刺繍糸7種を紹介!(見本帳の写真付き)
皆さんこんにちは!カワシマです!
今回は刺繍の糸の種類を紹介していこうと思います。
すべての刺繍糸を紹介しようとすると長くなってしまうので
カワシマが良く扱う糸に限ってご紹介していこうと思います。
糸は本当に色々な種類があるんですけど、違いは大きく分けて3つです。
「素材」「太さ」「光沢」
この3種類を知っているかどうかで、刺繍のデザインの幅が大きく変化しますし、季節感に合わせた刺繍も可能になります。
今後の刺繍企画のご参考にしていただければ幸いです。
ではいこう!!
パールヨット(レーヨン)
とてもメジャーな刺繍糸。カワシマでは1年を通して8割がこの糸を使用しています。
程よい光沢があり、特に弱点も無いのでとても使い勝手が良い糸!
色数はなんと755色もあります!
パールヨットシリーズのポリエステルバージョン。
光沢は少なく、ポリエステルなのでレーヨン糸に比べてコシがある。熱を加えることである程度硬化するので、カワシマではタフト刺繍で大活躍してくれる!
色数は172色と、レーヨン糸に比べてかなり少ないので希望の色が見つかりにくいこともあります・・。
芯から柔らかく、光沢がない糸。きもーち太め。
多少の毛羽立ちにより温かみがでるので、カワシマでは中空刺繍(フワリと糸を浮かせる加工)で本領を発揮する。
再生糸なので、ドライクリーニング等の強い洗濯を繰り返すと色落ちする可能性があります。
色数は468色。
皆さんがイメージする毛糸そのもの、それを刺繍機で使えるようにアレンジされたものです。
S-55以上に太く、毛羽立ちも多いので秋冬物に多く使用される。こちらも中空刺繍で大活躍する。
色数は136色。
エンゼルキングは、パールヨットのようにいくつかシリーズがあるんですけど、カワシマでは金銀糸系のみ使用しています。パールヨットシリーズにも金銀糸はありますが、機械の相性もあってこちらのほうが綺麗に縫うことができます。
糸の芯の部分がレーヨン糸、その周りをポリエステルの金銀が包んでいる。
ラメのようにキラキラして高級感が出るが、硬さがあるので刺繍面積によってはゴワゴワした見た目になってしまいます。
強度があるので糸切れが少ない。主に縫製で使用される糸ですが、刺繍機でも縫うことができます。見た目はS-55とそっくりだが、ポリエステルということもあってこちらの方がコシがある為、柔らかさは少ない。
色数は400色。
ポリエステルだが、レーヨン糸と同じかそれ以上の光沢がある。さらに強度もあるので糸切れもしにくく、仕上がりが綺麗になりやすい。
色数は555色。
今回ご紹介した糸、さらにその中で「番手」と呼ばれる「太さ」を選ぶこともできます。
番手は糸の種類によって決まっているので、気になる糸があったらどれくらいの太さの種類があるのか聞いてみるのも良いかもしれません。
いかがでしょうか?刺繍屋さんにはベースにしている糸というのが必ずあります。刺繍をしたいデザインを生かすも殺すも、刺繍糸の種類で決まると言っても過言ではありません。
1点、気をつけなければいけないことは
「種類の違う糸を同じデザインの中に組み込まない方が良い」ということです。
何故かというと、糸の太さが微妙に違っていたりするので「やっぱり糸の種類を変えよう!」となった場合、刺繍データを編集しなければならない可能性があります(コストがかかる)。
極端ですが、パールヨット用で作成した刺繍データの一部をケイトに変えようとした場合、太さが全く違うので100%の確率で編集代がかかります。
刺繍データを作成する前に、デザインを刺繍屋さんに見せてどの刺繍糸が良いか相談するようにしましょう!
カワシマ加工室では刺繍、プリント、エンボス加工などの二次加工を紹介していきます。
加工のことで気になった方はぜひHPからお問合せください。
また、カワシマでは新規のお客様限定で刺繍データを0円で作成しています。この機会にぜひお問合せください!
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