皐月賞

🐎2014年馬場改修後、直線スピードの重要性が増した馬場傾向になってきている。(良馬場の場合)
このような事から速い上がりを使えるタイプの馬をの狙うのが良い。
・5着以下に負けた事がなく中団から上がり最速で差した経験が豊富な馬。
・良馬場で時計が速くなれば、マイル実績がある馬が走りやすい。
時計が速くなると2016年、17年、18年と前走1800m以下で好走した馬が来ている。
逆に道悪で行われた皐月賞ではマイル実績がない馬が走るというように当日の馬場傾向によって傾向が変わる。
(近12年で道悪で行われた2010年、2012年の1〜3着馬はそれまでマイルを走った経験がない馬が独占。2018年も稍重馬場で2、3着馬はマイル実績なし。2018年勝ったエポカドーロは未勝利戦でマイル勝ちはあったが速い上がりを記録しておらず京都内回りでの勝ちがあったのみ。また2016年ディーマジェスティが勝った時は良馬場ではあったものの非常に風が強い中でのレースで1〜3着馬までマイル実績がなかった馬での決着だった。)
2020年は稍重で1、3着馬はマイル経験なし。(2着サリオスは朝日杯勝ち)
2021年は稍重で1、2着馬はマイル経験なし。(3着ステラヴェローチェ朝日杯3着)
以上のように馬場状態や天気によって傾向が明確に変わっている事が伺えるので参考にすると良い。
・例年、良馬場の場合、皐月賞は前哨戦である弥生賞より2〜4秒時計が速くなるので速い時計に対応できる馬を狙う必要がある。
🐎血統
良馬場で時計の速い馬場ならば前走1600〜1800mで好走履歴のあるディープ産駒、キングマンボ系保持産駒。
時計が掛かる馬場ならば前走2000m以上からの欧州血統馬。
ロベルト系特注
持続力勝負に強く、パワー、スタミナを兼ね備え成長力もあり使い込んでもへこたれない。叩いてパフォーマンスを上げる。

🐎今年マイル実績馬
ドウデュース
ビーアストニッシド

◎サトノヘリオス
○ドウデュース
▲ジャスティンパレス
△ダンテスビュー
△デシエルト
△キラーアビリティ
△ジオグリフ
×アスクビクターモア
×オニャンコポン
⭐︎ボーンディスウェイ

◎サトノヘリオス(エピファネイア×サンデー)
前走スプリングステークス3着。
前走は内枠からスタート出て中団インコース追走、折り合いは問題なく内をロスなく立ち回り直線入ってから前2頭の開くスペースを狙っていたが抜け出すには狭くてなかなか追い出せず残り200mあたりでようやく1頭分スペースができた所を捌いて長くいい脚を使って3着ともう少しスムーズなら前2頭ともう少し着差は詰められたといった内容のレースだった。
昨年暮れのホープフルsは道中のポジション、折り合いも問題なく良い所で競馬できており4コーナーから手応え良く外から捲り上がってきたが直線向いてから手応えの割に全く弾けず13着といった内容ではあるが、この時はエリカ賞をレコードで勝った後の中1週で中山遠征というローテだったので結果的に臨戦過程が馬にとってしんどかったんだと思う。
そのレコードで昨年勝ったエリカ賞の内容が強くてレースレベルも高く直線は内から前を走っていた2頭の間を割って力強く抜けてきた内容は強かった。
この馬は前走でもそうだし、エリカ賞でもそうだった様に内を捌いて馬群を割ってこれる器用な面を持ち合わせているのがこの馬の良い所だ。
新馬戦は4コーナーあたりから手応え悪くて沈んでいきそうな雰囲気があったにも関わらず最後まで走り切って4着と当時気の悪さを出しながらの走りで本来の力を出しきれずという内容だったが、イクイノックス、サークルオブライフと一緒に走って4着という内容でこの時この馬が1番人気に支持されているという構図での新馬戦だったようにこの2頭は重賞、G1勝ちを納めてはいるが、この馬自身も重賞級の能力は秘めている。
血統は父は皐月賞2着のロベルト系エピファネイアでなんと言ってもアイドリームドアドリーム一族で、皐月賞馬エアシャカールを筆頭に、中山大好きエアシェイディ、祖母に牝馬クラシック皆勤で全て3着以内に入線しているエアデジャヴー、秋華賞馬エアメサイア、菊花賞3着エアウィンザーなどエア軍団の一族で中山は血統的にも問題ないし経験もしており、前走の競馬っぷりやエリカ賞の内容からもこのメンバーの中に入っても十分戦える能力自体は持ち合わせてはいるので、友道厩舎今回3頭出しでトライアル使い分けもあっただろうが、前走叩いて間隔は中3週と詰まってはいるがホープフルsの時よりかはマシだし、馬場問わないし9番枠と微妙な枠だが積極的に狙いたい馬だ。
各馬外回してくるような隊列ならば思い切って内突っ込んできていいし、土曜日の競馬を見ていると外から差してこれるだけに馬場はこの馬向く。
馬群捌いてこれる器用さあるので詰まってもいいから馬場の真ん中あたりから突き抜けて欲しい。
ただ大外ぶん回して差し遅れだけは勘弁。
スプリングs3着から好走したのは2004年皐月賞勝ったダイワメジャー、2006年2着のドリームパスポート以来馬券になっていないというなかなか絶望的なデータながら上記で述べた様に詰まらかったら上位と着差は変わらなかったと見えたので馬の力信じたい。
望来くんには馬場しっかり読んで一発狙って騎乗して欲しい。

