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デジタルハザード環境 白単デ・リーパーデッキ

皆さんこんばんは。今日が私の最後の正月休みなので、せっかくなので休暇が終わる前に今回はデ・リーパーの記事を執筆しておこうと思い立ちました。デジタルハザードの発売から10日程経ちましたが意外と記事も出回っていないので、今なら多少なりでも需要はあるのかな?と考えた結果になります。

このデ・リーパーデッキですが、私は実は過去のデジタルモンスターカードゲームでも使用していたのでそれなりに愛着があったりします。

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このリーパーは、テキストやパワーは収録当時では破格のものであり、ハイブリッド体が流行するまでは無類の強さを誇っていました。

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今回のデジモンカードゲームでも当時程ではないものの「出せれば勝ち」まで持っていけるパワーを有しています。このデジカにおけるデ・リーパーデッキはいかに早くリーパーを出せるかがカギを握っていると言っても過言ではないでしょう。では、この記事ではどの様にデ・リーパーデッキを運用していくかをお伝えしましょう。

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まずはデ・リーパーデッキの核、マザー デ・リーパーです。初のDPを有しているデジタマですね。育成エリアでの進化不要でバトルエリアに移動させることが可能ですが、このカードでアタックは出来ません。このカードにデ・リーパー ADR-02=サーチャーを進化元として差し込んで行くことで自分の盤面の展開を有利にしていきます。ターン1回の制限こそありますが、差し込んだサーチャーの枚数分、手札のデ・リーパーの登場コストを軽減させることが出来ます。

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そのADR-02=サーチャーはこのデッキの血液とも言えるカードです。なんと6弾のエオスモンLv5のようにデッキに50枚まで採用することが出来ます。もちろん50枚すべてこのカードにしてしまっては勝負にならないので、何枚までこのカードをデッキに搭載するかが構築力に問われていると言えるでしょう。

登場コストは3ですが、自身の場に同名カードがいない場合は2コスト軽減が適用されるのが強力です。先攻で場に出すときは確定で1コスト返しが出来るのは言わずもがな、登場コスト軽減はデ・リーパーデッキではなくても適用可能なのも優秀です。低コストで登場可能なのと、白のデジモンでもあることから他の色に出張して悪用されることも十分あり得ると思われます(紫デッキで2コストでデモンズ・ディザスターを使用するなど)。

また、留意しておくべきポイントは「相手プレイヤーにアタック出来ない」ことですね。これは裏を返せば「相手のデジモンにはアタックが出来る」ということです。盤面次第では相手のレストしているデジモンにアタックして自滅させるプレイングも必要になりますので、これを念頭に置いているのといないのでは天地の差が出て来ます。※手札でサーチャーがダブついているとき、盤面のサーチャーを消せれば1コストでサーチャーを展開出来るため

話が若干逸れてしまいましたが、このデ・リーパーデッキはサーチャーをいかにしてマザー デ・リーパーに7枚差し込むかがゲームに勝つための動きとして求められていると言えます。しかしながら、マザーに差し込めるサーチャーの枚数は基本的に1ターンで1枚のため、普通にサーチャーをプレイしていくだけでは7ターンを要してしまいます。そのため、デ・リーパーの中にはマザーにサーチャーを差し込むべくサポートカードがいくつか収録されています。

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その内の1枚がこちらのカード、ADR-4=バブルスです。カードが公開されたときは「なんだこの弱いカード」と思ってしまったのですが、デ・リーパーデッキを運用する上では欠かせないキーカードでした。このカードの登場効果及びセキュリティ効果で盤面または手札のサーチャーをマザーの進化元に入れることが出来るので、つまるところ通常1ターンに1枚しか差し込めないサーチャーの枚数を加速させることが出来ます。

プレイタイミングとしては先攻2ターン目がベストです。1ターン目にサーチャーをプレイ、2ターン目に育成からマザーを移動させ、効果でサーチャーを進化元へ。その後1コストでサーチャーをプレイし、(渡されたコスト次第ですが)マザー効果で登場コストを軽減させバブルスをプレイし、今プレイしたサーチャーを進化元に差し込んで終了。という流れが分かりやすく強いですね。

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もう1枚のサポートカードはADR-1=ジュリです。このカードをレストさせることでデッキの上のカード5枚の中にあるサーチャーをマザーに差し込むことが出来ます。なるべく登場させたターンに効果を起動させたいところですが、相手から渡されるコスト次第でそうもいかないのが辛いところですね。バブルス前提ですが、基本的には3ターン目以降で2コストまで軽減出来る様になれば積極的にプレイしに行って問題ないと思います。

バブルスとジュリを上手く活用することで進化元のサーチャーの枚数を増やして行き、ゲートキーパーの起動条件やリーパーの登場コスト軽減条件を満たしに行くのが分かりやすい勝ち方となります。

この3枚がデッキの軸となることを踏まえた上で紹介するのがこちらの白単デ・リーパーデッキです。

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ここからは残りのカードの役割や使い方についてお話しします。

・ADR-03=ペンデュラムフィート

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サーチャー以外のサーチカードです。サーチャーと、特徴デ・リーパーを持つカードを回収することが出来ます。最悪サーチャーしか捲れなくても、そのサーチャー2枚を回収出来るので覚えておきましょう。バブルスと同様に序盤の展開を支えるカードのため4枚採用です。

