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自宅の作業環境の構築に1ヶ月かかった話

(約 4,300文字の記事です。)

昨年12月はじめのAmazonブラックフライデーセールから始まり、物品が揃ってから結局丸々1ヶ月かかってようやく自宅の作業環境が整った。そんな日記。

デスク環境の整備

高さを微調整できる広いデスクの購入から始まり、サイドデスク、チェアー選び、デュアルモニター化などなど、自宅の作業環境を少しずつ改善していた。が、結局物が増えるので入れ替え作業のためのスペースは逼迫した(笑)

物が多すぎて作業スペースがないので作業がはかどらない。机を動かすためには机の引き出しやそもそも机の上の物を「どこか」に移動させなければならないが、その「どこか」のスペースがない、という無限ループ

例えば部屋が一杯すぎて引っ越しのための段ボール詰め作業ができない状態というか。

新PCの組み直しと旧PCからのデータ移行

先日まで使っていた長年の相棒PCは、振り返ってみればWindows XP時代から始まり、HDDの中身を移植してWindows7, 10へと移り住んできたデータ達なのだ。長年の相棒。そしてクリーンインストールなどしたことがなく、HDD内のパーティションの移植によって継ぎ足しながら現在まで至る。ソフトはTrue Imageというツールを使っていた。

で、True Image、名前が変わって「Acronis Cyber Protect Home」となり、買い切りソフトから今流行のサブスクになっていた。年間約6千円になっていた。

パーティション単位でのバックアップと復元ができるTrue Imageを使って、マイクロソフト社は「できません」と言っている(言わざるを得ない?)データのPC間移植を行ってきたので、クリーンインストールの手間がない。使い慣れたソフトウェアの全部を細かく同じ条件に設定する作業は何十時間かかるか分からない。それを省略できるのは大きい。

HDDの中身の形式がMBRからGPTへ

これを詳細に解説するとブログに書かなければならないので省略。簡単に言うと、ガソリンのみだった自動車が気がつけばハイブリット車からフルで電気自動車になったみたいに、HDDの中身の形式が進化していたわけだ。そしてWindows 11では完全にGPTという形式オンリーになる。

そして買い換えた「イマドキの」ミドルグレードのスペックのマザボではもはやGPTオンリー(UEFI起動)になっていた。だが古いPCの愛機はMBRでBIOS起動だ。だからTrue Imageでデータを移植できないという罠にはまる。

Windows 10ではMBRからGPTへ変換する機能があるが、ここにもたくさんの罠があった。その対処にもまた2~3日かかった。新PCをパーツ丸ごと2台目を作る戦略を取ったから良かったものの、もし古いPCパーツを流用するつもりだったら詰んでいた。(作業が終わるまでは旧PCも動かせないという事態になるから)

最新のIntel 12世代か枯れた低消費電力の10世代か

新PCを組むに当たり、最新の12世代CPUか、枯れて低消費電力の10世代CPUにするか悩んだ末、PC丸ごと1台分を作るためにもマザボ+CPUを低予算で済ませられる10世代のi5を選択。10400 BOX。TDPが65Wの低消費電力CPUだが、性能はそこそこ。色々コスパがいい。グラボなしでも動かしたいので割高だがFなしのオンボードGPUありを選択。

12世代CPUは昨年12月時点ではハイエンドマザボしかなくて、CPUとマザボで6万円近いという状態なので見送ったが、正解だった。1月に入ってミドルグレードマザボが出てきた。

将来的にCPU+マザボのみを換装できるようにメモリも選んであるので、12世代が枯れた頃に購入検討してもいいだろう、というもくろみ。

浮いた予算でケースに12cmファンをありったけ積んだ。エアーフローがとにかく重要だと思ったのだ。CPUは冷えすぎて困ることなどない。12cmファンならば大口径なのでゆっくり回しても風量を確保できる。つまり静音なわけ。これはコンパクトな筐体(カラーボックスの1段にギリギリ入るサイズ!)を選んだ旧PCからの反動とも言える。エアフローを充実させたい。だがある程度静音にもこだわりたい(爆音でなければそれでいい)。ならば大口径ファンをたくさん積むしかあるまい。

PCは冷やすに限る

結果、CPUもグラボもほぼ室温と同じになるまで冷えています(笑)現在21度です。恐るべし12cmファン×4台+14cmファン(天面)。それでもマイクロATXケースなのでコンパクトです。。。

なお水冷は最初から除外。トラブルやメンテが面倒臭いので、色々と。別にオーバークロッカーでもないしゲーマーでもない。3DCG処理するときだけ冷えてくれれば普段はそんなに発熱させない。

