LINE苦手女が考え抜いた末に発明したワンターンキル作戦①
今や日常生活における連絡手段として欠かすことの出来ない存在となったLINE。
既読がつけば相手が読んでくれたことが確認できるしなんといってもやりとりがスムーズ。
ガラケー、デコメ、着メロの世代に青春時代を生き抜いた私にとっては画期的な連絡手段に思います。
好きな人にメールを送ってから、相手がメールを見てくれたのかどうかもわからずドギマギして返信を待っていた日々。
個別に着メロを設定していて、好きな人の着メロが鳴った瞬間はガラケーのパカパカをとりあえず2cmくらいだけ開けて薄目でチェックしていた時代が私にもあったものです。
そんなメール全盛期の世代が私の青春時代で良かったなあと思うけれど、やっぱりLINEに慣れてしまったらその便利さには勝てません。
でもそんなLINEに対して私は今だにちょっぴり苦手意識があります。
◆LINEが苦手になったきっかけ
私は前職で保険営業を丸2年間していました。お客へのアポ取りはもちろん、いまのニーズを聞き出すためのヒアリングや契約をしてくれた方へのフォローに至るまで、直接お会いするのが難しい方でもメールであればと応じてくださる方がたくさんいらっしゃいました。
そのようなやりとりを最初はガラケーの社用携帯を使いメールで行っていました。しかしこちらの提案をお客が確認したか、また確認はしているもののお客が返事に困っているのかどうかを判断するため、そしてその結果によってはお客に対する次のアプローチ方法が変わってくる、だからLINEで既読を確認できる方が良いという上司の教えの元、次第にお客とのやりとりは社用携帯ではなく個人携帯のLINEを使って行うようにシフトしていきました。
これが私のLINEへのトラウマを生むきっかけとなってしまいます。
もちろん断固として個人携帯でのやりとりは絶対にしません!と上司に相談すれば、強制することは決してなかったように思います。しかしその頃私は保険営業の鬼と化し、完全におかしくなっていました。
その結果、勤務時間外にお客からのLINEがポンポン来るようになり土日や旅行中もその度に仕事のことを思い出してしまい、24時間365日仕事に支配される感覚になりLINEの通知に怯える生活を送るようになってしまいました。
お客が私のことを担当者として頼って下さるのは嬉しいことのはずであり、私が強気で「今は勤務時間外なのでまた後日回答しますね!」とたった一言伝えることができればこんなことにはならなかったはずですが、当時の私にはそれができませんでした。
転職してその環境から解放された今でもトラウマというのは消えないもので、一つ一つのLINEの通知に怯えるとまではいかなくなったものの、やはりどうしても親しい人以外とLINEでやりとりするのはどこか緊張感があり出来るならば避けたいという気持ちがあります。
そんなこんなでLINEに対してちょっぴり苦手意識のある私に先日起こった出来事をお話したいと思います。
続く
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