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2024.03.13.

大好きな美術館の大元となったコレクション群が、入社した会社の初代社長が必死に集めたものであることを知った時、本当に嬉しかったの。
少し誇らしかったし、この会社に入って良かったって思った。
でも社史からも分かるし、今現在扱う製品からして、世界中の紛争から全く関係ないところにあるわけではないことも知ってた。

その後、会社がスポンサーとして月一で無料開放日を設けたこともとても嬉しかった。
もっと早く、初代社長の意思としても絶対やるべきだったでしょ、って思ったくらい。

だから、今回の西洋美術館 特別展プレスリリースでの抗議デモを知って、白幕を見た時はすごく悲しかったけど、
配られたビラを読んで、川崎重工の今までの全てを否定しているわけではなくて、今の業務や姿勢についての抗議に思えて(当事者が発している全てに目を通せてないから“思えて”と書くね)、批判できない抗議だなと思った。

「とても素晴らしい作品群を維持・公開するのに、今起こっている紛争に間接的にでも加担して得たお金を使用している 構造になっているように外部から見えるけど、それは本当ですか?それはやめてほしい。
文化のために戦争を正当化しているように見えるから。」
至ってシンプルな主張に見える、何もおかしくない。
でも、私はどうしたらいいのかわからない。共感、賛同するのか、意識の外に追いやるのか、どうしよう。美術館に行くだけでいいのか。

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