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コンテクストデザイン

いつもなら高速バスに揺られる通勤途中。バスは渋滞で止まっていた。アクアラインのトンネルの中は電波も弱く、スマートホンも使えず手持ち無沙汰になった。今日はバッグに「コンテクストデザイン」が入っていることを思い出した。

コンテクストデザインとは、渡邉康太郎さんの本であり、渡邉康太郎さんの社会へのあり方に対するささやかな願いが込められている素晴らしい本。

しばらく本を全く読めていなかった私は、ちょうど良い機会と、本を取り出し、一ページ目を読んだ。

序を読み始めて15秒。込み上げてくるものがあり、涙は流さないまでも、鼻水を啜り続けるくらいの、ダムの欠壊があった。

--- 社会が弱い文脈で溢れたら良い。

弱さを認め合える世界であって欲しい。弱さを認められずに苦しんでる人がいる。苦しませている問題を解決する能力ももちろん大事だが、解決できないことだらけな世界の中で、弱さを認められる空気がもっと増えたら良い。

何より、自分は弱い。だけど、何かしらを発信したい。つながりたい。

弱い文脈がいつか何かにつながっていく。そんな世界を模索しているコンテクストデザインは、自分の思考や行動の根幹に根を張っている。

またひとつ前に進めそうな気がしています。

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