○ドウデュース(ハーツクライ×ボールドルーラー)
前走ディープ記念2着。
前走は朝日杯勝った後以来の休み明けでの出走、距離延長という事もあったか鞍上も折り合いに気をつけながらの競馬をしており少し行きたがるような素ぶりもあったが、折り合いは問題なくついて落ち着いて競馬できていた。
スローな流れを嫌って大外にいたロジハービンが残り800m付近から捲っていく様な形を取ったのに馬が釣られかけたが鞍上が上手く我慢させれたが中途半端に捲られてきて我慢させたとロジハービンが邪魔で下げた所、内にいたボーンディスウェイにシュッと前に入られて若干レースのリズムが崩れたが4コーナー回ってから直線スムーズに抜け出してきてピッチの効いた走りで良い瞬発力を見せたが好位でスローな展開向いたアスクビクターモアと脚色が一緒のまま入線して2着。
淡々とレースが進んでいれば勝っていたレースではあったがロジハービンに色々邪魔されてしまった印象のレースではあったが、前哨戦という事を踏まえればまずまずといって良い。
距離も全く問題ないし、折り合いも大丈夫。
中山コースも1回経験できて好走できたしクセも現状少なく右回りも問題ないので良馬場ならまず確実に走れるはず。
ピッチの効いた綺麗な跳びをしている走りをしているため小回りの適性も高いし良馬場でこそ力を発揮する馬だ。
兄弟はフラーレン、ロンズデーライトとダートを主戦場としており母もアメリカダート重賞勝ちがある様に走法からは綺麗な馬場向きであるのは確かだが仮に馬場が多少渋ったとしても血統的にはこなせそう。
週中雨でBコース3週目で内側の馬場が傷んできているため週中の雨と土曜日の走った後の馬場の傷み具合は進んでいるが稍重の割に時計は出ていたので良馬場で走れそうなのは良いが、ハーツクライ産駒の成績が悪い皐月賞なだけに血統相性の分とダービーを見据えた騎乗もしながらの競馬を鞍上が考えてする分、取りこぼす可能性はある。
ただ当日はこのままなら良馬場で走れそうだし、この馬向きの馬場になりそうだ。
良馬場だとマイル経験が活きる皐月賞なので、今回のメンバーでマイル経験があるのはドウデュースとビーアストニッシド2頭のみ。
後者は新馬戦、未勝利がマイル戦だった事、それに引き換えドウデュースは朝日杯勝ちなら実績面からもこちらの方を上に取りたい。
12番と枠も良い所に入ったし、良馬場ならいずれにせよ上位人気勢の中なら信頼できる人気馬。
頭鉄板という感じではないが、友道師のコメントからは自信ありげな力強いコメント出ているし陣営としてはダービーが最大目標とはいえ、ここに向けてとりあえず万全な状態だと判断できそう。
馬券内にはいるという意味で馬券の軸はこれでといったニュアンス。

