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仕事帰りの事。

仕事帰りに歩いていた。

正月休みで運動不足だから、
一駅向こうまで歩こうと思った。

寒いけれど(1°C)

手が冷たいので、ポケットの奥の方まで

突っ込んで歩いていた。

ちょうど職場から駅との間くらいにある交差点に差し掛かったところで、

1人の60代くらいの男に話しかけられた。

彼は財布を落としてしまい、新大阪駅から歩いていたらしい。

私が出合ったのは京橋駅の手前の交差点だから、

6.1km 1時間強歩いているみたいだった。

大きな荷物で、

京都の出町柳まで帰ると言うのだ。

大変ですねぇなどと、声を掛けた。


いや、最初、守口(大阪府守口市)まで行きたいって言ってたぞ!


そしたら、今度は東舞鶴駅まで帰ると言い出した。

後で送り返すから電車賃の5,000円を貸せと言うのだ。

2,000円でもいいとまで。

そりゃ私にだって良心はある。

お金は上げるつもりで、

一瞬金を渡してもいいかなあと思ったが

でも、言ってる事がコロコロ変わる。

そして、彼は酒臭かった。

そんな与太郎に金は貸せないと思い、

私はその交差点を後にした。

彼は嘘なんか付いていないのかもしれないが、

酒の匂いのする男に私は金は貸せない。


しかも、たかるように値切ってまで
金をしつこく私にせがむ。

それは私には無理だ

誰か別の通り掛かりの人に借りればいい。

とそう思った、仕事帰りの事です。


私も飲んでいたらよかったのかな…

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