刺繍の基本を学ぼう!ステッチ・タタミ・サテン振りについて
皆さんこんにちは!
初めての加工紹介は刺繍についてお話したいと思います。
刺繍という言葉、完成品のイメージなどはすぐに湧いてくるかと思いますが実際にどのような流れで作られていっているのか、気になりませんか?
今回はその刺繍のオーダーから刺繍完成までの流れ、そして基本的な刺繍の打ち方を3種類ご紹介していきます。
【まずは図案を用意しよう】
どんな柄を刺繍するのか、その図案を用意します。
図案は手書きでもパソコンで作成したものでもなんでも良いです。
色分けはもちろん、細かな部分も刺繍は再現しようとしますので可能な限り細かくデザインしたものを用意すると良いです。
今回はイラストレーターで簡単に作成したこのパンダを使って説明していきます。この図案で刺繍依頼をする場合、恐らくほとんどの刺繍業者が質問をしてきます。
”色は何色使いますか?”
”細かい部分はステッチかサテン振りどちらが良いですか?”
”ベースの部分はタタミで良いですか?”
何も知らなく「おまかせします!」でももちろん対応はしますが、出来上がってから変更する場合はデータの編集代がかかるので要注意です。
では、上記の質問に下記のように答え、データを作成してもらったらどうなるか。
”色は4色使います”
”葉っぱの部分はステッチ、目の周りや口はサテン振りです”
”ベースはタタミで良いです”
完成はこのようになります。
データ作成にかかる日数やコストに関しては会社によってことなりますのでその都度問い合わせるのが良いです。
「タタミ」と呼んでいる部分は、パンダのベース(体)です。
住宅などの畳のような打ち方をして、主にキャラクターなどのベースになる部分はこの打ち方を使用することが多いです。
また、葉っぱの部分が「ステッチ」と呼んでいる部分です。柄を埋めるのではなく、細かい部分を表現する際にはこの「ステッチ」でタタタ・・と打っていくだけのときが多いです。
最後に「サテン振り」です。
画像のように、周りに輪郭を作ったり名前を入れる刺繍ではこの打ち方をメインにしています。
タタミは柄を埋めるイメージですが、サテン振りは柄を表現するといったイメージになります。
以上が刺繍の基本の打ち方3種類です。
刺繍の糸にはいろいろな種類があり、使用する糸によって仕上がりの雰囲気も全く変わってきます。
刺繍糸の種類も、また別の記事でご紹介したいと思います!
刺繍に関する問い合わせは是非有限会社カワシマまで!
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