▲ジャスティンパレス(ディープ×ヌレイエフ)
前走ホープフルs2着。
前走スタート若干立ち遅れ気味のスタートも中団追走、4コーナー手前から鞍上が追って追っての競馬で直線フラフラしながらも2着と好走。
前走の内容からまだ幼さが残る走りをしながらではあったがそれで2着と走ったわけだから持っている能力は高い。
450キロとコンパクトにまとまった馬体をしておりディープ産駒でここまで目立った速い上がりを使っている訳ではないが、外回りの広いコースで走らせてあげるとキレる脚も使えそうな走りはしている。
前々走黄菊賞では良馬場発表も荒れた馬場でそんな中でも力強い走りを披露できており多少馬場が渋っても対応できそうな走りに見えた。
母父にヌレイエフ系のロイヤルアンセムで母母父ロベルト系レッドランサムと上がりが掛かるとヌレイエフ系は強く、持続力勝負に強い皐月賞の好走血統であるロベルトの血を持っているのもこのレースには強みだ。
兄にステイヤーズs、阪神大賞典2着のアイアンバローズがおりまず距離に不安はないのは強み。
新馬戦、1勝クラスと5頭立て、6頭立てのレースを経てG1で初の多頭数の競馬を経験し今回と同じ中山で2着といきなり好走したのもやはりポテンシャルの高さが伺える。
ここまで全て2000mのレースしか経験しておらずまだ良馬場で本質的な瞬発力勝負を経験していない分、キレる脚を持ったスピード馬にやられてしまう可能性はあるが、この馬の走りやまとまった馬体からもディープ産駒でキレる脚を使えそうな馬でもありそうなので血統背景から相殺してくれないだろうか。
体幹部分に緩さを見せる分、現状当たりの強いデムーロJとは合いそう。
10番枠と良い枠引いたし真ん中〜外が良い馬場なのでしっかりゲートさえ決めれば十分チャンスある。

△ダンテスビュー(キンカメ×フレンチデピュティ)
前走きさらぎ賞2着。
前走はこの時の中京の馬場は稍重で内が荒れておりは内をロスなく立ち回り直線向いてからは馬場の良い所に出して勝ちパターンも大外からパワフルに追い込んできたマテンロウレオとの追い比べになりハナ差敗れてしまったものの勝ちに等しい内容と言っていい。
昨年東スポ杯2歳sでイクイノックスの4着と敗れてしまったがこの馬自身メンバー中上がり3位の脚を使ってはいるが12頭立ての大外と上位内枠で独占されているという結果から内有利な馬場で速い上がりを問われる馬場だったという事も考えると現状決め手勝負には欠けるが上がりが掛かる馬場ならば対応できそうだ。
新潟や東京への輸送は経験しているし、右回りは初で中山も初コースになるが血統的にはクロウキャニオンの一族でカミノタサハラ、ヨーホーレイクと2頭共皐月賞4着、5着とワンパンチ足りなかったがカミノタサハラは弥生賞勝ち、ヨーホーレイクはホープフルs3着の実績があるように中山に替わっても対応できる血統背景ではある。
2頭は共にディープ産駒でダンテスビューは父がキンカメに替わった事でこの兄2頭ワンパンチ足らない分を欧州の血キングマンボの血がワンパンチ足らない分をタフな流れになれば埋めてくれそうな感じがある。
ただ時計掛かる馬場の方が良かった。
1週前にCWで一杯に追われてラインベックに先着しているが、最終追い切りが軽すぎで凄く気になるものの、この厩舎は1週前にしっかりやって最終追い切り軽めというパターンも多いのでそこまで気にしなくても良いのかもしれないがそれにしてもお散歩調教すぎないかと感じ…
8番枠と過去10年馬券になった事がない死に番引いたのでここがどうかと、土曜日稍重でも稍重の割に時計が出ている馬場で当日良馬場が見込まれそれなりに時計が速くなりそうな馬場がどうかも、おそらく内があんまり良くない馬場で各馬外回すような競馬になれば荒れている馬場は得意なので荒れている内突っ込んで来たら鞍上も吉田隼人Jにテン乗りにはなるが、昨年もステラヴェローチェをテン乗りで3着に導いたジョッキーでこのジョッキーなら、馬の特徴を掴んでいるだろうから十中八九、内突っ込んでくるはずなのでそういった競馬をする事を信じて賭けてみたい馬。
欲を言えばもう少し内枠が良かったし、馬場が向かなくなっているので勝ち負けまではどうかも2、3着なら。

