「つないで」感想①
1冊読了するのに4時間半かかりました。半年以上、あれだけひらいてループしてきたのに4時間半…至る所で泣いたからですね…
9割方初読時の文章なので、テンションがおかしい上に大したことは言ってませんが、記念に残しておきます。
「ひらいて 」は割愛したものの、以下恐ろしく長いので先に一言。
栄さんが、元気に楽しそうに仕事をしてる、それだけで嬉しくて幸せです！！
◆「つないで」
・傘と星！星をとってる？栄さんが？なんてミステリー…いやメルヘン
・人事通達と同じ匂いを感じる1ページ目。あとで戻って見返さなきゃいけない匂いがぷんぷん
・寝起きスタートではなく寝落ちスタート。今までは設楽さんが栄さんを何かしらの意味で目覚めさせてたから、寝起きで始まってるのかと考えると…起こすのはもう終わり、ひらかれた栄さんの毎日が始まってるということかな？
・設楽さんと栄さんが仕事で遠出するという夢がかなってすでに感動…P2人が抜けるのはあり得ないと諦めてたので…
・栄さんって「これが食べたい」という感覚を持っているのだろうか…？リクエストがあるならぜひ聞いてみたいものです。にしてもお好み焼き1人前食べられなさそうだよね…かわいい。新大阪通過してお好み焼きだから行き先広島か、広島行かなきゃ！
・設楽さんの出向先リストに広島追加(メモ)
・選択権与えない設楽さん。取りつく島がない感じがまた…替え玉物色はだいぶ本気だったのでは。記者時代から人前に出るの嫌ってるけど、ゴーゴーの時も全力で回避してたんだろうな…でももしも逃げきれず露出したことがあるならその映像が見たい。でもそんなの流れたらお茶の間が大変
・突然の新キャラ！栄さんが一瞬いた古巣のコンテンツ事業部。ということは栄さんが抜けた代わりの人材？
・栄さんのVがさすがの評判で泣く
・にこやかに応対しながら汎用性の高い返しをする設楽さん好き。そして最後まで基くんと口を聞かない安定さよ…こういうところで設楽さんに甘えてると思うし甘やかしてるとも思う。甘々！
・仕事してる二人の会話がかっこよくて好きすぎる。仕事の意見、さじ加減の味覚が同じなしたさか、最高ですね。ところで祭りもいいけど、花火Vを見た感想を第三者の方から教えてほしい。もちろん設楽さんが教えてくれるのでもありです
・ギャラは身体！！職場で無邪気に言っちゃう、そういうとこ…🤦♀️ 人がいないからご機嫌なの？かわいい…萎えるとか言いながら嬉しそうで何より。幸福を享受中だもんね
・安いチェーン居酒屋、設楽さんが栄さんを連れて行くことはなさそうなので貴重な気がする。
庶民的な店の照明を幻想的に捉えてるのが栄さんらしい。どこか実家の映画館の映写機の光とほこりのシーンを思い出すような…何気ない風景の美しい瞬間を切り取っていて、栄さんのVにはこんな場面が散りばめられてるだろうなと
・煙に巻かなかったのに嫉妬してる？覚えたての感情、どんどん見せてくれたらとても嬉しい…
・ようやく喋った！と思ったら、ここまで好戦的な言葉は久々では。ひらいてではスタッフに対する態度も丸くなってたから…とげとげの栄さん、横顔初登場時みたいで懐かしくて涙出てくる
・手首引くの、萌える、、いや別に萌える場面ではないけども。ふさいでラストの写真見てるところとか、ひらいてのエレベーターとか、手を取ってくるのに毎度やられるんです…
・…また動けなくなるまでいたしたんですね？！つないで表紙を見てしまったから、あんなに薄っぺらい身体をよくも…と思わずにはいられない(モンペ)
・栄さんが設楽さんに興味を持って入社動機聞いてくれてる？！ついにそんな変化が見られるなんて… 栄さんが変わったというより、二人の関係が進んでいってることを示す変化かなと思う。
比較ですかそうですか、本当かどうか知らないけど設楽さんぽいかな。「栄は？」って聞いててあれ？言ってなかったっけ？と思ったけど、選考が早いから〜とか全部栄さんの心の声だった。聞いてないのはお互い様… 栄さんに会えたから旭テレビに入ってよかったんだよね、うん、知ってた！
