桜花賞

🐎コース
スタートからコーナーまで長めで3、4コーナー区間を走る距離が長くどちらかといえば内目有利な傾向はあるが、外回りで直線が長いので外枠からでも大丈夫なコース。長い直線とゴール前には急坂が待ち構えているタフさも求められるため持久力も必要となる。
⭐️近5年桜花賞前後半平均タイム
前半35.0−後半34.9
※チューリップ賞前後半平均タイム
前半35.1−後半34.6
前哨戦であるチューリップ賞では平均的に見ると上記の表記のように前半3F35秒以上掛かるレースが多いのに比べ、桜花賞の場合前半3F35秒を切る傾向が高い。
近10年桜花賞で前半3F35秒以上掛かった例(スローペース)は3例。
※2010年1着アパパネが勝った年、前半3F35.6−後半34.4
※2015年1着レッツゴードンキが勝った年、前半3F37.1−後半33.5
※2019年1着グランアレグリアが勝った年、前半3F35.4−後半33.3
以上の年は速い逃げ、先行馬が少ない年だった。レッツゴードンキが勝った年は桜花賞でも歴史的超絶スローの年だった。
以上の事から平均して見ると桜花賞は前半3Fほぼ35秒台を切るレースが予想される。前哨戦のチューリップ賞では次を見据えて脚の図り合いのような所もありスローになりがちな所があるのでそれに比べて本番の桜花賞では平均ペースは前半0.6、7秒ペースは速くなる。
こういった事から阪神マイル外回りという事もあり直線も長く最後には坂があるコースなのでしっかりと末脚を使えていた履歴のある馬が特に良い。
・中心は前走チューリップ賞組。
・栗東滞在している関東馬に注目。
🐴血統
ディープ産駒は好調
450キロ以上のディープ産駒
欧州系ナスルーラ系を持つ馬、牝系にフランス型血統保持する馬が特注
ex 欧州系ナスルーラ
グレイソヴリン(トニービンなど)、ミルリーフ、ネヴァーベンド、レッドゴッドなど。

🐎阪神1600m外回りで上がり3F3位以内且つ33.9秒以内の脚を使った経験がある馬
サークルオブライフ
ナミュール

◎サークルオブライフ
○ウォーターナビレラ
▲スターズオンアース
△ベルクレスタ
△ナムラクレア
△ナミュール
⭐︎ラブリイユアアイズ
×ピンハイ
注クロスマジェスティ(栗東滞在)

◎サークルオブライフ
前走チューリップ賞3着。
前走は如何にも前哨戦といった内容で鞍上もガシガシ追ってなかったし反動を残さない様な騎乗っぷりだった。
休み明けの影響もあったが、直線ジリっぽくなったもののそれでも直線は空いたスペースに反応する瞬発力を見せたし道中内側で馬群の中で揉まれながらも我慢効いて競馬できていたし、関東馬なので前哨戦としては上々の立ち上げだったように思う。
しっかり前哨戦使えて無難に走れて順調に1回使った上積みが見込めそうだ。
前走、前々走とスタートは出ているがこの馬もゲートは安定していない馬なのでシャドーロールをしている馬だし今回もスタートには集中して欲しい所。
阪神JFを勝った時は上がり33.9、その前のアルテミスsでも出遅れながらも後ろから一気の追い込みで33.5の上がりを使って差し切り勝ちを納めているように速い上がりを使える脚がある訳だが、この馬の特徴は瞬発力に特化しているという訳ではなく、長くいい脚が使えるのがこの馬の特徴。
阪神外回り1600や東京1600の様に長い直線だからこそこの馬の良さが発揮される。
そういった意味でも京都の改修工事の影響で開催の進んだ阪神のロングラン開催の良馬場でも程良く荒れてきている馬場もこの馬にはフィットしそうだ。
小回り、内回りの秋華賞だとどうかという所はあるが、ここで良い結果が出れば距離延長は間違いなく向くオークスでも非常に楽しみな千代田牧場の大物感漂う馬。
新馬戦は皐月賞でも有力視されているイクイノックスの3着があった様にこの新馬戦が新馬戦にしてはハイレベルだっただけにその後のこの馬の活躍っぷりを見ればポテンシャルは高い。
母父アドマイヤジャパンの母ビワハイジは当時阪神牝馬sの名前だった時の同レース勝ち馬で産駒からは多数阪神JF好走馬を輩出。
牝系には桜花賞3着の実績があるトレンドハンターがいる。
母母父タイキシャトルでどことなく短距離の血統が入っているのもこの桜花賞の近年のトレンドなだけに血統的にも好材料。
ここまでの重賞、G1戦のレベルを見ると成績程この馬が抜きん出て強いといった内容のレベルではないが、ひとまずここまでの臨戦過程や重賞成績、G1を勝っている事、前走からの上積みを踏まえるとここは好走を無難に期待しておきたい有力馬だ。
16番枠と極端に外に行ってはしまったが、長くいい脚を使うタイプなので枠順に左右される馬ではないのでそこまでマイナスには捉えない。
前走は先行したがこの枠だし、外回る競馬になるだろうし、スタート決めたら控えて決め手勝負に賭けるはずだ。
勝てば地元府中でのオークスとなると有利に働くだろうからここはしっかり結果を残して欲しい所だ。
軸馬候補。