△デシエルト(ドレフォン×キンカメ)
前走若葉ステークス1着。
前走初芝初戦でOP緒戦いきなり勝利となった訳だがこの時雨が降っており馬場も緩くすんなりハナに行って淡々した流れも向き、展開面、馬場状態もこれまでのダート経験も活かされフィットし他馬が伸びあぐねる中そのまま押し切りといった内容。
レースレベルは高く相手関係も少頭数とはいえ京成杯3着のヴェローナシチーやホープフルs3着のフィデルがおりそれらを完封した内容、稍重ながら2.00.2という時計も優秀なので強い内容と言っていい。
初の中山にはなるが右回り自体は問題ないし馬場が緩くても大丈夫な馬。
中山の馬場は合いそうだが良馬場の時計勝負となると速い脚はないのでどうかもやる事は前で捌く事が今回もできればやる事は16番枠だし決まっているので、後続に脚を使わせるようなペース懸けできれば再び好走の余地はある。
昨年1番人気で惨敗したダノンザキッドを思い出してしまうように、厩舎的に向いているかどうかが心配な所ではあるしレース適性には疑問。
血統的にも叔父に皐月賞馬ドゥラメンテがおり祖母にアドマイヤグルーヴがいるダイナカール一族。
母系は華麗なる一族ではあるが、父ドレフォンという所が?
16番枠に入ってしまったのでこの枠からどう対処できるか並びや展開がカギになりそうだ。
控えて味はないしこの枠ならもうやる事1つだから積極的に競馬していってロングスパート戦で他馬が差し遅れてくるような展開になれば前残り期待。 

△キラーアビリティ(ディープ×ブラッシンググルーム)
前走ホープフルステークス1着。
前走は好位追走で内をソツなく回ってきて道中ノープレッシャーで直線抜け出すだけというG1とはいえ結構楽に勝てた内容のレースだった。
パワーある走りで前々走、萩ステークスで33.6秒の上がりを使えているようにある程度速い脚も使える馬。
この馬は新馬戦でレッドベルアームの5着に敗れているのだが、未勝利勝った時ラスト10.8の脚を使ったラップは秀逸で何で新馬戦負けたか疑問がつくぐらいの未勝利の内容は強かった。
この時の内容から重賞、G1級の能力はあると見ていたが昨年暮れのホープフルsを勝ち、やはり優秀な馬だと感じた。
ここまで阪神、小倉、中山と右回りしか経験しておらず今回もホープフルsを勝った同舞台でのレースとなるので中山コース、右回り経験豊富なので問題ない。
近2走見ていると若干噛む様な所があり少し行きたがる様な仕草を道中見せるような幼さも垣間見えるだけにまだ精神面での落ち着きなんかは成長の余地がありそうだし、G1勝っているが逆にまだまだ奥がありそうな能力を秘めていそうな走りをしている。
何となくサートゥルナーリアに似ているなぁという印象を持った馬。
母はアメリカ8.5ハロン戦のアメリカダートG1勝ち馬であるが母父コンガリーの父はワンダーホースと呼ばれたアラジでブラッシンググルームの系統。
全体的に見ると母系は米国型に見える血統背景だが、昨年3着に好走したステラヴェローチェの父はバゴでブラッシンググルーム系。
ブラッシンググルーム自身は凱旋門賞馬レインボウクエストやイギリスダービー馬ナシュワンなどを輩出。
そのナシュワンといえばバゴの父である。
この様にアメリカンな血統の中にブラッシンググルームの欧州の血がミックスされ且つ母母父APインディがある血統背景で非常に持続力に優れた血統背景である事が伺える。
4番枠と絶好枠引けたが、馬場が速くなって来ているため時計が掛かればこの馬の方が有利に働くと思っていたがこの馬場の分ドウデュースの方に分があるかもしれないなと見たのと軸候補ではあったが、陣営のトーンがえらく微妙でどうもダービーを見据えての仕上げしている感が強く見受けられたし追い切りでも引っ掛かってる面を見せておりどうも休み明けの分もあるのか良い動きとまでは見えなかった。
その分下げたが力通りなら勝ち負けなので、頭まであってもいいヒモに押さえた。
何かでも人気が程よく落ち着いてしまってるあたりから美味しいと判断するより罠っぽい気がする。