・横に並ぶの超かっこいい！基くん目線で後ろ姿を拝みたい！そこ代わってください…あーでもまぶしすぎて見れない…！(うるさい) 横並び描写って今までほぼないんじゃ？設楽さんが導いてたり、栄さんが一人ですたすた歩いてくイメージが強い。ところで、ifで講演会にご出演したCPもちょっと見たかった
・日本全国左遷の旅、こういうバラエティ色強めのワードが栄さんから出るのがゴーゴーを感じて嬉しい。少数の熱烈支持層がいるの、栄さんと同じじゃん。一定のベクトルで似た者同士なんだよな〜 在京お留守番メンバー版もいつかお待ちしてます！社長にも普通にタメ語。麻生さんや三芳さんへの(一瞬の)敬語、やはりめちゃくちゃ貴重だったのかも
・基くんを怯ませる性格悪い設楽さん好き。栄さんも悪い設楽さんが好きみたいだけど、子守りしてる余裕がある時だったら多少フォローしてくれたんだろうか… 国江田さんを心配してたみたいに、設楽さん呼びつけてこっそり「言いすぎだ」的なこと言ってくれたかも、と相馬栄に夢を見てしまう
・不本意じゃない、嫌じゃない、嫌いじゃない、悪くない、といった感情表現シリーズ、栄さんだなあと思う
・さらっとしか描かれてない、ふさいでの台風の時はどんな感じだったのかな。高知での中継Dの敏腕ぶり、設楽さんが任せたオーバーワークが気になる。この世でいちばん厳しい男のえげつなさを知ってドン引きしたい。にしても、設楽さんにさくっと指示出す栄さんがかっこよすぎてもう…好き。かっこいい
・作り手の呼吸が一致する現場、ザ・ニュースはそれが組み立てられてるってことかな。したさかに目が眩んでるため、栄さんに楽しく仕事をさせるために「設楽がつくってきた設楽の番組」だと思ってしまってる自分がいる…
・オンエアが目的にならないこと。視聴者を向くこと。ひらいての後のこの言葉の説得力がすごい。余裕がないと枠を埋めることが目的にすり替わってしまいがちだけど、何のために情報を届けるのかは絶対に忘れちゃいけないと自戒。そして二人とも同じことを考えてるという信頼の強さに泣く…いつだって栄さんの理解者
・設楽さんと話すと自分の考えがまとまる、今までもそうだったんだろうな。栄さんの意図を正確に汲み取ってくれるから
・栄さんと喧嘩する人が新鮮すぎて。竜起くんに理不尽に突然キレた時並みの口の悪さを引き出してくれた基くん、ありがとう！なっちゃんがここにいたらどう思ったんだろう。相馬さんになんて口の聞き方！と怒るか、キレてる相馬さんに震えるか。まあまあと取りなすまではいかないような
・喫煙所での内緒話…仲良し…一本の煙草を分け合うんですか？しかも栄さんから？？衝撃のあまり目を疑った…こんな自然にいちゃいちゃするしたさかが見られる日が来るなんて… 情報がふさいでで止まってた頃の自分に教えてあげたい。そのまま突き進んで！素晴らしい未来が待ってるから！…言われるまでもなく突き進んだから別にいいのか
・神頼み、するのか設楽さん。信心あるわけないと思われてるけど、禁酒したり禁煙したりも、他にもうやれる手がないって思いからだったのかも
・腹立たしくてキスするとか、ほんと情緒不安定…いやもう序盤から糖分過剰摂取で死にそうなんですが…でもキスしながらも仕事というか人災のこと考えてて、栄さんの思考回路的にはキスしてるからこそ尚更考えるのかもしれない
・停電のくだり。「栄も、意味を呑み込む〜停電するということは」が映画見てるみたいで震えた。いつものことだけどそれを上回って情景が脳内に浮かんでくるというか。文章がうますぎる…
・謎の1ページ目回収。無知な私のような読者の代わりに質問してくれる基くんがありがたい… 相変わらず即断即決の設楽さん。適材適所だと理解しつつ悔しく思われてるの聞いたら喜びそう。失望される日は来ないと思うよ…
・「俺には相馬栄がついてるからね」
この11年間はそうじゃなくて、いなくて乗り切ってきたけど、いてくれたらと思うことが何度あったことか、ってこれ栄さん→奥さまですでにあったやつ…奥さまはいなくて、でも今は二人一緒… (涙のため一時停止)
