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【読書日記】脱限界集落株式会社

限界集落株式会社 の続編では地方にありそうなテーマ「地域の商店街」と「ナショナルチェーン」の共存はあり得るのかを扱った物語

ここでは私が戦略立案の際に活用している戦略basics にもある、利用しやすい買いやすいという利便性を追求するのか、圧倒的な商品特性て勝負する商品軸か、顧客ひとりひとりにぴったりの商品やサービスを提供する顧客密着軸か、企業が取るべき戦略の中でナショナルチェーンに対抗して地域の商店街はどの戦略軸で挑むべきかを説きながら進行する物語で痛快でテンポの良いストーリー展開。

加えて都内にいると過疎化する地域を守るにはスマートシティ、コンパクトシティこそ正解といった論調や高齢者にとっても医療体制を整えられるので安全だという発想はともすると寄り添っているようで自分達、管理する側の思考になっていないのかと気が付かされたことも大きな気付きだった。

地域創生において最も大切なのは寄り添っている雰囲気ではなく、地域が自立できるようにするための伴走としての寄り添い方なのだと思う。

柘レビュー ★★★★★

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