結果を求めるか、面白さを求めるか。

地域おこし協力隊になって半年が経とうとしています。

この仕事を始める前の自分の心境と今の自分の心境を比較してみると、圧倒的に面白くない人間になってしまったなぁと感じています。

気づけば、この仕事に就く前に考えていたことの大半が、夢物語として消えていました。

「こんなことがしたい!」
「こんなことができそうだ!」
「こんなことができれば絶対面白い!」

いろんな資料を読んで、机上で考えたアクションプラン。

そのアクションプランが空論として消えないために、いろんな思考を凝らしてどうすれば実現できるかということばかり考えていました。

面白そう→どうやったら実現できるか→どのようにして結果につなげるか。

ぼくの思考回路はこのように動いていて、この「面白そう」が最初に来ていたからこそいろんなアイディアが考えられたし、考えようとできた。

今はどうか。

結果を出すために何をすべきか→どうやったら実現できるか。

面白さの入る余地がいつのまにかなくなっていました。

面白いってなんだろう。
自分は何が面白いって感じるのだろう。
みんなは何が面白いって感じるのだろう。

面白いを考えることが仕事。

仕事をするうえで、結果を出すのは当たり前だと思います。しかしながら、地域おこし協力隊に求められているのはおそらく結果ではありません。

それは、
役所が創りだせない、創るのが難しい、面白さなんだと思います。

結果がどうであれ、
「それ、面白そう!」
「やってみたい!」
「そんなまちになったらいいな!」

そんなアイディアをばら撒いて、いくらか実がなれば御の字、失敗ですら「このやり方では成功しない」という前例をつくるという立派な結果につながる。

結果を出すための施策はこれまで役所がたくさん行ってきました。

僕に求められているのは面白さ。

ただその一点に尽きると感じています。

ただ、その面白さがなんなのかわからない。

面白いってなんだろう?
僕は何に面白さを感じているんだろう?
みんなは何に面白さを感じるんだろう?

一度原点に戻って考えてみたい。

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