活字中毒者として生きる[31~40]
「本好きへの100の質問」に答える第4回目。
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31. 無人島に一冊だけ本を持っていけるとしたら、何を選びますか。湊かなえ『告白』
「無人島に1冊だけ」ということであるならば、なるべく長い間楽しめるものがいいはずだ。
何回でも読み返せる、その度に怒涛の迫力が迫ってくる、読了後もじんわりと胸に何かがつっかえる。そんな全ての余韻という余韻を引き受けた作品だと思っている。
けれど作者は意外と放任主義(と表現して良いものか)で、それぞれの登場