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1R 「5-7-3」  「対象から除外」
2R 「5-4-11」  「5」
3R 「9-13-15」 「なし」
4R 「6-5-9」  「9」
5R 「1-5-2」  「5」
6R 「3-8-2」  「2」
7R 「7-11-3」  「3」
8R 「2-3-5」  「3」
9R 「8-2-7」  「2」
10R 「8-12-13」 「8」
11R 「18-13-15」 「13」
12R 「5-13-2」  「13」

競馬において、上記のようなレース結果があったとします。
左から「競走番号」「1着 2着 3着」「前のレースで同じ番号」となっている馬番号。この日の全レースにおいて、前のレース結果と次のレース結果に同じ番号の出ていないレースは「1つ」(1Rは当日のオープニングレースのため除外をしていますが興味のある方は前日の12Rも調べてみてください)だけ。

一方、1~3着までに入ったどれかと同じ馬番号が出現したレースの数は「10」また、同じ番号が出現した場合、その数は「2」「3」「5」「8」「9」「13」の6種類でそのうち「2」「3」「5」「13」が2回ずつ出現しています。

これを統計として見る場合、極めて偏りのある出現率と言ってよいでしょう。前のレースの3着までの番号3つを、複勝で3点買えば的中率は「≒91%」となります。このようなものが、いわゆる競馬の「流れ」というものであれば、競馬には確実に「流れ」という偏りが存在している事になります。
 
上記のレース結果は2022年「エリザベス女王杯 当日の阪神開催日」のものです。表示したのは1日「12R」の結果のみであるが、このような統計的「偏り」が競馬の世界に存在する事は、競馬ファンの皆様の方がよくご存知であるかと思います。

競馬というギャンブルを数学的に分類してみると、これは当然「従属事象」ゲームであると言わねばならない。
それな何故なのか。
従属事象ゲームとしては、「ポーカー」や「ブラックジャック」と正反対の「偏り」をみせています。カードゲームにおいては、1度出現した数字の出現率は下がってゆくのであるが、競馬では上がって行く…。

2022年のエリザベス女王杯の阪神開催当日に出走した馬は「150」頭。このうち3頭を選び、この日「2」「3」「5」「13」番の複勝を買っていれば「2レース」ずつ的中します(開催によっては1つの馬番号が3回4回出現します)「従属事象」ゲームとなる競馬の要素はどこにあるのか。数学的に考えてみる必要のある「数字」だと思います。

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