○ウォーターナビレラ
前走チューリップ賞5着。
前走スタート好発、その後折り合いつけて逃げ馬がいたのを見て流れが早くなりそうな事を見越してすぐに控えて中団からの競馬、その後サークルオブライフを目標にして道中はレース運びをして直線向いてから休み明けの分かサークルオブライフがモタモタしていておそらくジョッキーはサークルオブライフが抜け出したスペースを狙っていたのでモタモタしてジリっぽくなった分追い出しが遅れ内外スペースがなく追い出しが遅れたため5着と敗れた。
ここまで先行押し切りでの競馬だったが、チューリップ賞では馬群の中に入れて差す競馬ができたのは今回に向けて良い収穫。
馬群の中でも我慢できていたし、直線弾けなかったが上記で述べたサークルオブライフの抜け出しを待っていた分スペースがなくて追い出しが遅れた分なので悲観する内容ではないし、例年ならスローになりやすい展開になるチューリップ賞ではなく、ある程度流れたペースを経験した事は本番の今回直結しそうな内容だった。
距離に関してはマイルまでなら問題なくこなせるし、レースセンスが高い馬ではあるが勝つにはワンパンチ足りないので内枠は必須だったので6番枠と絶好枠引けたのは吉報。
デビュー戦で洋芝で勝っているし極端に馬場悪化となるとどうかも血統的に地方ダート重賞ではあるがダート重賞を勝った馬がいる血統で母父キングヘイローで母母父マヤノトップガンならそこまで苦にしなさそうだし無難に走れるだろう。
叩いて上積み見込めそうだし、最終追い切りは坂路に入れて好調教。
前走後、チャンピオンヒルズに出しての臨戦で厩舎的にもここメイチの仕上げが伺え理想的なローテを組めている。
スタートが良い馬だし、この馬がハナでスロー逃げまで想定して考えておく。
阪神JFも良い走りだったし実績面からも内枠入ったし人気になるだろうが上位評価したい1頭。

