「栄」呼びの回数と割合

設楽さんは「栄」と言いすぎではないか問題。
実際何回言ってるんだろう?気になる〜!と夜中のテンションのまま出来心で数え始めてしまいました…
途中気が遠くなって後悔したものの、何とか完遂。

栄さんに直接呼び掛ける以外、例えば他者に栄さんのことを話すときの「栄」もカウントしています。
なお、正の字を書いて数えるという超アナログ手段を使ったので、数え間違いはあるかと…誤差の範囲と思ってお許しください。

◆各作品の「栄」呼びの回数
ふさいで………………82回 ※ゆるして(設楽独白)込み
ひらいて………………34回
横顔と虹彩……………13回
うたかた花火…………12回
fill me up………………3回 ※設楽独白
A cloud in the far distance…3回
あまえて…………….…3回
とどまって……….……2回
かくして………..…..…2回
They know It's Christmas…2回
呼ばない理由…………2回
シグナレス……….……2回
Do they know it's Christmas?…1回
くるとしゆくとし..…1回
水のしずく...…………1回

計163回

※「誘惑してくれ」収録のその他作品、「ひだまりをあげる」「マチネのぼうけん」「This Night」は0回
※「とざして」は未読のため含まず

以上のような結果になりました!
私達は、設楽さんの発する163回の「栄」を浴びせられているようです。

でも、これだけでは多いのかどうなのかよく分からず。
そこで、その他の栄さんを指す言葉(お前、相馬etc)も数えた上での「栄」率を出してみようと思います。

まず、その他の呼称と回数は以下の通り。

◆全作品中の「栄」以外の呼称・回数
お前…………92回
相馬…………16回
相馬栄………5回
相馬P ………4回
あいつ……….3回
相馬栄くん…3回
君………………1回
先生……………1回

計125回         ※「とざして」除く

「お前」が多い印象でしたが、「栄」163回にかなり差をつけられているんですね。
ちなみに「君」と「先生」は一度きり。

「で、次は君ね、ちょっと話聞かせて」(ふさいでp12)
「よろしくお願いします、先生」(ふさいでp37)

どちらも「ふさいで」序盤。初期にこんな会話してたなと思うと楽しくなります!(私が)

そして、肝心の「栄」率はというと…

◆各作品の「栄」率
Do they know it's Christmas?…100%
水のしずく……………………………100%
うたかた花火……………………80%
横顔と虹彩……………………………76.4%
fill me up ……………………………75%
ひらいて…………………………70.8%
かくして………………………………66.6%
They know It's Christmas……66.6%
呼ばない理由……………………….66.6%
シグナレス…………………………..66.6%
あまえて………………………………60%
くるとしゆくとし………………….50%
ふさいで………………………………49.3%
A cloud in the far distance …33.3%
とどまって……………………………28.5%
ひだまりをあげる…………………..0%

163(栄)+125(その他呼称)=288
163÷288=0.565…
   計「栄」率→56.5%

※「誘惑してくれ」収録のその他作品、「マチネのぼうけん」「This Night」は「栄」とその他呼称いずれも0回のため含まず
※「とざして」は未読のため含まず

こんな感じになります。計算合っていますように…

合計の「栄」率は56.5%。「ひだまりをあげる」で「栄」0回に対し「お前」が1回だったため、割合は少し下がっています。
とはいえ、栄さんのことを呼んだり話題にするとき、半分以上の確率で「栄」と言っているんですね!

少し補足を。「Do they know it's Christmas?」「水のしずく」はいずれも「栄」呼びは一度だけですが、その他の呼称が0回なので100%になっています。
「横顔と虹彩」は栄さんと設楽さんが会話をするシーンが少ないため、「お前」呼びがなかったのが高率の理由かと(会話してないのに話題に出しすぎ…)。設楽さん独白の「fill me up」も同様です。

それらを除くと「うたかた花火」「ひらいて」が高率ということに。やはりいたしているシーンで「栄」と呼び掛けてる回数が多いからでしょうか…もちろん平時もかなり「栄」と言ってますが。

意外と低く感じるのが「ふさいで」。82回も「栄」と呼んでいますが、そういえば当初は「相馬」でした。そう考えると納得です。


以上、あの初夏の真昼に歴史が始まった「栄」呼びについてでした! 本当にただ数えてみただけ…
国江田さんが「計」と言われる回数と比較したりすると面白いのかも、と思いましたが私にはこれが限界でした…国江田さん愛あふれる方、ぜひお願いします!

〈使用・引用文献〉
一穂ミチ「横顔と虹彩」(新書館、2017年2月)
一穂ミチ「ふさいで」(新書館、2018年12月)
一穂ミチ「とどまって」(新書館「ふさいで」購入特典書き下ろしペーパー、2018年12月)
一穂ミチ「かくして」(新書館「ふさいで」アニメイトオリジナル特典、2018年12月)
一穂ミチ「fill me up」(noteこばなし、2018年12月12日)
一穂ミチ「They know It's Christmas」(noteこばなし、2018年12月24日)
一穂ミチ「誘惑してくれ」(MICHI HOUSE、2018年12月)
一穂ミチ「くるとしゆくとし」(noteこばなし、2019年1月1日)
一穂ミチ「ひだまりをあげる」(noteこばなし、2019年2月22日)
一穂ミチ「not made of Sugar」(MICHI HOUSE、2019年4月)
一穂ミチ「not made of Liquor」(MICHI HOUSE、2019年8月)
一穂ミチ「シグナレス」(MICHI HOUSE、2019年8月)
一穂ミチ「This Night」(noteこばなし、2019年12月24日)
一穂ミチ「ひらいて」(新書館、小説Dear+フユ号Vol.76、2020年1月)
一穂ミチ「あまえて」(新書館、小説Dear+フユ号フリーペーパー、2020年3月)

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