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Notionをライフログと情報収集データベースとして運用する

(約 3,700文字の記事です。)

ここ一週間ほど集中的にNotionの学習と運用に試行錯誤している。だいたい形になってきたので簡単にご紹介。きちんとまとまったらブログの方にエッセンスを凝縮して執筆予定。これはただの書き流し日記。


データベースとしての運用(情報収集と分析)

Notionの強みはデータベース(DB)だ。DB活用なしには他のツールと変わらない。スタック型の情報管理ツールは山ほどある。DBとしての活用は、蓄積自体はスタック型でもいいが、情報収集時のラベル付け、そこからの取捨選択、分析、それらのラベルと分析結果に応じたしぼり込みからのToDoリスト化に強みがある。

条件A, B, Cの全てを満たして、かつ★三つから順番に処理していく!と決めればすぐにフィルターを作成すれば、後は上から順番にリストアップされた項目を処理すればいい。項目にチェックボックスがあれば更にいい。もっと言えばチェックボックスがOFFの項目を表示させるフィルタをONにすれば、チェックを入れた瞬間にリストから消える。情報分析の結果がそのままToDoリストに早変わりだ。

日々の繰り返しタスク以外の単発タスクはこれで十分に処理できる。


DBをどこまで小分けするか?

実はこれは結構悩み所だ。私もまだ試行錯誤中だが、今現在の結論としては、

なるべく大きなDBに入れ込む。小分けにしない。小分け化はフィルターを使って絞り込んだ結果を各ページのEmbedded 表示にすれば、見た目上は小分けDBになる。

というのも、小分けにしたDBは後から結合することが極めて難しい。そして小分けにされたDB項目は縦断・横断的なフィルターによるしぼり込みができない。

だが逆に巨大なDBに色んな項目があったとしても、フィルターを増やせば縦断・横断的な分析は可能だ。

なので可逆性を重視すれば、なるべく大きなDBにたくさんの項目を入れて一元管理するのがよさそうだ。

とはいえ、家事の雑記メモから3DCGの情報収集までを1つのDBに入れ込むのはさすがに非効率だ。なので、ポイントは縦断・横断的なフィルタで分析する際に1つのDBにあった方がいい項目か否か、で分けることにした。

今のところ私の場合、

・Notionだけの情報収集DB
・3DCG用の情報収集DB(ソフト別に項目でラベル分け)
・その他の情報収集DB
・思いついたことを入れるInbox DB
・ライフログDB

こんな具合にDBを分けた。これらは縦断的にフィルタでしぼり込みすることはないはずなので。

なるべく1つのジャンルのDBに収集する

3DCG用のDBにはソフト名をラベルで付けて収集し、細かい内容のタグも付ける。そうすれば、例えば「リトポ」というキーワードで3DCGのDBを絞り込んだ場合、Zbrushのリトポテクニックや、BlenderのRetopoflowアドオン、ポリビルドツールなどに関する「リトポ」というタグのある情報を一気に抽出できる。

これをもしZbrush用のDB、Blender用のDBに小分けに収集していたらこのようなフィルタでのしぼり込みができなくなる。

だが1塊にしておけば、後からZbrush用のページを作った後でも「Zbrush」で絞り込んだDBをEmbedded表示させれば、見た目にはそこにZbrush用のDBがあることになるわけだ。


Notionはライフログ収集先としても優秀

とりあえず今月に入ってからNotionをライフログ収集先DBとして活用してみることにした。とはいえ、必要な項目などや運用方法も手探りしながら自分にとって使いやすい形を育成中。

数日分だが、蓄積してみて威力を感じた。

まずはタイムラインとしてのビュー。当然ながら時系列で1日を見直すことができる。寝過ぎたとか、だらだらした時間が長かったとか、俯瞰で1日を眺めることができる。

とある日のだらけた行動が丸見えに(笑)

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深酒して寝過ぎた(笑)Notion研究を頑張った模様、などなど。

ただしNotionでのライフログの記入の効率化については結構なノウハウが必要(デフォルトでは入力の手間が割と多い。仕組み化への仕込みが必要。行動に要した時間はFomulaで活動時間から自動計算&表示させています。)

