12/19ーお散歩日記2ー

晴れ、何という晴れだ、秋…いや冬晴れ。

秋晴れという言葉の響きというか、纏っている雰囲気が好きでよく使っていたんだけれども。

冬晴れ..んー。
なんか響きが日の丸な感じしません?おめでたい感じ。お酒でパーっとな感じ。
冬晴れ。

違うのですよ、今日は冬ですけれども、秋晴れという言葉のあの感じの晴れだったのですよ。

雲ひとつない、透き通った水色の空。そんな今日も休日だなんて!
とってもむふふです。

家を出てまっすぐ道を進んでいくと大きな国道があって、そこを渡る横断歩道をいつもならずんずん歩いていくんですが。今日はなんとなく別の道を。

その横断歩道から私の家に向かっていく方を向くと、道が枝分かれしてまして。右側がマイハウス方面。左側は通ったことがなく、今日はそっちにするするうっと吸い込まれていきまして。

景色はというと、マイハウス方面とさほど変わりはなく、「風情」と「古びた」の間ぐらいの住宅街。

ここにコインランドリーがあるんだ。
おおお何年も前からあるような本屋さん..のような文房具屋さんのような。

「坂道!」
と心の声。口角の上がったひとりごと。

下り坂だ。帰りは上り坂。

体調を崩して、お散歩以外は家にいるばっかりのこの数日間。負荷がかかって少し息が上がるのが、うれしい、だなんてね。
生きてる心地がするからかしら。

歩くスピードが上がり、ニヤける。

下り坂の先にあったのは、うわっ!なこと。
ウキウキする発見。

そこにあったのは、



「紅葉中学校」



なんて、


なんて、


なんてなんて素敵なお名前。
校門の前には、公務員さんらしき人が竹ほうきで落ち葉を集めている。
「紅葉中学校」のまえで。ふふふ。

近くで道路工事をしているようで、そこには交通誘導員のおじちゃんもいて、
「おはようございます。土日明けはすごいね(落ち葉が)。」
と。

「ねえ。」
と笑う公務員のおじちゃん。


部屋に帰ってこれを書いているのだけれど、窓から差し込む太陽の光で右腕が熱いぞ、くらいな晴れ模様の月曜日です。
秋晴れのような冬晴れ!



***


その大きな国道は私の故郷、新潟にまで繋がっているので、ちょいと心が弱っているときにその国道を見ると、

「このまま進んで行けば帰れるのになああ、遠いよおおお。」

なんて、思っちゃったりもします。


冬のツンとした風と晴れの日の太陽の暖かさのなんと相性のいいことか。


今日は弱ってはいなかったけど、ふわっと、帰りたいなあ、って。


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