・ADR-07=パラティスヘッド

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これも公開されたときは「3000以下しか消滅出来んとか超絶弱いやんけ、なんやねんこれ…」と思ったカードでしたが、サーチャーの進化元効果が場のデ・リーパーすべてに適用されるのを失念していたのが原因でした。そこを踏まえるとこのカードは相当強かったです。数少ない直接除去となるので、デッキの天敵とも言えるへクセブラウモンを突破するためには必要不可欠なカードですね。

また、採用枚数は3枚としているのはミラーを見ているためです。相手のマザーに進化元が6枚以上あるときに、セキュリティから捲ってしまったゲートキーパーを突破出来るのはこのカードを使うしかありません。ミラーではリーパーでの決着を狙うよりも小粒で6回殴ってしまう方がより安全となるのは間違いないでしょう。

・ADR-09=ゲートキーパー

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化け物。セキュリティから捲れても盤面に着地しつつリカバリー1するので性能が頭5つくらい飛び抜けています。6コスト以上軽減出来る状況のときは手札からもガンガン出して行って問題ないでしょう。

・ADR-05=クリープハンズ

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アタックするときにメモリーを消費しないブロッカー。然程重要ではないですが、必要な局面も0ではないので2枚のみ採用。好みで速攻持ちのホーンストライカーと入れ替えるのはアリだと思います。

・リーパー

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冒頭でも触れましたが、0コストで出せる上に4回以上のアタックが確約されているので出せればほぼ勝ちです。セキュリティから捲れるガイアフォースくんやコキュートスブレスくんがとてもきらいです。フィニッシュターン寸前に撃たれるアイスウォールくんもきらいです。

・プログラム緊急停止

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そんなアイスウォールくんを防ぐべくこのカードを採用しています。サーチャーが進化元に5枚用意出来ているターンにこのカードを撃ってしまえばアイスウォールは怖くなくなります(※サーチャー登場で1枚進化元に入れて6枚、コスト軽減してジュリを出して効果で7枚に到達前提)。

アイスウォールだけでなく、ジエスモンに搭載されている轍剣成敗も事前に防ぐことが出来るのはポイントが高いです。デッキ内のカードのDPも低いため、紅焔も苦手なので赤デッキには小粒を並べたターンには逃げ切り狙いで撃ってしまうのも有効となるでしょう。

サーチャーがデッキのほぼ半分を占めているため、紹介するカードが非常に少ないですね(笑)構成はシンプルですが、デッキパワー自体はかなり高めになっています。ただし、求められるプレイングレベルもそれなりに高いので、毎ターン適切なカードをプレイ出来ないとあっさり負けてしまうといったこともあるでしょう。加えて手札事故もそれなりに発生するので怖いですね。24枚搭載してはいますが、初手にサーチャーがないということもありますし、序盤にゲートキーパーやリーパーといった重量級カードばかりを引いてしまうと非常に戦いにくいです。サーチャーのみならず、序盤はいかにバブルスとペンデュラムフィートを引けているかは重要となってきます。

〇デッキ相性

上手く回るのが前提ですが、ゲートキーパーの効果が鬼なのでこのカードかマザーを処理出来ないデッキは非常に厳しいです。つまるところ「ゲートキーパーかマザーを処理出来るデッキ」以外とは五分以上に渡り合えると言えます。轍剣成敗でマザーに直接アタックして来るジエスモン、空丈で一生カモにされる上にセキュリティから捲れたゲートキーパーを処理出来る青スサノオは苦手デッキの筆頭に挙がります。

また、デッキの全てのデジモン(デ・リーパーですが)が「Lv-」となっているため、Lvを参照にする除去オプションにも耐性があるのは特筆すべき点と言えるでしょう。例を挙げると、同時収録されたベルゼブモンの除去テキストは完全に無力化しています。8弾環境でも流行していたシュヴァルツ・レール・ザッツも効かないのは嬉しいですね。

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それはそれとしてこのサイケモンくんは一体何なんですか・・・。恐らくベルスターモンの対策として刷られたはずのこのカード、なんとデ・リーパーデッキにぶっ刺さっています。これを出されてしまうと白単デ・リーパーデッキはほぼ詰むので、混色にするならこのカードを無理なく処理出来るカードを採用したいところですね。

今回の記事は以上となります。カード同士のシナジーが分かりやすいこともあって白単としましたが、他の色を絡めたデ・リーパーデッキも気になるところなので友人か知り合いが強いのを組んでくれないかなぁとこっそり期待しています。

また、掲載から一定期間経過したので情報を秘匿する意味(チャレンジカップの開催がほぼ終了したため)も薄れたことから昨年執筆した有料記事の「アーマー体」と「パイルドラモン」を10日程無料公開しておこうと思います。

アーマー体

パイルドラモン

どちらも発売前か直後に書いたものですので、参考になるなと思われましたらこれから執筆する記事をどこかで購入いただけると今後の励みになりますのでよろしくお願いいたします。

ここまで目を通して下さった方々、ありがとうございました。

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