・「ちゃんと聞こえてる。どこもふさがれてはいない、目覚めたらまた走り出せる」。あんなにふさがれたがってた栄さんが、ひらかれるのを恐れていた栄さんが…
ここだけでもやばかったのに「俺には設楽宗介がついてる」って…… いや〜クライマックスかと思った。大号泣。こんなに泣く？ってくらい泣きました。
寝落ちスタートでも思ったけど、今は設楽さんがついているから、一人でも目覚めることができて再び走れるんだろうな。おやつ本のしがみつくのは最後の最後の手段、ひらいての「踏みつけにしていい」を経て、お互いに自分には相手がついていると思うようになるなんて… 離れていた11年間、一人で走った、ちゃんと走れたという事実が、お互いの自信になってる部分もあるような気がする
・ホームレス…ティム・サットン…うっ…(前段階から涙腺が変調をきたし)
・後ろついてくる基くんのなっちゃん味よ。まーたクセの強いファンを生み出したな、栄さんは。なっちゃんならもちろんおごってもらったポカリは飲まずに永久保存ですね
・戻ってきた設楽さんはきっといつも通りの顔だったんだろうな。管理職の皆さんは険しいけど
・人払いする設楽さんの手法が鮮やか。さすが。リモートワークできることが分かったということは、これからもP二人で出張の可能性が…？通常の出張もぜひ！
・基くんのメモが第三者的に栄さんを捉えてて嬉しい。そして栄さんの言い分がやはり謎。「おう」がまともな挨拶の人だから許してあげて、基くん… でも「よしてめえだな」とかもう仲良しだから大丈夫か、よかった！
・SNS絡みの話、いつかやるかな〜と思ってたから嬉しい。情報の蛇口の開け閉めって表現好き
・設楽さんが栄さんに腹立つ時は心配してるときかな。詳しく説明しないの、おやつ本の「ちょっとね」を思い出す
・傘ってそうか、アンテナ、なるほど。だからつないでか〜…さすがすぎる。当時を知らなくても、伝える重み、取捨選択する悩みを設楽さんも栄さんも分かってるのがたまらない
・お目覚めでございますか、光栄でございます、的なふざけ半分のご丁寧な口調になぜかにこにこしてしまう。
からの「このお兄さん」。新たな呼称が出てしまった… 二人の悪い大人オーラも含めて最高。シートベルトのVの時代から、絶対引かないんだもんね
・回線がぶっ壊れてる栄さん大好き。同じくおかしい設楽さんも大好き。
設楽さんは自分探しをし続けてる人なのか…ってちょっと待って、肩にぐりぐりしてる？！楽しそうに笑いながら？！ 目を疑ったパート2。素晴らしすぎる
・腹立つときも聞いてくれるんだ、ほんと栄さんが設楽さんに色々聞いてくれてとてつもなく嬉しい。まあ想像通りだったけど。顎つつくんですか、そうですか。かわ
・光が白い。表紙のタイトルデザイン！ きょうという新しい世界、を思い出す。やっぱり私はしたさかに光のイメージがあって…
時間は巻き戻らず進んでいく、後悔があってもそれは絶望じゃなく何度も光差す朝が来る、だから今の幸せがある、そんな意味が込められているような。さっきの「目覚めたらまた走り出せる」も、夢から覚めた現実の希望を表しているなと
・嘘を嫌って、その後本当を拒んで、嘘に救われて、嘘と本当に向き合って…そうして嘘が分かったのは設楽さんと関わったからだと思ってまして…設楽さんが言った「ただの本当」が栄さんの中に刻まれたのだと思うと感慨深い。
ひらいてで向き合った嘘が、この笑顔につながってるんですね…こんな屈託ない笑顔を浴びて、基くんは無事か？栄さんが楽しそうで本当に嬉しくて嬉しくて嬉しくて…(エンドレス)
・家も街もいつかは消えてなくなっていく。ひらいてで飛行機で思ってたことをまた空から。撮らなきゃ忘れられていく。自分が何を伝えたいかじゃなく、映像に残ったものから何を感じとるかは見る人に託す、そういう栄さんの姿勢がいいなと思う。
何回も話題になるのに未だ撮っていない熱海のVは、未来が続いていくことの象徴な気がしてきた。見たいけど、まだ先があると思えるからこれでいいのかも
・「何にも妨げられず、見えないものをまっすぐにつないで」
