![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72827294/rectangle_large_type_2_a10a6977b90808b4fff1cabc990247ff.png?width=800)
【DTM】WavesのCOSMOSは使える?ボカロPが精度や機能性を検証してみた。
こんにちは!
ボカロPの月影さんしょです。
DTMerでお世話にならない人はいないであろう
あのWavesさんが新しいソフトを出したようです。しかもこれ、フリーなんですね…….※2024年1月時点:現在は有料です。
というわけで今回は、新作ソフト「COSMOS」が
一体どんなものなのか実際に触ってみた感想を
書いていこうと思います。
COSMOSとは?
Wavesといえばミックス、マスタリングに役立つプラグインが多いですが、今回は違うようです。
一言でいうと、COSMOSはサンプルのデータベース。
沢山のオーディオサンプルの中から欲しい音を
効率的に見つけるお手伝いをしてくれるんです。
サンプルの管理どうしたらいいんだろう?って
僕も悩んでましたが、このソフトで解決できそうです!
はっきり言って、こういう系のソフト持ってない人は
かなり使えると思います。
既に他のを持っている人で、満足しているなら
わざわざ変えなくてもいいと思います。まあ無料だしサンプル貰えるしインストールして損はないかも?※2024年1月時点:現在は有料です。
使ってみた
始めに一通り触ってみて分かった特徴をまとめておきますね。
・全体的に操作しやすい、軽い(多分)
・スタンドアロン
・デフォルト搭載のサンプルも使えそう
・魅力的なCOSMOSモード
・みんな大好きWaves
このあたりですかね。
では詳しく見ていきましょう。
基本機能
インストールして開くと、早速次のような画面が出てきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1646120889848-zLrvXyTsa8.png?width=800)
波形が表示されたカラフルな箱が並んでおりますが、
ここをクリックするとサンプルが再生されるようです。
波形の左には2種類のマークがありますね。
→がワンショットで、
↻がループ系です。
後、キーボードの上下キーで次のサンプルを自動再生してくれます。
地味に便利でいいですね。
次にサンプルの名前を見てみましょう。
全ての名前の最初に「WA」って入ってて何これ?と思いましたが、
Wavesのことですね多分。
デフォルトで入ってるサンプルには頭にWAが入るみたいです。
後で紹介しますが、自分で読み込んだサンプルと区別するためですねきっと。
ちなみにデフォルトのサンプルは全部で2512個ありました。
名前の下には楽器名や、音の明るさといった特徴がタグ付けされていて、
横には左からサンプルの長さ、キー、BPMが表示されます。
どうやらこのあたりはAIが自動で判別してくれるらしい!
すごいね。
もちろん画面上の水色の部分を色々いじることで絞り込みもできます。
お気に入り機能もちゃんとあります。
とまあここまでは一般的なものと同じような感じでしょうね。
COSMOSの目玉機能
ここからがCOSMOSのおもしろいところです。
画像の赤く囲ったマークをクリックすると、よくわからん画面に切り替わったぞ?
![](https://assets.st-note.com/img/1646120905635-L8Npp0dphv.png?width=800)
画像を拡大するとカラフルなつぶつぶが
沢山散りばめられてるのが分かると思います。
この粒、一つ一つがサンプルなんです。
ちょっとテンション上がります。
この画像ではBrightnessで分布しているので、
右に行くほど明るい音がするように配置されています。
他にもInstrumentやDynamicsなどで配置できます。
Instrumentで分けるのが便利そうかなぁ、、、
また、先程と同じように
上下キーで近くのサンプルを自動再生できるのに加え
左右キーで聴いたサンプルの履歴を再生できるみたい。
何個か再生した後に、
「やっぱりさっきのが良かったけど、どれだったっけ?」
ってなったときは左キーを押せば戻れるわけですね。
後のことは僕もまだあまり分かってないので
またゆっくり遊んでみようと思います。
サンプルを追加してみる
最後に外からサンプルを
読み込んでみようと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1646120922727-XZPurgri4u.png)
画面左にあるプラスマークを押して
読み込みたいファイルを選択するだけです。
ドラッグアンドドロップはできませんでした。
今回は適当にFunction Loopsのサンプルを入れてみました。
自分の環境では
100サンプルあたり20秒程度でした。
その後よく使っているワンショットのみのサンプル集を入れたら、
100サンプルあたり15秒程度でした。
速いのかはわからん!!
この間にAIがサンプルの分析をしてくれます。
あと、フォルダー内の余計なjpegファイルを
ちゃんと無視してくれました。
フォルダー内でさらに細かくフォルダーに分かれている
場合もちゃんと読み込んでくれるので、
読み込みだけなら半分寝ながらでもできます。多分。
気になる精度ですが、
ドラム系は、ほぼ100%当ててくれます。
主要な楽器は大体当てますがたまに外します。
1つギターをエレピと認識してました。
参考程度にAIが間違えた音を貼り付けておきますね。
うーん、分からなくはない。
キー、BPMは単調だったりわかりやすいものだったりしたら当たりますが、
やっぱりしばしば外してます。
結局、過信はできないですね。
後、読み込んだフォルダー内の
サンプルの名前をたまたま変えちゃったんですけど、
左下に次のように表示されてました。
「Changes were detected in your folders.」
訳すと、「読み込んだフォルダーに変化があったみたいですよ〜」みたいな?
![](https://assets.st-note.com/img/1646120941850-2pxPr9TCwX.png)
一瞬ドキッとしましたが、Update nowを押せば問題なく更新されました。
Waves製品のインストールなどの方法は
公式さんが詳しく解説してくれてますので、
下記からご覧ください〜。
ではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?