見出し画像

実況室にいたマスク警察

先日、こんなツイートをした↓↓

わかたしではなく、わたしね(^◇^;)ゴアイキョー

後輩アナウンサー、三宅が言い放った言葉として、正確には「マスクを着けろー!」ではなく「マスクをしろー!」だったかも知れない。ただこの際、言葉の正確性はどうでもよい。

いずれにしても、目上の者に向かって声を荒らげて言う言葉ではない。本当に酷い暴言だった。いや、恫喝だった。

今回は当時の様子を振り返ってみようと思う。

と、その前に。わたしの基本情報として、以下の記事を上げておきます。わたし自身が前職を辞めたときに執筆したものです。この記事に関することも記していますので、ご参考までに。

なお、ここからは有料記事となります。無断転載はお断りさせてもらいますので、ご了承ください。

価格は500円です。うちの店(酒場・つぐおん家)のメニューだと、生ビール一杯の値段。
※4月17日より、価格改定して1000円となりました
※7月26日より、無料公開します
※有料でご購入いただいた方には、当店で相応のサービスを実施します

「生ビールの一杯でも店に貢献してやるか!」と気軽にご購読いただけたら幸いです♪

その事件が起こったのは、2021年12月23日のこと。

そう、兵庫県競馬組合職員が監視の目を光らせ、駅の売店で素顔のまま買い物をしているわたしを見つけて密告した次の日のことでした。

当時の社長・吉田勝彦に「なんでマスクをしてなかったんや?」とネチネチ詰め寄られていた。

前日の段階で、マスクは強制ですか?任意ですよね?なのに、普段の行動までなんで咎められないといけないのですか?それって人権侵害ですよ!と言ったが聞き入れてもらえなかった。

だからこの日は、こどもたちが学校に素顔で登校するためにわざわざ取得した、医師の診断書を見せようと思った。

実際、医師の診断により「マスク着用を禁止する」という文言が書かれている書面で、これを見ればマスク着用が健康被害をもたらすことを理解してくれるだろうと思ったからだ。

ところが、吉田は診断書を見ようともしなかった。何度も見てください!と示したが、一切見ようとせず、社員の訴えを封殺した。

そのとき、一部始終を背中で聞いていた三宅が、机をバンッ!と叩いて立ち上がり、実況室を出ようとした。

おい、ちょっと待ってくれ、三宅くんも話を聞いてくれ、とわたしは呼び止めた。

元々、コロナ関連では話が噛み合わないところがあるのは知っていた。

それ以前にもコロナ関連で誰かと激論を交わしているときに、バンっ!と机を叩いたかと思うと、席を立って実況室を出て行ったことがあった。

だから今回も、なぜか怒りを孕ませながら、また議論を避けて出て行くのだろうと思った。

そうは言っても同じ職場の人間。このまま放置していてもラチが開かない。いつかは話し合わなければならないと思っていたからこそ、呼び止めたのだ。

すると、聞き入れてくれたのか立ち去りはしなかったが、そこから三宅の『激昂劇場』が始まった。

「こうなることが分かってたから話したくなかったんや!」とブチ切れた。

わたしがこれまでにSNSで発信していることは知っていたようだが、いずれも否定的な考えだったようで、わたしの理論に対し「しょーもないねん!」と言い放った。

その激昂する中、こちらの意見を遮るように大声を上げて「マスクをしろー!」と恫喝して来た。

わたしはどうしたと思います?

顎マスクにしてたんですけど、思わずマスクを上げましたよ!

