【読書日記】ローマ法王に米を食べさせた男
あるTV制作会社社員から公務員と僧侶の二足の草鞋で地方の限界集落を見事に蘇らせた男の話。
この人はニューノーマルを自で行くそのもの。
何も無いと思われている地域の中から価値あるものを発見し、魅了あるものに見えるように話題にする発想力と行動力となによりもそれを突き動かす情熱がこの成功物語の真髄かと思う。
世の中はデジタルトランスフォーメーション だとテクノロジーが全てを解決すると発想しがちかだが、それよりもこんな世界を作りたいという情熱を届ける手段としてのデジタルやテクノロジーだと実感する。
全てが簡単に答えが見つかる時代だったからこそ、何が正解か分からないこの世の中ではある意味全てが正解になり得る。
そこの成否を分つものこそ本物か否かということだと。
本物か否かを判断するものこそ情熱だと…この本は教えてくれた。
昨年から公私共に変化の大きかった一年。
色んなことに気が付かされたし、自らとの対話も増えた。
この時代…皆さんにとっての大切なもの、情熱を傾けられるもの、何ですか?ココロが昂る至極の一冊
柘レビュー ★★★★☆
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