△ジオグリフ(ドレフォン×キンカメ)
前走共同通信杯2着。
前走は前半少し掛かり気味で追走も内に入れて前に馬を置いて競馬してから落ち着いて直線向いてからジリっぽくなったが加速ついてからは良いスピードを発揮しダノンベルーガの決め手にはやられたが2着と好走。
朝日杯から距離延長のローテ向いた。
朝日杯は札幌2歳sを勝ってから休み明けのぶっつけローテ、初関西遠征、初距離短縮と初モノづくしだった事もあったし、初の距離短縮で前半から流れに乗っていけず後方からのスタート、直線は上がり最速で上がってきているもののジリジリ伸びてきている感じでマイル戦は忙しい印象。
距離は1800m以上が良さそう。
ノドに不安のある馬なので状態面次第にはなるが、馬格はあるし能力自体は高い。
アロマティコの仔で中山は初ではあるが血統的には問題なさそうではあるが、朝日杯の走りを見ていると右回りの走りは直線スムーズな走りには見えなかったので直線広いコースの分ごまかし効いたが右回りはあまり上手じゃないのかもしれない。
札幌2歳sは札幌コースは右回りだがコーナーも緩く東京に適性のある馬が走りやすいコース形態となっているため、この馬も左回りの東京の広いコースに適性があるように感じる。
中山小回りの対応がカギ。
距離延長は良い。
最終追い切りが南Wで好追い切りを見せ調子の良さが伺える。
同厩舎イクイノックスの方が人気にはなるだろうが、同厩舎なら人気もないしこっちの方が馬券的にも妙味あるので押さえておきたい。

×アスクビクターモア(ディープ×ブラッシンググルーム)
前走ディープ記念1着。
前走は11頭立ての10番枠と大外スタートだったが、大跳びの馬なだけにこの程よい外枠はこの馬にとっては良くスムーズにコーナーに入っていけた。
その後好位2番手追走、スローな流れをそのまま長くいい脚を使って押し切りといった内容で流れも向いた。
跳びが大きい馬ではあるがコーナーリングは問題ないが中山だとあまり内に揉まれ込まれる様な競馬を強いられるとどうかという所はあるので極端な内枠、外枠となるとどうかも中枠〜程よく外枠引いてコーナーリング回りやすい枠からの競馬が叶えばといった所ではあったので、2番と極端に内枠を引いてしまいこの馬にとってはプラスではないのでこの最内枠をどう捌けるかどうか。
姉にコロネーションs、ロートシルト賞を勝ったケマーがいる血統で母父ブラッシンググルームと母系は完全に欧州。
母方にロベルトを保持しており持続力を補完しているので持続力に長けている。
キレないディープ産駒といった感じ。
騎乗している鞍上勢が仕切りに折り合いの難しさをカギにしているコメントが目立つので今年3戦目のレースで間隔が詰まったローテとなるだけにテンションが上がらなければいいなと思うが、中間は意欲的に乗り込まれて3戦目で順調に過程を踏めている所からも調子は良さそうだしここへ向けて態勢としては万全なのかもしれない。
長くいい脚を使う馬なだけにそういった長所を活かした競馬ができればポテンシャルは高い馬なので引き続き好走が期待できる馬だ。
時計は掛かった方が良かった。
果たしてこの枠から先行できるかどうかポジション取りが大きなカギになる。
この馬場合、極端な内枠の分割り引いた。