PCのレスポンスは即効率に反映される

10世代i5 CPU、それでも6コア12スレッドだから、旧PCの4コア4スレッドとはだいぶ違う。加えてHDDの転送速度もかなり上がった。(SSDについては枯れきっているので体感速度は変わらず。)以前のPCではSeaGate 3TBだったが色々あって今回は青WesternDigital 4TB。ベンチマークを調べてみたらランダムライトが10倍になっていた(笑)SATA 6GBの規格は旧PCでも同じだったので、これは一体何が効いているのか分からないが、以前のHDDでは0.1MB/sだったものが今のHDDでは1.0MB/sになっている。さすがに10倍も違うとレスポンスの違いが明らかだった。SMR方式であっても色々技術革新があるのだろうな、と思った。

細かいことは置いといて、要するにシャキシャキ動くようになったって事。

グラボはGTX-1060 6GBというエントリー寄りのミドルグレードの物をそのまま流用。5年前のものだが半導体不足により今でも買えるが何と驚きの4.2万円。5年前の物なのに8千円も値上がりしている。グラボはまだまだコイツでいける。

ケースファンによりケース内のエアフローがよくなったので必然的にグラボもよく冷える。なのでファンの回転開始時の設定などを調整し、普段はファンレスで静かに、レンダリング中にはそれなりに回す設定にした。結果、やっぱり普段は静音PCだし、レンダリングなどの高負荷時には騒音の代償としてとにかく空気がたくさん流れる仕様に。理想的。

エルゴノミクスキーボード、ついに脱マイクロソフト

現用のマイクロソフトのエルゴノミクスキーボード、これについては結構不満があったのだが、いかんせん、自分が満足できる最低限の物はマイクロソフト社一択だったのだ。

だが今回色々と再検討した結果、昨年10月頃に発売されていたロジクールのエルゴノミクスキーボードに思い切って買い換えた。1.5万円もする。たかがキーボードに1.5万円だ。旧キーボードは7千円程度。倍額だ。だが色々不満があったのだ。

結果、快適に乗り換えできた。不満だった巨大スペースキーのゴトゴト音もなくなり、軽やかな触り心地とぱたぱたとした静かな音になった。この辺についてもいずれブログで記事にしたい。


ようやく仕事に身が入る環境が整った

というわけでまともに仕事を開始できる環境が整ったのがつい2, 3日前だ。まだまだ改善したい点はたくさんあるがまずは稼がねばならない(笑)そのための道具、つまりはデスク周りとPC環境を刷新できた。特にPCについては10年選手に近づくとどのパーツが壊れるか分からない。マザボ、電源、HDDやSSD、メモリ、故障のリスクは高まる一方だ。だから何としてもPC周りは最近のスペックの物に移行したかった。

そしてクリーンインストールという悪夢を回避して無事に旧PCのHDDイメージを新PCに移植し、MBRをGPTに変換できて、今まで通りの環境のままハードウェアだけを新PCに変更できた。そして新キーボードで快適エルゴノミクスキーボードで快適タイピングができる。

これまでを維持しつつ効率化することの重要性

結局、端から見れば何も変わっていないだろうが、実際には「これまでを維持しつつ」色んな部分がこれまで以上のポテンシャルを秘めた状態に移行できた。これはとても重要で、最低ラインは現状維持であり、ポテンシャル=伸び率についてはこれまで以上ということだ。あっさり書いているようで、これを実現できることは結構重要な事だ。伸びしろ「しか」ない進化を果たせたと言うことだから

普通は挑戦や変革にはデメリットのリスクも含む。失敗というリスク。だから人は変化を嫌う。+の方なら喜ぶがマイナスのほうに転ぶと困るからだ。だが実際には結果を見てみないとなんとも言えない、というのが当たり前だ。挑戦すると言うことはそういうリスクを負って、何とか+に着地することに意味がある。今回、それができた。挑戦は成功だったと言える。

だから久々にZbrushプラグインのメンテをした。内容はこちら。


さて、話は変わって携帯端末(スマホ)。なんてったって手の平PCなわけだから。

iPhoneも第1世代SEから第2世代SEに乗り換え

これはさすがにバッテリーのヘタリが気になっていたのでそろそろ買い換えようと思っていたが、年末のタイミングで楽天モバイルへのMNPして買い換えた。2万ポイントの還元が待ち遠しい(笑)

やはりここでもハードウェアの進化が恐ろしく凄くて驚いた。レスポンスがいいだけでなくて、音がよくなっていた。楽天モバイルでデータ通信1GBまでならば無料というのもいい(第1回線限定)。楽天リンクアプリを使えば国内通話もほぼ無料になるので実質0円で運用が可能だ。固定費削減は重要。


【結論】年末からの取り組みがようやく形になってきた

大きな変化だったがようやく落ち着いてきた。さて、では投資した金額分を労働で回収するとしますか(笑)貧乏暇なしである。


今回の創作活動は約1時間30分(累積 約2,674時間)
(725回目のnote更新)


筆者はAmazonアソシエイト・プログラムに参加しています。(AmazonアソシエイトとはAmazon.co.jpの商品を宣伝し所定の条件を満たすことで紹介料をAmazon様から頂けるという大変ありがたい仕組みのこと。)
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読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