリフがあるのですが…

「自慢の刀じゃ」 

と歌仙兼定を称するセリフと同率に並ぶくらいの名セリフでしたね。

ちゃんと目を見て、素直に語り合えばこの夫婦も違った結末を歩めたのかもしれないと思ってみたり。歌仙ちゃんが二人の間を行ったり来たりする二幕最初のシーンを見てそう思ってしまいました。この夫婦に足りなかったのは、圧倒的に会話なんだよな〜
本能寺の変が全てを変えてしまった。やるせない。

お互いを鬼と蛇と呼ぶ夫婦。観ている側の私はそのギスギス感にゾクゾクしていたのですが(すいません!)、ご本人たちは鬼と蛇と吐くたびお互いに傷を付け合っていたんだなぁ。不器用な方たちだったんだな。それもやるせない。というか、哀しい。

その二人に
「自慢の刀じゃ」
「よき刀ですね」
と言ってもらえた歌仙ちゃん。嬉しかっただろうな。歌仙ちゃんの代わりにワイが大号泣したわよ😭

そして何よりも科白劇でも思いましたが、七海さん!圧倒的な声量で、私後方の席だったのですが、声が澱みなくはっきりと聞こえました。素晴らしい!!!👏
子守唄を唄うシーンも圧倒されました。さすがだなぁと平伏しました。そしてたくさんのガラシャ様の女がまた再び生まれたと思います。本当にカッコいい女性でした。ガラシャ様を演じていただき、ありがとうございました!

・部隊長・歌仙兼定

義伝で顕現した時は大倶利伽羅に対していちいち突っかかっていたり、事あるごとにお小夜!お小夜!だった歌仙ちゃんが義伝→悲伝→慈伝→科白劇→綺伝とたくさんの出陣を経験し、思えば大きくなったものだとホロリ。ガラシャを斬る前の躊躇う当たり、忠興の物語を意識して演じているように感じました。何たって、歌仙兼定は細川忠興の自慢の刀ですから。わだっくまさん、お見事!
特に二幕が始まってすぐの、忠興とガラシャに寄り添いながら二人に話しかけているシーンは良かったなぁ。忠興とガラシャには聞こえてないけど、こういう所が付喪神らしさが出てて、とてもいいシーンだった。末満さんも付喪神を意識して演出したのかな?そうだったら嬉しい。

「愛する者の元に送ってやる」

歌仙ちゃんがガラシャを斬った後、倒れ込んで起き上がれず嗚咽している場面も良かった。そりゃ、泣きますよ。元主の愛した人を斬ったのだから。
地蔵に「立て!」というシーンも良かった。腫れ物に触るような感じではなく、手を貸すわけでもなく、自分の足で立つことを促す所が歌仙らしくて良かった。
古今さんに僕が考える優しさとは違うとサラリと言った所もよい。歌仙ちゃんと古今さんの優しさの種類が違うというのが明確に出ているとてもいいシーンだった。古今さんは手を差し伸べるけど、歌仙ちゃんは手を差し伸べない。自分の力で意思で立たせる。同じ細川の刀でも、スタンスが違う。対比が面白い。

ただ同じ特命調査でも、むっちゃんには小烏丸や鶴丸などじじい刀(おっと失礼)を付けているのに、歌仙ちゃんにはなぜ付けてくれなかったのかな?🤔そこにも末満さんからのわだっくまさんに対する絶対的な信頼感を感じる。

最後に修行に出るとは思わなかった。忠興とガラシャを見送り、何か考えることがあったのかな。そして帰ってきて極の姿をお披露目してくれたのは泣けた😭今後の歌仙ちゃんは極の姿で出陣すると理解してよろしいか?

悲伝の時の光忠の様子がおかしいことに気付きながらもどうやって聞き出せばいいか思案していて、結局分からなくて大般若さんに先を越されて挙動不審になっている歌仙ちゃんも見たいので、成長するのも少しずつでお願いしたい所存。

・黒田官兵衛は侮れないっすわ

まず、何を考えてるのか分からん!演じているご本人様も分からないのに、私らが分かるわけないのである。末満さんの頭の中を見せてもらうしかないだろう、というところまで来ている。謎がまた増えた。
信長公、だと?だが私はこの出てきた信長公も国広同様、朧ではないかと疑っている。ラスボスではない。ラスボスは案外目の前にいるのかもしれない。
三日月を円環から助けると言っても、本心かどうか怪しいところである。まだ何かをやらかしそうで、色んな意味でゾクゾクするな。


歌仙ちゃん
待ちに待った部隊長、二年待たされましたが待った甲斐がありました。まさか極の姿までお目に掛かれるとは思わず、感無量です。次回目指すのは近侍ですね。楽しみにしています!


長義くん
長義くんの高慢さがよく出ていて、安心安全な梅津くんの長義くんでした。偽物のまんばちゃんに激高した所、すごく良かった!伯仲推しは灰になるよ、あれは。まんばちゃんが帰るまで、ステ本丸をよろしく!


青江
亀甲と違った意味で意気投合している所が最高でした。ボロボロの忠興と再会した歌仙を心配しているよと言ってみたり、本当は心配なんかしてないよ。君には必要ないものだから、と言ってみたり。青江は飄々としていて言動が掴めないキャラだけど、それを演じているのが若干22歳の子だというのが一番の驚きでしたわ🙄


亀甲
科白劇でもそうだたけど、長義くんとのコンビはバランスが取れてていいね!真剣必殺の場面は色んな意味でヒヤヒヤさせられました(^_^)


獅子王
圧倒的光属性でしたね!小烏丸の真似、仕草から言い回しからそっくりで笑わせてもらいました。真剣必殺の時、鵺と連携抜群でした!


こてぎりくん
こちらも光属性でしたね!ボロボロの忠興と遭遇して歌仙ちゃんのことを一番に案じるこてぎりくん優しいなぁ😭足技を軽妙に使った殺陣がスピード感あって、かっこよかった!ステ本丸にも江の仲間が増えるといいね!


古今さん
おみ足が美しい!そして古今さんの優しさは時に地蔵くんを苦しめてしまうのではないかな。歌仙ちゃんが僕の優しさと種類が違うと言ったのは、そう言いたかったのではないかな?と勘ぐってみました。


地蔵くん
ガラシャ様に近付きすぎたゆえに抜け出せなくなってしまった哀しい存在。歌仙ちゃんに立てと言われて最後の方でゆるゆる立ち上がる様を見て、もう大丈夫だと思いました。きっとガラシャ様も安心したはず。


今後の刀ステがどうなるのか、微塵も検討つきません。末満さん、ホント頭の中見せてくれ。本当に大円団になるのか謎。ただ歌仙ちゃんと長義くんの共闘が観れたことに関しては心から感謝したい所存です。推し二振りの共闘はヤバいって!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?