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はりぼてはいつも自分

普通の会社員をしている人の気持ちが本当にわからない。
毎日同じところに行って、同じような仕事をして、同じ人と話して、周りと同じような人になる。
自分の未来図がオフィスの同じ部屋のどこかしこに座っていることへの恐怖や虚無はないのだろうか。
たしかに、出世する、出世しない、色々ある。
でもどのパターンも大体想像できてしまう。
結末のわかることを頑張るのは、むずかしい。
それにその未来に対する絶対的な価値を信じていないといけない。


じゃあ、わたしはどうか。
芸人は、未来なんか知り得ない、わくわくする素晴らしい職業なのだろうか。
そんなことない。

売れるか売れないか、ライブ出るか出ないか、
そんなのわかってるじゃんか。

ただちょっとだけ、売れる世界線と売れない世界線の未来が違って、ロールモデルが少ないだけ。
なんにも変わらない。
自分の退屈さを紛わすためだけ。
少し話題性があって、ほんとうにそれだけ。


結局私は、自分の人生の可能性をずっと自作自演してるだけ。
既存の価値観でしか想像すらできないくせに。

自作自演に飽きるまで、このおままごとを続けてる。


刺激以外の原動力は好きに尽きる。
わたしはとくに。

好きじゃなくなるのが、とっても、とっても怖い。わたしの軸なんてそもそもないけど、わたしの気持ちではない何かがその原因だったら、もっともっと怖い。

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