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この胸の中だけ



"ゆうべ突然
 懐かしい気持ちになって
 小学校の校庭に忍び込んだ

 あの頃あんなに大きく見えてた鉄棒が
 いま見てもやっぱり大きかった

 今の子ってみんな発育がいいのか?
 それとも自分が伸びてないのか?
 もちろん両方だ分かってるんだぜ
 夜空を見上げて少し笑った"


フラワーカンパニーズ
 [この胸の中だけ]



 

この曲を聴くと最近読んだ
ある漫画を思い出す。

仲曽良ハミ:著
[しなのんちのいくる]



若い人が読んでも勿論面白いけど
現在40代50代の人には堪らないと思う。


痛快なユーモアとセンチメンタリズムで
誰もが通り過ぎた小学生時代へ
一瞬でタイムスリップできる。

ヤンチャな悪ガキなのに
優しい心を持っている主人公"いくる"や
周りの登場人物すべてが愛おしい。


おバカな日常の中に
時おりブッ込まれるノスタルジーな回は
油断してると落涙しそうになる。


先日うちのカミさんが
昼寝をしようとしたら
近くの小学校から下校する児童たちが
なぜか[東京音頭]を大合唱し始めて
ツボに入り寝れなかったそうだ。


この本には
そんかおバカで元気な児童が
たくさん登場する。

フラカンの歌と同じように
夕焼けみたいな優しさに包まれる。

あまりに良すぎて
LINEスタンプまで買ってしまった。



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