麻雀が強くなるのにメンタル強化は必要か?

どうもこんにちは。梶谷悠介(かじたに ゆうすけ)と申します。普段は麻雀プロしたり雀荘で働いたり家事育児をしたり副業に精を出したりしています。プロ入りする前はツケマイと呼ばれほんの少し天鳳やブログやニコ生で世に出ていました。

というわけで久々に記事を書きます。スキマ時間で書いているので全体の整合性のなさとか、細かい部分で雑なのはご了承下さい。

ずっと書きたいと思っていたことがあるんですよ。タイトルにあるとおりメンタルの話。麻雀業界も長くいるもので、たまにメンタルが強くなりたいんですってアドバイスを受けることがあるんですね。そういう人、よく見ると思います。

けど僕、結論からいうと『麻雀が強くなるのにメンタル強化は不必要』だと考えているんですね。

メンタル強化が必要だって考える方の言い分はこうです。

『負けが続いたりしてメンタルが弱くなってしまい、普段押さないところを押してしまったり、逆にリーチ打つべきところを弱気になってしまってダマにしたり、正常な判断ができなくなってしまっている。常に正常な判断をするためにメンタルを強くしなければ』

大体こんな感じですね。で、これに対してこう思うわけです。『それってメンタルが弱ったくらいで押し引きがぶれてしまうって単純に知識や経験が足りないからなんじゃないの?』と。つまり本質的な問題として、メンタルが弱いから負けるのではなくて、単純に麻雀が弱いから負けるんじゃないのってことです。

身体に染み付いた知識や経験ってメンタルに影響受けづらくなるんですよ。それが影響されてるってことはちゃんと身についていないだけ。それをメンタルのせいにしているだけなんじゃって思います。

で、僕の経験上ですけど、メンタルって自然と強くなるんですよ。なんでかっていうと人間慣れる生き物だから。僕は年間3000半荘くらいは打ちますけど、こんだけやってればものすごいついてない時期もやってくるわけで、またこの時期に来たかと、静観するようになります。。結果に対して感情が動くのは打数が少ないからなんですね。

それと成績を全部つけています。長くやっていれば大体このくらいの成績になるかって自覚するようになるんですね。その成績が勝っていれば、麻雀は長くやれば自然と勝つ成績に落ち着くものだという自信がつきます。自信がつけば多少理不尽なことがあったとしても耐えられます。

つまりここを見誤ってはいけないのですが、メンタルが強くなったから麻雀が強くなるのではなくて、麻雀が強くなった結果メンタルも強くなるんですよ。前後関係は逆なんです。麻雀が強い人は余裕を持って打っている人が多いため、メンタルを強くしなければと考えがちですが、勝者メンタルは勝てるようになった後に身につくものです。

なので麻雀を勝ちたければメンタル強化などを考えるよりまず基本的な勉強をするべきです。そしてたくさん打つことです。メンタルを強くしたいと言っている人ほど肝心のこの部分が欠けているのに勝者へのショートカットを求めているように思います。基本の部分を大事にして方法論を見誤らないようにしましょうってお話です。

ちなみに蛇足ながら付け加えると、メンタルトレーニングそのものを否定するわけではないです。ただそれはトップ選手だったり知識や経験が十分に身についてさらに大舞台で戦うためのメンタリティだったり、麻雀が強くなりたいという方とは違うお話だったりしますね。

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