「すんのかーい!」とお思いでしょうけど、そらしますよ!あんな大声で恫喝されたら(^◇^;)コッワ

ちなみにわたしが着用していたマスクは、サムネイル写真に使ったマスク。妻お手製の薄々マスク。これを着けると、なぜかマスク派の人たちは安心するらしいから呆れる。

話を戻します。実況室というのは狭い空間なのです。そして、部屋を出たらすぐに場内放送をする実況席があるのです。

そのとき、実況席では鈴木セイヤアナウンサーが本馬場入場のアナウンスをしているところでした。

そんな状況で声を荒らげている者に、さらに声を荒らげて「誰にぬかしとんじゃ!」と噛みついてしまうと収拾がつかなくなる。

実況マイクに声が入っていないか心配になって、宥める方に回ってしまった。場内放送に携わる者として、それが最適解だと思ったから。

「もう辞める!こんな人とは一緒に仕事やってられへん!」と言い出した三宅。

吉田と一緒になんとか宥めてその場は鎮めることができた。

「きょうのスケジュールは決まっているから、それはこなす」とかなんとか言ってたけど、そんな啖呵を切るんなら、そのまま辞めたらいいのにと思った。

大の大人が自分の職場で、あんな大声で叫び散らすのには本当に驚いた。しかも、相手は雇い主の社員であり、先輩でもあるのに…。

こちらがブチ切れていい案件だけど、よく宥める側に回ったものだ。と言うより、あの激昂ぶりを見て、ドン引きしてしまったというのが実情だった。

その日のあと、園田競馬は5日間の中休みに入る。そして休みが明けた29日の朝、競馬場の入り口で三宅と遭遇した。

うしろから「おはようございます」と言ったあと、弱々しい声で「この前すみませんでした…」と何に対しての謝罪なのか分からないが、とにかく謝ってきた。

あんなもん、許すわけないけどな!ってハッキリと言い捨ててやった。

しょーもないって言うてたな!と言うと「いや、それは意見に対してではなく…」と言い訳をし出したから、しょーもないって言うてたな!と繰り返してやった。するとヘナヘナァ〜っとしぼんでいった。

実は、8月の時点で三宅は「辞めたい」と吉田に漏らしていたらしい。

8月というのは、わたしがTwitterでの発言を自粛させられたときのこと。


マスク、ワクチン、PCR検査不要論を普段から主にTwitterでツイートしていたが、それを快く思わなかった競馬ファンを含めた大勢からバッシングを受けた。

それはTwitter上だけに留まらず、兵庫県競馬組合に直接苦情のメールを送ったり、兵庫県庁にまで送ったりしてきた。

それらの苦情は、未だに大事に保管している。機を見て、公開返信をする予定にしているので、苦情を送ってくださった皆さま、心待ちにしていてください♪

三宅は、感染症対策を軽視するわたしの行動に不満を持っていた。実際には、わたしは感染症対策を軽視していたのではなく、マスクや消毒などの有効性を過信することなく、自身の免疫力を最大限重要視していただけ。むしろ、周りの人たちが自身の免疫力を軽視し、マスクや消毒、ワクチンなどを過信しただけなのだが…。

「家族には基礎疾患を持つ者がいて、コロナを持ち帰るわけにはいかないから」と吉田に言っていたらしい。

感染症対策を軽視するヤツが仕事場にいては、家族の命を守ることができない。だから、仕事を辞める!

うん、それは素晴らしい決断だと思う。仕事と家族の命を天秤にかけて、家族の命を取ったわけですから。

ところが、そのあと引き止めがあり、結局は仕事を続けることになる。あれ?家族の命より仕事を取った?

ここで、他人にマスクを強要する三宅の不思議な行動をご紹介する。

実況室というのは6畳あるかないかの非常に狭い空間。そこへ解説者を含めると、最大5人の大人がひしめき合うことになる。そんな密な空間で、彼は平気で弁当を食べる。

もしわたしがコロナを警戒し、人の吐く息に怯えていたのなら、そんな狭いところで食事をするなんて恐ろしくてとてもできない。

会社の飲み会や、競馬場の仲間内の飲み会には積極的に参加をする。しかも、そのときはマスク会食など一切しない。飲食店の出入りのとき、無意味にキチッとマスクをするだけ。

飲食店はコロナ禍で、感染源の大きな要因と誤解され、自粛要請や時短営業させられたりと、半ば公衆衛生の敵だと思われるほどの存在だった。そこへ「コロナを持ち帰りたくない」と言っていた者が、喜んで出かけていたとは大いに矛盾を感じる。

三宅という男は、口ではコロナを警戒しているようなことを言っているが、実はそれほど気にしていないんじゃないかな、とまで思っていた。甘かった…。本質はガチガチのコロナ脳だった。それでいて矛盾も抱えていた。

