フラワーカップ

・レース傾向からは後傾ラップ戦になる傾向が予想されるレースだが上がりが掛かる。
12.5秒以下のラップで淡々とレースが展開される事が予想されるレースなので欧州向きの重厚な血統を保持している馬の好走率が高い。
・近年ディープ産駒の好走も目立つが母系に欧州系の血統を保持している馬が好走している。
・前走から距離短縮馬が狙い目。
・小柄な馬でも好走しており馬体重はそこまで気にしなくて良い。

◎ダイム
○モカフラワー
▲シンティレーション
△キタサンシュガー
△スタニングローズ
△パーソナルハイ
⭐︎デインティハート

◎ダイムは前走小倉未勝利を勝ってからの臨戦過程だが前走重馬場の競馬の中、強い勝ち方。
馬場悪化は苦にしない馬で上がりが掛かるレース向きの馬。
今回メンバー見渡すと前走から距離短縮で臨むのがこの馬1頭のみ。
このレースは前走から距離短縮馬の好走馬が目立つレースで昨年は好走馬はいなかったが、スローで上がりの速さが求められるレースだった。
それ以外で見ると、2020年1着アブレイズ、2019年2着エールヴォア、2018年4着ウスベニノキミ、2017年2着シーズララバイ、2016年3着ウインクルサルーテ、4着ギモーヴ、2014年1着バウンスシャッセ、2着マイネグレヴィルなど距離短縮の馬が軒並み好走しており、上がりの掛かるレースでより前走からの距離短縮馬の好走歴が目立つ結果となっている。
これから馬場は乾くだろうが高速馬場とまではならない、メンバー見てもおそらくスローの上がりが掛かるレースになるだろうと予想。
そうなるとレース傾向からぴったり当てはまるのがダイム1頭だけという結論に至った。
父オルフェーヴルに母父シングスピール、母母父ダルシャーンの母系はガッツリ欧州母系。
枠も8番枠とちょうど良い所に入ったし、3着内なら十分チャンス有りとし本命。

○モカフラワーはアサマノイタズラの妹。
新馬戦、インダストリアに勝った内容が良かったのだがその後2戦結果が伴っていない現状も前々走はチューリップ賞快勝したナミュールが勝ったレースでモカフラワーに先着したのはパーソナルハイ、スターズオンアースと同世代の重勝戦線で勝ち負け演じている馬たちの4着、前走クイーンカップはちょっと強気に乗り過ぎた。
今回、初の右回り、中山替わり、距離延長にはなるがこの馬にとって条件好転しそうだ。
中間の攻め具合も非常に良く最終追い切りの内容が素晴らしい。
厩舎、鞍上共に期待感伺える本馬。
この条件で一変しそうな雰囲気。
頭まで。

▲シンティレーションは新馬戦で日曜日1勝クラス勝ち上がったトップキャストの2着、素質馬ポッドボレットに未勝利戦で勝利し未勝利脱出、アルテミスステークスでは6着に敗れてしまったが、休み明け挟んで前走馬体重も成長し若竹賞を勝って重賞2回目の挑戦となる。
馬場悪化が進むとどうかという所はあったが、幸い馬場は乾きそうなので良馬場か良馬場に近い稍重までには回復しそうなのでその点はプラスになりそう。
内が効く馬場、レース傾向的にもこの馬向きの流れになりそうだ。
天栄帰りの臨戦過程も良いし前走中山を経験しているのもアドバンテージ。
追い切りでもオープン、重賞でもそこそこやれそうなホウオウエミーズと互角の動きでそのホウオウエミーズが同舞台で日曜日内枠から勝っている事からも馬場、能力的にもシンティレーションに追い風となっている。
引き続き中山自体も問題ないし、ボールドルーラー系サンデーの母父アグネスタキオンに母母父カーネギーとどことなく欧州寄りの血統背景も良い。
馬券圏内という見方ならこの馬が1番固いかもしれない。

△キタサンシュガーは前走中京新馬戦を勝ってからの臨戦となり、距離延長、関東圏への初遠征、初右回り、初中山と初ものづくしとなるがレース適性はありそう。
血統的にも父キタサンブラックは3歳時同舞台のスプリングステークス勝ち、皐月賞3着があるなど中山適性抜群、母父サドラー系と欧州系の母系からも血統的にもレース適性はある。

△スタニングローズはこの厩舎なのでしがらき帰りの臨戦過程は良いが中山替わりがどうか?
広いコース向きな感じはあるし、例年のレース傾向としては合わない。
スローの上がりが問われるレース展開になれば台頭の余地はある。
昨年ホウオウイクセルが勝った時の様な展開になれば勝ち負けまであっても良い。
レース傾向から上がりの掛かる展開を予想しているのでその分、今回評価下げた。

△パーソナルハイはチャンピオンヒルズ帰りの臨戦過程も良く、絶好の内枠引いて後は自分の競馬するだけ。
前走阪神JFは大敗してしまったものの、前々走はチューリップ賞快勝したナミュールの2着と好走、小倉未勝利戦では7馬身千切られてしまったものの、ホープフルs勝ったキラーアビリティの2着などがある素質馬。
この馬が逃げることになるのか、自分の形に持ち込めれば渋とい。
前走控えた経験や既に揉まれた経験を糧にして競馬できそうなので注意しておきたいんだが、血統的にはディープ産駒で母系は米国寄りであるためレース適性としては向いていない印象なので評価は下げた。

⭐︎デインティハートは前走シンティレーションに負けてしまったが差のない競馬。
山元トレセン帰りの臨戦過程も良いし、これもレース適性は合う。
仮に上がり問われるレースになったとしても近2走上がり最速で上がりを使えてるようにどちらにも対応できそうなのは強みだ。
牝系にはシックスセンス、デルフォイなど非根幹実績のある馬がいる血統ではあるが兄弟はダートで活躍している馬が多数。
例年のレース傾向からレース適性、馬場は合いそうだが血統的には少しズレる。
その点だけ。
父エピファネイアだし内枠に入らなかったのはこの馬にとってはプラスなので押さえておく。

買い目
ワイド
8-3.6 本線
押さえ
8-1.2.9.10

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