×オニャンコポン(エイシンフラッシュ×ヴィクトワールピサ)
前走京成杯1着。
スタートは良い馬で前走ホープフルs11着以来の出走で間隔も詰まっていたローテではあったがレースっぷりはセンスの良い走りで中団やや後ろから立ち回り直線外から力強く伸びて勝利と重賞初勝利となった。
ホープフルsは単純にメンバーが強くて力負けといった印象ではあったが、これを除いて中山2000mは2.0.0.1と中山適性は高い。
祖母に欧州マイルG1多数勝ちがあり日本でマイルCSに参戦し3着の実績があるサプレザがおり叔父に毎日杯を勝ったサトノインプレッサがいる。
京成杯では上がり最速、昨年の東京2000mの百日草特別で勝った時も33.7秒の上がりを記録しているが本質上がりが掛かって時計の掛かる馬場向きのタイプ。
中山への適性はあるので、週中の雨は朗報ではあったもののこの影響で少しでも時計の掛かる馬場になれば…といった所ではあったが、当日馬場は回復しそうで時計が速い決着になるとどうかも11番と父が3着と入った良い枠に入ったし、南Wで追い切り内容も良く時計の掛かる馬場の方が良いが、枠を理して3着なら。 

⭐︎ボーンディスウェイ(ハーツクライ×ハンプトン)
前走ディープ記念3着。
前走はスタート好発から3番手からの競馬、道中はロスなく立ち回りスローな流れを嫌って大外にいたロジハービンが残り800m付近から捲っていく様な形を取ったのにドウデュースが釣られかけたが中途半端に捲られてきて我慢させた事とロジハービンが邪魔で下げた所、内にいたボーンディスウェイがシュッと前に入る事ができ長くいい脚を使って3着と好走。
ゴール付近を見ると上位差のないような着順には見えるが不利があったドウデュースにキレ負けて簡単に差されているし何とか3着踏ん張り切った内容からG1で更にメンバー強化がされ流れも速くなるだろうからそうなると勝ち負けするとなると少し厳しい。
ここまで福島、中山しか走っておらず小回り経験が豊富でホープフルs5着や前走3着と強い相手でも堅実に走れているのは良いし中山2000mを既に4回経験しホープフルsこそ5着と負けてしまったものの勝ち馬と0.5秒差とそこまで負けていないし好走し続けていると言っていい。
しかも今回、皐月賞で馬券になりまくっている7番も引けたのも好都合。
ハーツクライ産駒の成績が悪い皐月賞でドウデュースを上位評価しているだけにハーツクライ産駒のこの馬を上位評価とまでは至らずとも、欧州母系に母母父ブラッシンググルームと持続力に富んだ血統を保持している。
現状勝ち負けとなるとワンパンチ欠けるが堅実さとここまでの経験、枠の理を活かして来たら配当も上がるだけに2、3着粘り込みを期待したい。


他馬上位馬評価を下げた馬

・イクイノックス(キタサンブラック×キングヘイロー)
前走東スポ杯2歳ステークス1着。
前走は最内枠から内をロスなく立ち回って中団後ろから脚を溜めながら縦長の展開を追走し、直線は馬場の良い大外に出してから伸びてきて鞍上がステッキ2発入れてから凄い加速力を見せ上がり32.9秒の脚を使って一気に差し切りと強い内容。
切れ味鋭い決め手を持っているが道悪やパワー要する馬場を得意としていた母シャトーブランシュの走りも垣間見えるような母譲りのパワフルな走り方をしている素質馬。
兄ヴァイスメテオールは3歳時、3月の1勝クラス不良馬場で今回と同じ舞台である中山2000m勝ちがあったりその後馬場の悪かった福島でのラジオNIKKEI賞を勝利と血統的には小回り、道悪適性高い血統背景だ。
反動が出やすいという事でダービーを逆算してのローテで昨年東スポ杯以来の出走となる訳だが、目標は完全にダービーだという事を言っている様なものでいわば皐月賞はその叩き台といった位置付けとなりそうだし、素質馬でノーザンFの天栄育成馬とはいえ東スポ杯から直行できた馬もデータ的にはいないし、関東圏での出走となるのは良いが血統的には適性はあるものの、初の小回り、初コース、重賞を勝っているとはいえ他馬比べて経験不足な分や天栄の不振っぷりも気になる所。
加えて大外18番と厳しい枠に入った。
頭まではないと見た。
ヒモまで。

