<南三陸町震災復興祈念公園>


防災庁舎といえばわかるだろうか?

保存と撤去で議論がかなりあって震災後20年間は県有施設として残ることが決まって整備をしたというところ。ここにも震災後2年で陸前高田に向かう途中で寄った。盛り土も嵩上げもしていなくて広っぱに鉄骨の建物がむき出しのまま置かれている風景だった。まだLGSやカーテンなんかがからまって残っていた。

防災庁舎で最後まで呼びかけていてその後、波にのまれた女性がいる。和合亮一さんがそのことを詩で詠んでいる。その詩を防災庁舎の前で朗読してオーケストラが東京で演奏をしてっていう動画があった。(どうやら削除されたようだ)和合さんにも一度お目にかかったことがある。いろいろお話しさせてもらった。

さて、ここからがw

隈研吾が通った後には木しか残らないのか?

あとね、防災庁舎正面がどうして土手のすぐそばなんだろうか?設計段階でわかるようなものを。元々の志津川はもう少し離れたところをながれていたからどうにかできたはずなのに。

さんさん商店街、若い頃にはイクラなんてバケツででも食べられるくらい好きだったのに、、最近見るだけで胃がもたれてしまって。なにもいただかずに後にしました。

完成していたけどまだオープンしていなかった、祈念館かな?きっとこれも同じような展示なんだろうな。

それにしても、わざとらしいほどの木。防腐処理してるんだろうけど、腐るよね。

三陸道が全線開通とのことで石巻女川ICから陸前高田まで1時間半で行ける。しかも高速料金は無料。以前は浜をみながらのんびりと時間をかけていったものだが、高速でビュンと1時間半。便利になった。便利だけど、今まで寄っていた途中の食堂や仮設のお店はきっとなくなっちゃったんだろうな。道路が便利になると、いままでのところはすたれていく。都市部では単に行動範囲が広がっていくだけだけど、過疎地ではそうはいかない。過疎から復活するところなんてほとんど聞いたことがない。ぼくも、高田までの途中の土地の名前をだんだん忘れていってる。歌津や大谷海岸、波板とか、気になってはいたけどやはり便利な方をとってしまう。気になるところだ。

あと1ヶ所は大川小学校。

で、急に思い出したのだが<女川交番>を近くで見たことがない・・・。今回も完全に忘れてた。

伝承施設というのは沿岸3県で280ヶ所くらいあるらしい。もちろんすべて回ることなどできないが、旅館の1室を展示に変えて残している小さな所もあるし、市町村でやっているようなそこそこの規模のところもある。時間が取れたらそういうところを回ってみたいと思っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?