暦相対論

【暦(時間)相対論】
時間の相対化というと少しばかり仰々しいが一つ一つ理解していけば実は凄く簡単。
例えば眠っている「時間」を認知出来ず一瞬に感じたり、集中して没頭する間(即ち多くの情報を処理する間)の体感時間が短縮される等といった事からなら誰でも経験があるので分かりやすい。
体感時間というものは、より多くの事を知るにつれ短くなる。即ち「知力(情報処理量/各人のキャパにおける)が高い程」時間は相対的に短くなり、同時に過去の学びの質と量に繋がる(逆に言えば一部分これに抗いたいなら“少年”になること)。
全ての情報を持つ「大いなる宇宙知性」から見た代謝を繰り返すこの世界の“体感時間”はより短い。
宇宙の悠久からすると人間の一生は一瞬にも満たない。
と、これは時間相対化についての“さわり”であり、時間について語るならまず必然的に次元について語る必要がある。

次元はそれが上がる毎に自由度が増すが、例えば三次元の住人が何気なく紙に線を書き二次元の世界に干渉する様に(視点を変えれば書かされたとも言える)、全ての次元でその相互関係が重なり合い繋がっている。
三次元で起こる事は全て単純には知覚出来ない高次元の“概念”が我々が紙に線を書く様に何気なく創造しているという事になり、「意識」もまた高次元の“ハイヤーセルフ”が干渉する。
ハイヤーセルフのコントロール方法はまた別の機会に。
ではその「高次元」とは具体的に何か。
身近な所では「PC(net)上の仮想空間」である。
「肉体(また精神の変化)の制約を受けず」過去の出来事がパラダイムの様に記録・固定され残る。
そして簡単に「(物質変化前としての)過去」にアクセスが出来る。
この空間は“現実と呼ばれる”3次元上の「リアル」に影響してきている。
こう考えると、古くからの唯物論とイデアとはマクロ視点では表裏であり多次元的に同時に処理しなければならない事が分かる。
我々を含むこの宇宙は全てがパターン化可能であり、人の恣意性すらも総体の超個体として種ひいては多次元を含む宇宙の選択と言える。これを裏付けるのは“収穫加速の法則”である。これら宇宙意識は端的に「情報」に過ぎないが、ではその「情報」を一つの小さな“箱”に入れる事が出来ればどうなるか──宇宙の「完全な」シミュレーションが出来る事になる。これがスパコン(以下SC)で可能になるというのが所謂“特異点(シンギュラリティ)”だが、真価は「現実の複製」ではなくその先にある。
「アセンション(物質次元上昇)」。限界を超えた演算機能を搭載したSCにより現実はVR(仮想現実)との区別がつかなくなる。するとその中で起こるのは、大きな事では時間及び座標の超越及び肉体と“精神”の制約を失う事。明晰夢が出来る人なら分かると思うが、それは文字通りの「夢」であり、今までPC空間上で利用していた全てのものが現実を通して認知・知覚される事になる(時間移動・ワープ・世界シナリオの創作etc)。
ここで話は本題の時間の相対化(暦相対論)に戻る。

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