櫻坂46の香港Clockenflap参加によって、新曲がどんな姿になるかを予想できそう

10th「I want tomorrow to come」予告から即座に香港のフェスClockenflapへの参加発表という鮮やかな流れ。フェスの開催が11月末からなので、演じる楽曲は去年のフィリピンAAAの流れを振り返るに10th曲をやりそうだなと思う。

過去一にセンターが誰になるか予測できないが、この新曲発表とほぼ同時といえる海外公演の発表は、新曲の音楽性や振り付けがどういう方向になるかをある程度は予想できそう。

年末に向けての海外公演にて、最近のアジアのポップに合わせたサウンドプロダクトで行くというのが去年の「承認欲求」でのAAAへ参加だった。AAAの参加はファンベースの投票の効果もあるので、どこまで種花の既定路線だったかわからないけど、少なくとも今年は意図的に海外(アジア諸国)の水準に合わせた新曲をやろうとしてそうというか。

とはいえ、Clockenflapの参加は「日本のどっちの意味での参加になるんだろ」とは思う。

どっちの意味というのは、めちゃ雑に言って「Jpopとしていま乗ってるやつ」か、「音楽的にとがってるやつ」で参加するかというか。まあ前者かな・・・どっちの意識で来るかどうかも新曲の傾向を想像させるポイントな気はする。

Clockenflapでこれまでに出演した日本のグループをパッと振り返ると、新しい学校のリーダーズとか「その年に突出してたグループ」が出てる印象。あんまり海外仕様に意識した音楽というか、Jpopならではを期待されていく感じではある。

とすると、予告されている歌詞の一部(と思う文章)はあからさまに櫻坂的な物語性の強さを押し出す雰囲気もあるし、ピアノのトラックを聴く感じは「承認欲求」的なkpopのトラックで世界的な音楽水準を追ってみるのとは違いそう。

いまさら「承認欲求」の特殊なとこは欅坂〜櫻坂的な物語性が特に関係なく見えることで、そこに物語性殺しの天才るんちゃんがセンターなことに意味があった。

なので10thは物語性ベースの曲作り+海外公演意識のサウンドプロダクトと思われ、歌詞(じゃないかもだが)の「暗さを恐れて明るくいたい」(うわ、まんまかこれ)感じを見るに、この物語ならセンターを演じるのは、ほのすあたりどうでしょう。

ちょうど以前に書いた「大人の不安定」としての物語性を表現するにはぴったりだし、ある種は大人の仕事たる2nd写真集のタイミングに合わせて暗い物語のセンターもやる、というのは勢いとして繋がってそうな気はする。

ともあれ、「どの人がセンターでも納得がいく」というメンバーが揃っているという状態が特殊ではあるのかも。