▲スターズオンアース
前走クイーンカップ2着。
前走はこの馬の理想的な勝ちパターンの競馬でスムーズに立ち回って直線は内を捌いて勝ったと思ったが、大外から直線だけで追い込んできたプレサージュリフトにハナ差負けた結果にはなったが勝ちに等しい競馬だった。
前々走フェアリーsでも2着と好走したが中山マイル戦、初の右回りという事もあったが直線は内を突いた分もあるがめちゃくちゃ右にモタれておりゴール直前は鞍上が修正しようとしていたのが見てとれる様に鞍上の体が半分左側にはみ出しているぐらい右にモタれていた。
前走後も鞍上も右に張っていたとのコメントが出ており右にモタれる面がこの馬の課題。
昨年赤松賞でナミュールと戦っているが、この時はこの馬自身も33.8の脚を使って上がってはきているもののスローの瞬発力勝負でナミュールが33.0と破格の上がりを使われてしまったので流石に完敗といった内容ではあった。
この馬自身速い上がりを使える脚はそれなりに使えるが、今回のメンバーを見渡してもスローの瞬発力勝負になった場合、この馬以上に上がりの脚を使える馬が数頭いるので現状そういった展開になるとワンパンチ欠けてしまう。
そういった所からこの馬が太刀打ちするためには少しでも展開が流れるか時計が掛かる馬場になってくれた方が良い。
この馬の叔母に阪神JF、オークス勝ち、桜花賞3着などがあるソウルスターリングがおりシェーングランツは桜花賞で9着と負けてしまったが、この時はグランアレグリアが勝ちクロノジェネシスが3着だった年でスローの上がり勝負、且つ時計が速すぎる決着だった。
ソウルスターリングが勝った阪神JFはタフな展開、桜花賞3着時は重馬場と
流れた展開と時計の掛かる馬場が合ったという背景から読み取れる様に、母系は欧州血統が濃く出ている事が伺える。
祖母スタセリタはフランスオークス、ヴェルメイユ賞など欧州G1を複数勝った名牝。
このスタセリタはフランス生産馬でこのフランス系の血が入っているのはこの桜花賞には相性が良い。
過去フランス系の血を持っていた好走馬は、
2021年3着ファインルージュ、2020年2着レシステンシア、2017年3着ソウルスターリング、2016年1着ジュエラー、2015年2着クルミナルなど強い馬がそのまま来ているのもあるが、時計が掛かったり混戦メンバーなら人気薄でも飛び込んできている様に桜花賞向きの血統背景だ。
この馬の気性面を考慮してもマイルがベスト。
関東馬で初関西遠征と右回りは課題ではあるが、フェアリーsで1度右回りを
経験している事を糧に対応できれば馬の能力自体は通用していい。
右にモタれるので道中は前に馬を置いて揉まれながらの競馬をした方が良さそうなので8番枠と内外見えて揉まれながら競馬出来そうな真ん中の枠に入ったのは良かった。
鞍上も当たりの強い川田Jに替わるのもプラスに働きそうだし、輸送が成功すれば人気もそこまでなさそうだし面白い1頭じゃないかと思う。
時計は掛かって欲しい所ではあったので、時計が速く上がりが問われる馬場で他に決め手勝負に強い馬に先着されてしまいそうな馬場ではあるが、混戦で穴ならこの馬。

△ベルクレスタ
前走クイーンカップ3着。
前走スタート若干立ち遅れ気味もすぐに中団に取り付くも休み明けもあったか気性面の若さを見せたのか道中引っ掛かり気味な所を見せズルズルポジションが下がってしまい直線向いた時にはほぼ最後方で直線を迎えたが、そこから再びエンジンが掛かり馬群捌いて馬場の真ん中から勝ったプレサージュリフトより速い上がりを使って3着と道中の位置取りさえ上手くいっていれば勝っていたレース。
阪神JFでは直線向いてから一瞬おっ!とする様な手応えではあったがその割には伸びず6着に終わったものの、この時は16番と極端に外枠に入ってしまった事で道中は外々回らされ、前に壁を作ってもう少し溜めて競馬したかったがそれができなかったので外枠がこの馬にとって堪えてしまった結果となった。
昨年のアルテミスsでは阪神JFを勝ったサークルオブライフに僅差の2着がある様にこの時はこちらが人気を背負ってサークルオブライフが人気がないという構図の中での競馬で最後はサークルオブライフの決め手クビ差屈したものの勝ちに等しい内容があったり、新馬戦は朝日杯2着のセリフォスの2着がある実績馬だ。
阪神JFでは6着に負けて初めて馬券外になった訳で右回りのレースもこれ以来となる訳だが、やはりこの時の大外がこの馬にとって響いたと思うので前に馬を置いて壁を作って脚を溜める競馬ができればまた違った競馬ができるのではないだろうか。
極端に外枠を引いてしまったらまたどうかも内枠に入った時はまだキャリア5戦とはいえ崩れてないんだし、内枠〜中枠に入って脚溜めて競馬できれば弾けそうな感じはある…といった所だったが12番枠と微妙に乗り難しい枠に入ってしまったのでどうするか…
姉にアドマイヤリードがいる血統でアドマイヤリードもタフな馬場が好きで前に壁を作って馬群を捌いて強い馬がいるとよりパフォーマンスを発揮できる馬だっただけにベルクレスタも似たような所が見受けられる。
アドマイヤリードは古馬になってヴィクトリアマイルを勝ったが、桜花賞では人気薄だったとはいえ17番枠から5着と健闘した実績があった。
姉は小柄だったが姉に比べてこの時期、この馬の方が馬格に富んでいるし、実績の割に人気の盲点になりそう。
ここまでずっと手綱を取ってきた松山Jが乗れないは痛いが、先週の大阪杯やG1でも乗り替わって穴を空け散らかしている吉田隼人Jなのでおそらく人気無いから狙ってみたい1頭ではある。
右回りがダメだったというケースに結局なったとしても気性的にもマイルがベストなのでここで良い結果が出ずとも仮にNHKマイル参戦とかになって内枠引ければ2度楽しみになる馬じゃないかと思う。
枠の分評価を下げたが、阪神JFの時よりかはまだマシだし乗り難しそうだが上手く前に壁作って競馬できればこの枠なので一発とまではどうかも、この馬も穴で狙いたい馬だ。

