逃げてる、ずっと

中学の時、部活が大嫌いだった。
自分にとって、意味がなかった。ただ苦痛だった。でも学校という村の小さな部活という世帯において、やめることは未知の恐怖だった。

3年間、続けた。
続けた結果、過敏性腸炎だけが残った。
過敏性腸炎は、お腹がすぐ痛くなる病気だ。
お腹なんて誰でも痛くなるし、ちょっとしょぼい。でも、そんなしょぼさも含めてこの病は自分を征服し、おそらく性格さえ変えた。

それ以降、続ける、ということに夢が持てなくなった。その瞬間に楽しいことしか、正解じゃなくなった。現在を現在定義する時、それはいつだって正しい。ミライからみて間違ってるかもしれないが、その瞬間は紛れもなく正しい。

今でも、何かを続けることは苦手だ。違うと思ったら、すぐ辞めたい。あまり事態が好天したことはない。



いま、お笑いを辞めたい。
でもこれは、逃げに感じてならない。
なりたいんだろ、おもしろく。
じゃあ、もっと頑張るしかないよ。
頑張んなくていい。楽しむしかないよ。
誰よりも楽しんで、誰よりも人を幸せにして、それから考えよう。


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