・ダノンベルーガ(ハーツクライ×マッチェム)
前走共同通信杯1着。
前走稍重馬場でも大外から上がり33.7秒の上がりを使っての勝利。
上に弾む様なバネの効いた走りをしているため、綺麗な馬場でこそ能力発揮する馬だ。
2戦2勝で今回3戦目の出走となり初の右回り、中山へのコース替わりがカギ。
反動が出やすいという事で出走するか否か慎重ではあったが出走する事になったがどうも慎重な堀厩舎なだけに煮え切らない臨戦過程なのが引っ掛かって仕方ない。
在厩調整で1週前追い切りの内容を見れば調子の良さは伺える。
新馬戦、共同通信杯のレースレベル自体は高く勝ちっぷりも良かったが、2レースとも少頭数で揉まれる事なく外回して直線だけのレースしかしていないし、まだ多頭数で揉まれる競馬を経験した事がない、右回り、小回り中山コースがどうかと新馬戦、共同通信杯の勝ちっぷりが良すぎるだけに逆にこのコース替わりも心配。
広い東京向きだと思う。
ヒモまでか。

・ジャスティンロック(リオンディーズ×サンデー)
前走ディープ記念4着。
前走は最内から中団からやや外目を追走する形で立ち回り引っ掛かってる訳ではなかったが鞍上は折り合いに気をつけながら乗っていたなという印象、残り800m付近でスローなペースを見越して早めに動いていったがすぐ後ろからロジハービンが捲ってきて一瞬前がカットされるような事象が起き若干ポジションが悪くなってしまい、結局外回らされてスローな流れと内で立ち回っていた馬が上位を占めていた結果からも道中のペースと外回ってきた分、3コーナーの位置取りが上手くいかなかった分4着といった内容だったので3着ボーンディスウェイあたりとは着差はそんなに変わらなかったんじゃないかという内容だった。
昨年京都2歳s(阪神2000m)ではビーアスドニッシドを負かして重賞勝ちをしている馬で、この時もスローな流れを後ろから動いていき捲り差しを決めているように持ち味は長くいい脚を使える所だ。
右回りの走りはスムーズだし前走中山2000mを経験できた事も経験していない馬に比べてもちろんプラスだし阪神2000mでタフな条件で捲って差してこれる力もあるのでこの馬にもチャンスはあっていい。
阪神1800で未勝利を勝った時、上がり33.8を記録して勝っているもののレースっぷりからはビュッとキレるというよりかは上記で述べたように長くいい脚を使って勝ったという印象。
あとはこの馬も少しゲートが怪しいので、ここも発馬をしっかり決めて競馬したい。
ただ近走のレースではポジションがなかなか自分から取っていけておらずスローな流れを外回して捲っていってというようなあまり変化のない競馬しかしていないのでこの辺りはどうかという部分があるので展開に紛れがないといけないかなという印象。
父リオンディーズは皐月賞勝ち馬で母父アッミラーレ、牝系にはホクトベガがいる血統だが乱ペースで展開紛れれば捲って3着ならあってもというヒモ候補。

買い目
3連単2頭軸マルチ
9-12-1.2.4.6.8.10.11.13.14.16
10-12-1.2.4.6.8.9.11.13.14.16
8-12-1.2.4.6.9.10.11.13.14.16

3連単フォーメーション
9-12=7.15.18
12-9=7.15.18
10-12=7.15.18
12-10=7.15.18
12-8=7.15.18

縦目もしっかり押さえとく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?