△ナムラクレア
前走フィリーズレビュー2着。
前走は内枠スタートで少し出負けしてしまい良いポジションで競馬できなかったが流れが速く前がごちゃついたおかげで結果的に中団やや後ろ目からの競馬も功を奏して4コーナーで内側がごちゃついていたので外にスペースを見つけてから外の良い所に出していい脚を使って後は勝つだけといったレースではあったが、結果的に内側でごちゃついていた馬たちがバテた所の間を縫って脚を溜めていたサブライムアンセムに足元を掬われてしまった形にはなってしまったが内容としては勝ちに等しい内容と言っていい。
阪神JF以来の出走でプラス12キロとこの時期の牝馬なので馬体重が増えていたのも今回に向けても成長分なのでプラスだ。
ただマイル自体は阪神JFの走りっぷりからも若干何とか踏ん張った感があり本質長い印象。
ベストは前走時のような1400あたりが条件的にはベスト。
それでも阪神JF5着の実績、重賞勝ちもあり前走の経験も良い経験になっただろうからフィリーズレビュー組からならば勝ったサブライムアンセム同様軽視禁物な馬だ。
戦績的にも過去桜花賞を制したレーヌミノルに類似している所もあり馬場、枠順と立ち回り次第と注文はつく所は多いが噛み合えば一発まで警戒しておきたい1頭ではある。
そのためにはやはり内枠引く事はどの馬よりもこの馬にとってまずは最重要課題ではあったので、最内枠引けたのは距離延長に不安があるためロスなく運べる枠引けたのは良かった。
後は立ち回り1つ。

△ナミュール
前走チューリップ賞1着。
阪神JFでも出遅れて上がり最速で上がってきているもののゲートに課題のある馬で前走のチューリップ賞ではスタート決めて流れに乗って競馬でき前哨戦とはいえ強い勝ち方。
例年のチューリップ賞は次を見据えての競馬をする有力馬がいるためスローになりがちではあるが、今年のチューリップ賞は前でレースを引っ張ってくれた馬が2頭いた事である程度流れも早くなったレース展開だった。
そんな中、強烈な末脚で差し切った内容は能力がある証明。
前走の内容や阪神JFで出遅れがなければという事と直線は当時阪神の内側の馬場が悪く内に突っ込まざるを得ないポジションだった事もあり馬場の良い所を通ってきた馬に屈した形ではあるが、上がり最速の末脚を発揮できるようなら適性は抜群にあるのでここも有力である事は間違いない。
ただ少し不安なのはチューリップ賞では阪神JFで痛恨の4着となった事で何としても権利を獲らないといけない状況だったので、前走でしっかりメイチで仕上げた事で阪神JFで430キロ台で出走した時と同体重で前走を迎えた事、前走チューリップ賞の中ではタフな流れを経験し、しっかりと勝ちにいった走りをした事で上積みはあるか?反動はないか?という所は少し気になる。
ハービンジャー産駒の特徴としては叩いて良くなるタイプが多いが前走体重が変わらずといった所もあるのでこの時期の牝馬だし調教後の馬体重見ても変わってないし、馬体の成長力に気になる所はある。
母サンブルエミューズはフィリーズレビューを1番人気で11着に敗れた後、桜花賞6着。
祖母キョウエイマーチは桜花賞勝ちなどがある名牝で叔母にはBCディスタフを制した歴史的牝馬マルシュロレーヌがいる。
デビューから全て上がり33秒台の末脚を使って競馬をしている所から確実に脚は使えるがスタートちゃんと出るかはまだ気になる所だ。
大外枠がプラスとは言えないが最後入れの偶数枠ならマシだが大外ぶん回し競馬になるだろうから、再び出遅れてしまったら直線だけで何とかなるコースとはいえ不安だ。
ハープスター程のパフォーマンスできるとも思えない。
この厩舎なので、前走後一旦しがらきに出しているのは良いが、人気程信頼感はない。
当日、少しでもプラス体重で出ておきたい所。