誰しも言動に矛盾が生じることはあるだろうけど、こと感染症に関して言えば、健康に関わる事案。もっと深く考えるなら、命に関わること。それに矛盾が生じてしまうと違った健康被害が出たり、経済的な被害が出たりする可能性もある。

現実問題、マスクの中長期着用による健康被害、ワクチン接種による健康被害、自粛ムードによる経済的な被害などが頻発している。

そして今年の1月28日。またもや矛盾が生じる出来事があった。

この日は兵庫県馬主協会による新年会が、大阪市内のホテルで盛大に行われた。新年会が盛大に行われること自体は大変喜ばしいことで、何でもかんでも自粛に追いやられ、沈滞ムードだったことからの脱却は、胸のすく思いがする。

問題は出席者。園田競馬、姫路競馬を管理する兵庫県競馬組合の現場のトップである高松宏文開催執務委員長(副管理者)が出席していた。

その高松氏が宴席で、あろうことかノーマスクで談笑していたのだ。


実はこの祝宴の司会をしていたのが三宅でした。当然三宅は高松氏に「マスクを着けろー!」と言い放つのでしょう。いや、さすがにそんな偉そうには言えないだろうから「マスクを着けてください」ぐらいは言うだろう、と思いきや、そんなことはしないのです。

あれ?いつの間に方針転換したの?競馬組合も三宅も。マスク着用は強要しないと方針転換したのなら、その旨をちゃんとアナウンスしてくださいよ!ファンや関係者には、散々マスクを求めてきたのですから。

そして、以前までの間違っていた感染症対策で誰かを糾弾していたのなら、その謝罪はしっかりしてくださいよ!


この感染者数や死亡者数を見る限り、当時よりも被害が拡大しているわけですから、感染症対策はより強めなければならないはずですもんね。

このように三宅の感染症対策は矛盾ばかり。そんなザルのような感染症対策をしながら、他人を糾弾するなんて言語道断である。

さて、実はもうひと仕事、三宅はこなしていた。

もう辞意を固めていた1月に入ってから耳にしたこと。経理を担当していたMさんから聞いた話。

どうやら三宅は、わたしが実況室でマスクをしていないことをご丁寧にも競馬場に密告していたのだ。

冒頭に添付した『ご報告』という記事の中にあるこちらの部分をご覧ください↓↓


『ごく身近にも…』の身近な者こそが、三宅きみひとだったのです。つまり、陰でコソコソ裏切り行為、背信行為を働いていたわけです。

のちに競馬組合の職員にも伺って証言も取れた。

こんなことがあったにもかかわらず、三宅がダート・プロダクションの社長に就任とは、ちゃんちゃらおかしい!となったわけです。

それでもツイートしたように、辞めた会社の人事ですからどうでもいい話。解任を求めるような気持ちは本当にないのです。

三宅や兵庫県競馬組合を含むマスクを強要していた人たちは、マスクをすることで、感染症を防ぐことができていたかどうかは、しっかり検証したのだろうか。その上で、マスクが感染症を防ぐことが分かり、マスク着用による健康被害もないことが分かったのなら納得もいく。

でも実際はどうだろう。国民の99.9%以上がどこでもマスクをしているにもかかわらず、感染の波は無関係にやって来る。

普通に考えれば「おかしいよね」と矛盾に気が付くのだが、こういうとき必ず湧き出て来るのが「皆んながマスクをしていたから、これだけの感染者数で済んでいるんだ」という人たち。

だがそれは、検証がなされていないのだ。もし検証をするなら、マスクをせずに生活している群との比較しなければ意味がない。

わたしは競馬実況の仕事を辞め、昨年の6月からワンオペで居酒屋を経営している。これまでの約10ヶ月間、一度たりともマスクを着けたことはない。にもかかわらず、コロナに感染どころか、風邪ひとつ引かずに過ごすことができている。

飲食店のワンオペオーナーは、お客さんの食べ残し、お手拭き、紙ナプキン、箸、皿、グラスなどを素手で片付ける。店内の清掃、トイレ掃除もひとりで行う。そんなことをしても感染しなかったと、10ヶ月間しっかり検証したと自信を持って言える。