まだ私も試行錯誤中であり、区分と銘打ったプロパティがそれでいいのか、今後の分析の仕方やしやすさに応じてDBの組み方自体は改良するかも知れない。要するに「いつ、どうやって、どんな分析をしたいか」に応じてDBのプロパティの用意の仕方が変わるわけだが、そこが決まっていなければとりあえず運用してみるしかない。


NotionはDBの分析方法(切り口)が簡単に切り替え&保存できる

これこそがNotionの強み。ライフログも、例えばこのようにカレンダービューにすると、日々の活動を振り返りやすい。

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区分にNotionが付いたログをカレンダー表示にした例。

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こんな具合に、区分に「酒  OR 睡眠」にしてカレンダービューにすると、深酒と睡眠時間との関係が見えてくる(笑)載せられません。。。

同様に、習慣化したいタグ(区分)のカレンダービューを用意すれば週次レビュー、月次レビューもはかどる。ビュー切り替えボタンをワンクリックだ。この分析の切り口の切り替え方がNotionの強みだ。他のスタック型管理ツールではかなり難しい

個人的には、「計画的」「衝動的」などの区分も追加して、日々のバランスのうちどっちがどれだけ取り組まれたかの評価もしてみたいと思っている。今はかなり衝動的で行き当たりばったりなので、少しずつ計画的な取り組みを日々の中に取り組みたい(笑)

衝動的なことが悪いわけじゃない。インスピレーションの密度が高いから成果物のエネルギー密度は高い。ただし全体的に見ればちゃらんぽらんだったりもする(笑)

今回はライフログなので、テーブルビュー、タイムラインビュー、カレンダービューがあれば十分だ。だがプロジェクト管理などになればカンバンビューなども活用できるだろう。


Web経由での情報収集はほぼ形になった

Save to Notionアドオンを使ってほぼ体系化できた。3DCG収集用、雑多な収集用、Notion情報収集用の3つで運用中だ。それらを入り口のSave to Notionでラベル付けし、後は各DBにスタックさせていく。後で必要になったときにフィルタリングで絞り込んで見直したり、精査したり、ブログネタラベルを貼ったり、アーカイブのチェックを入れて非表示化したり。

今後はFast Notionなどを使ってiPhoneからもサクッとInbox DBに入れる仕組みを整えたい。まだPCメインのルーチンの開発中だ。TickTickアプリにメモしている。

また、今のところはまだウェブコンテンツそのものをクリップしてはいない。DBが無駄に重くなるのが嫌なので。だからURL、自分のコメント、その他プロパティを打ち込むだけなので、テキストベースなのでとても軽い。

ウェブクリップはレイアウトの保持性能からもまだEvernoteのウェブクリッパでいいと感じている。

何か一つのテーマについて情報収集している場合には、同じプロパティは入力を省略し、DB状態で各項目をコピペして一気にラベル付けすることで時短もできる。(DBで項目を選択してCtrl + C, 他の複数のセルにCtrl + Vで複数ペーストできるのだ。)


【まとめ】情報収集と分析ツールとしてNotionは最高

ほぼ間違いない。今後はまだルーチンワーク化できていないこと、例えば新規プロジェクトからのワークフロー化、管理体制、TickTickによるデイリールーチンなどの処理方法との組み合わせ、Googleカレンダーなどとのカレンダーと組み合わせた運用方法、Fast NotionによるクイックなInbox収集方法の構築、などが待っている。

とはいえ、ほぼこれでNotionを中心としたワークフローを構築できそうだ。

あとはそこにやりたいことややるべきことを乗せていけば上手く事を運ぶことができそうだと感じる。

Notionは可能性の塊だ。

ただし、めちゃんこ取っつきづらい、使い出し始めるのに勉強が必要だ。

例えて言うならば、まな板まですぱっと切れる包丁みたいなものなので、扱いにコツが要る。分かってしまえば食材なら何でも楽に切れる。


今夜はこの辺で終了です。


今回の創作活動は約2時間30分(累積 約2,316時間)
(600回目のnote更新)


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読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