⭐︎ラブリイユアアイズ
前走阪神JF2着。
前進気勢が伺える馬で前走阪神JFではスタート決めて上手く鞍上が前に馬を置いて壁を作りながら道中競馬をさせた事が良く、上手く溜めが効いて直線馬場の真ん中から鋭く伸びて2着と好走。
阪神の直線急坂のあるコースは向くタイプだ。
前走良馬場とはいえ内側は荒れている状態でのレースでこの馬は馬場の真ん中を突っ込んできた訳だが、若干内目ギリギリ馬場の良い所を走れたのも良かった訳だが新馬、OPと洋芝で勝っているしローエングリンの仔、ロゴタイプ産駒そのままに馬場が荒れても問題ないタイプの馬なので開催が進んで馬場が荒れてきている阪神の馬場自体苦にしない。
速い脚は使えないが阪神の馬場適性自体はあるので後は少しでも時計の掛かる馬場になればここも好走が期待できる。
阪神JFから直行ローテとなるが、この中間、京王杯で8キロ、阪神JFで10キロ減った馬体を回復させるための意図的な直行ローテなのでこのローテ自体は特に問題はない。
ここまでじっくり間隔を開けての調整しきっちり馬体は回復されており成長分も見込める調教後の馬体重で、この馬も関東馬で阪神JFで輸送で10キロ減っている経験があるため極端に再び馬体を減らさなければといった所だろうが、昨年11月から12月にかけて計18キロも減って関西に輸送してG1で2着と好走している牝馬なんだから精神面はこの時期の牝馬にしては強い物を秘めているからこそパワーがある走りを見せて好走したんだろうと感じるので、今回輸送で同じ様に10キロ減ったとしても440キロ台で出走できそうならばそこまで不安視しなくてもいいかもしれない。
距離は気性面からもマイルがギリギリな感じがあるので前走の様にスタート決めて前に馬を置いて競馬したい所で、前に壁を作りながらレースしたかったので、前走同様11番引いたので理想的な枠順を引けた。
時計が速く上がりが問われる馬場になっているのでこの辺りがどうかも噛み合えば一発ある。

×ピンハイ
前走チューリップ賞2着。
前走は最内スタートから出負けし中団やや後ろから内々をロスなく立ち回り、ペースが流れたのと有力馬を見ながら競馬していたジョッキーもいたため直線内スペースがぽっかり開いていたというラッキーな部分もあったが内を捌いてきた内容には好感。
この内容自体は今後に活きる内容にはなったと思う。
今回キャリア3戦目で前走好走した経験自体は今走にも活きると思うが、前走前哨戦で迎えたメンバーが今回ここを見据えて競馬するのに加えて更に強いメンバーも加わり揉まれてしまった時にキャリアの浅さを露呈してしまう可能性はあるものの、前走のチューリップ賞は次を見据えた競馬をしがちになる傾向があるため、脚の測り合いなどをするジョッキーや馬がいるためスローになりがちなレースで、今年に関してはある程度ペースが流れた展開の中、2着と好走した事に関しては桜花賞の方が出てくる馬にもよるがペースが早くなる傾向にはあるので、そういった意味では前走走れた経験というのは活きそうではある。
新馬戦でもレースレベル自体は高くないものの出遅れて後方からのスタートで直線は馬場の真ん中を馬群を捌いて阪神1400を追い込んで差し切った内容から、前哨戦とはいえ前走キャリア2戦目ながらも重賞勝ち、G1馬がいる中でも2着と好走したのは良い経験になったはずだ。
前走走った事をフロック視すると痛い目に遭いそう。
牝系見ると桜花賞3着があるアットザシーサイドや阪神JF3着があるルミナスハーバーがいる血統で大外ぶん回して追い込んでくる競馬は現状向いてはいないから、内枠引けたし人気はおそらくないから、高倉Jが出遅れても腹括って内なり馬場の真ん中あたり捌いて突っ込んでこれば勝ち負けとなるとどうかも2、3着なら十分食い込む余地あり。
新馬戦の内回り1400だと若干忙しそうな感じも受けたし引き続きマイル戦で走れるのも良い。
ヒモで押さえておきたい。