見えないものは今はいらないって言った、行き止まりを残念がっているようだった設楽さんに、そんな光景が見せてあげられますように
・嬉しい、そんな素直な喜びの感情初めて見た気がする。嬉しいと言い切るなんて！設楽さんに見せるんだもんね、すごいなって言ってほしいよね
・情報の蛇口ひねる快感、スクープも興味なくて自分じゃ別に快感とか感じてないくせに、ドローン撮影者の気持ちを見抜く相馬栄が空恐ろしい。こわ。麻生さんのこと言えないって
・したさかが！ハモった！！よかったね、いつかの自分…色々願いが叶いすぎて多幸感がひどい
・新幹線に先に乗せる設楽さんかっこよ…牽制してる〜！分かりやすくかっこいい。特にときめきとか感じてない栄さんがこれまたいい。栄さんが気にしてないから言及されてないだけで、設楽さんはこういうかっこいい行動をちょくちょくしているのでは？なんせ頭わしわしも気にしてないくらいだから…
・奥さまの言葉を思い出してて泣く…あーまた悪くないって言ってるし…
・設楽さんの横顔を見ながらビール。栄さんの物語は横顔から始まってたんだよね。横顔を見られてた人が見つめる先の横顔
・「いずれ電波塔など必要としなくなるのか」って、技術が進んで電波塔が不要になるという意味と、テレビが消滅して不要になるという意味、どちらにも取れる。「届かない」も単純に高さが足りないとも、テレビが伝える情報が人々に届かない(響かない)とも読めるし…でも楽観的な未来予想が悪くないって言ってるから、希望的な方に捉えておこう
・お疲れって！栄さんから声かけてる！！今までだったら絶対逆だったのに。設楽さんの返しの「……」にも感動、驚きが込められているのではないでしょうか。
設楽さんは自分らしさをよく分かってないみたいだったけど、栄さんが理解した上で「お互い自分らしくやった」と思ってるのも、いつもと逆な感じがしていいなと思う
・また高いホテル泊まって…聖地は判明してるのに届かない…優しいようで優しくない、まさに設楽さんじゃん…
・生き延びさせられた、だから今ここにいる。人には自分を粗末にするなって言っといて、自分は擲つそういうとこ…そもそも受け身がちな栄さんの、全部くれてやるって、これ以上明け渡すの？本当の「やっと手に入れた」じゃん…まあ言葉にはしてないけど
・設楽さんに、ようやく仕事してなきゃ意味がないのでは問題を聞けた！それでこの答えですよ…そうでしょうとも。栄さんが自分を分かってないって、こういうとこも含まれてる気がする。怒るって言われてるし。卵と鶏、なっちゃんと一緒…
「絶対に好きだよ」の後にやっぱり続く「栄」。この告白で栄さんが安心できていますように……(また泣いてる)
・生身の行為には必ず終わりがあると言ってたけど、夢じゃないから、何度でもできる。ずっと夢の中にいたいと言ってた栄さんがそう思うようになっていることに感動。いつも終わりを意識してて、花火の夢にも例えられていた行為を、現実だからまた繰り返せるって思えてる…
・また「嬉しい」って！「待ってる」って！！
・手の甲に浮かぶのは11年前のような血じゃなくてキスの痕。肌で見てる時の血管は川のような青なのに、血が表面に出ると海のにおいの赤い球になる。川が最終的には海に流れるということかな。栄さんに見えてるさまざまな色が美しい
・栄さんがスタッフと仲良く話してる…！なっちゃんの面接のときのキラキラ栄さんを思い出しますね…もう書類はなっちゃんに任せず自分で仕分ける。えらい！
・苦い記憶も忘れず、日々を必死に、大事に。横顔と虹彩から途切れずにここまでつながった。あの時点での二人にはこんな未来が来るとは想像がつかなかったけど、色んなことが起こって今がある…なんて素晴らしい終幕…ありがとうございました……
余談ですが、「柄下山」は「絵下山」がモデルっぽいですね。いつかしたさかが感じられる空気を吸いに行きたい…
感想②に続きます
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