ひとつの症例だけで、マスクの着脱に優位差はないという証明にはならないが、少なくともマネキンを使った実験結果や、スパコン富岳の映像解析よりは遥かにエビデンスレベルが高いのは間違いない。

店に来てくれるお客さんや友人もノーマスク派が断然多いが、皆んな健康そのものだ。

ルールや規則だと言って、他人にマスクを強要してきた人たちは、そのルールや規則が本当に正しいかどうかを考えたのだろうか。

2023年3月13日、マスクの着用が個人の判断に委ねられると発表され、マスクに関するルールや規則が緩和された。

いや、元々日本では法的拘束力はなく、強制されるものでもなく、常に任意だった。なのに、ルールや規則だからと言って進んでマスクを着用した人たちが多かった。マスクの実際の有効性や弊害などを考えることなく、大勢の人が軽率に従った。

勝手に従うのは別に構わない。だが、自分の意見とは違うからと、ルールや規則に疑問を投げかける人たちに対し、強制したり、攻撃したりしてきたことは、到底許されるものではない。謝罪をしてもらいたいと思う。

マスクルールを無思考に許容した人たちと、疑問を感じた人たちの大きな違いは、マスク問題を『人権問題』と捉えたかどうかの違いだと思う。

「マスクごときで人権を振りかざすなんて」と言う人がいるかも知れないが、強制でもないマスクを拒んだら強要されるというのは、着けない権利を奪われているのだから、明らかな人権侵害。

そしてその「マスクごとき」で従ってしまうことで、他の多くの権利まで奪われかねないと想像力を働かせなくてはならないのだ。

「個人の判断に委ねられる」と報道があってから、世間はどうなったかご覧になったでしょうか。

確かに以前に比べると素顔率は高くなってはいるが、それでも1割にも満たないレベル。ほとんどがまだまだマスク姿だ。

既にマスクは感染症対策のアイテムではなく『着けていれば安心♪』や『見せたくないものを隠せる』といった精神的支えとなるお守りと化した。だから誰も外せない。

そう言えば、どこかの居酒屋でこんな貼り紙を掲示した店があった。

そう、もうマスクは生活習慣に溶け込んでしまっている。顔に一枚羽織るのが、当たり前になってしまったのだ。

せっかく、皆んなが大好きなルールが緩和されたというのに…。既にルールとか規則とは関係ないところでマスクをしているのでしょう。

あっ、よく見たらわたしの店でした(゚∀゚)

今回は園田競馬場で実際にあった出来事を綴った。

なぜ辞職した当時に書かず、いま頃になって書いたかというと、情勢が徐々に変わっていく過程で、方針転換をした彼ら(兵庫県競馬組合、吉田、三宅ら)が、誤った見識で他人を貶めたことを謝罪する可能性があったから。

でも、結局はなかった。その後に明らかに方針転換をしていながら、何のアナウンスもしなかったので、事実は事実としてしっかり伝えておこうと。そして、謝罪するかどうかの目を多く惹きつけようと思った。それでもしないのだろうなぁ…。

あっ、そうそう!本来は2022年の1月に、わたしがダート・プロダクションの社長になる内示を吉田から受けていたのだが、コロナ関連の発信が不当にも不祥事扱いされ、白紙になったことも付け加えておきます。

世間ではもっと酷い人権侵害を受けた人も数多くあったことだろうと想像する。そんな中でも力強く闘った勇者もいたのだろうな。そして勝利を手にした猛者もいたのだろう。わたしは残念ながら敗者となってしまったが…。

マスクを外したくない人たちは、どうぞいつまでも着け続けてください。ウイルスや感染症と呼ばれるものは、恐らくなくなることはないでしょうから、周りが外そうがずっと着け続けてください。決して「外せ!」なんて強要や恫喝なんてしませんから。

ただし、方針転換をしてマスクを外したり、マスクをしていない人を許容することができるようになったら、そのときは過去の言動で他人を傷付けたことに対し、キッチリと謝罪してもらいたい。

あなた方、マスク警察が行った所業は、日本の黒歴史として、我々の胸にしっかりと刻まれているのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?