その他上位勢、評価を下げた馬の見解
・プレサージュリフト
前走クイーンc1着。
前走は新馬戦勝った後、3ヶ月振りの出走で2戦目にして重賞を勝った素質馬。
新馬戦では大外枠から出遅れて大外から追い込んで上がり最速で差し切り勝ち、前走も外枠から出遅れて後方からのスタートとなったが、直線だけで追い込んできて上がり33.5秒の脚を繰り出しての勝利と本来であればソツなく競馬していたスターズオンアースが勝ったかなというレースで外から一気に差し切りという直線の脚だけで勝ち切った内容から素質馬の片鱗を見せつけた。
大跳びで広いコースの方が間違いなく良いタイプで、ベストはやはり前走同様府中コースがベストだろう。
今回もスタートが大きな課題になりそう。
シュプリームギフトの仔でハービンジャーだから北海道の洋芝とかめちゃくちゃ走りそうな血統背景。
兄弟にはアイビスサマーダッシュ勝ちなどがあるオールアットワンス、叔父に同舞台で行われるアーリントンc3着のあるロワアブソリュー、叔母に京都牝馬s勝ちがあるデアレガーロがいる血統で血統背景からも既に重賞を勝っている様に素質がある事が伺え、今後も期待が持てるサンデーレーシングの素質馬である事は確かだが、今回3戦目にしてG1出走、関東馬で初の関西遠征、東京以外の馬場で競馬するのも初めてと重賞を勝っているとはいえキャリア不足なのは否めない。
ゲート悪いので、ここも経験した事のない環境でのレースとなるためスタートは出遅れそうな可能性は高いので、ひとまず外目の14番、偶数番引いたのはこの馬にとっては良かった。
ここで勝ったら相当な器じゃないかとは思うがここでは未知数すぎるので人気する様であれば評価しづらい1頭。

・ライラック
前走フェアリーs1着。
前走は出遅れて最後方からの競馬、中盤あたりから馬群に追いついて外回して長く脚を使って直線に入ってからも力強く伸びてきて勝利とかなり大味な競馬をして勝った訳だが、2着のスターズオンアースや次走フラワーc2着と好走したニシノラブウインクがいたとはいえ低調なメンバー構成で勝つには勝ったが今回桜花賞に直結する様な内容ではなかった。
祖母ブルーリッジリバーは桜花賞2着のある馬がいる血統背景ではあるが前走時点で420キロという小柄な牝馬で前走から約3ヶ月間隔が開いての出走となるが、追い切り後の馬体重は前走よりプラス14キロという事で馬体が増えているのはまず良かった。
関東馬で昨年京都2歳s遠征時も輸送で10キロ減っているし小柄な牝馬だけに輸送減りしてしまっている所があったので今回もこの辺りは気になる所。
ヴィーヴァブーケの仔で兄にブラックホールや南関で走っている姉ミラクルブラッドがいる様に距離も1800、2000くらいの中距離が合いそうである程度上がりの脚が求められる今走は適性がズレる。
当たりの柔らかい福永Jに代わるのはこの馬にとってはプラスに働きそうだが、阪神外回りマイルの条件は合わない。
軽視したい1頭。

・アルーリングウェイ
前走エルフィンステークス1着。
前走はスタート決めてすんなり先行し内を立ち回って直線着差を詰められたが中京の力の要る馬場で力強い走りでセンスある。
祖母にアルーリングアクト、叔母にアルーリングボイス、アンヴァルがいる血統背景でこの一族は桜花賞で惨敗している。
前走マイルで勝ったのは収穫だし距離は違えど阪神を既に2回経験しているのは良いが外回りコース替わりである程度キレ味求められるレースにはなるのでスローで先行して時計が掛かればといった所だがそうなったとしてもちょっと足らない感じはある。
昨年の万両賞でシンザン記念を勝ったマテンロウオリオンのクビ差の2着が評価されるところもあるが阪神外回りマイルに適性があるという感じではなさそうなのでここでは軽視したい。
この馬の走りからなら血統通り今後は短距離戦でパフォーマンスを発揮しそうな感じはあるので、葵sや夏の短距離戦、短距離重賞などで出てきたら注目したい馬。

買い目
3連単
6.16マルチ-1.4.5.7.8.9.11.12.13.17.18
8.16マルチ-1.4.5.6.7.9.11.12.13.17.18
6.8マルチ-1.4.5.9.11.12.13.17.18


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