エヴァ見てきた(ネタバレ有り)
エヴァ見てきた。
めっちゃネタバレありの感想書きたいので見てない人は見ない方が良い。
安定のごとく話は、よくわからなかったけど
庵野監督は果たしてエヴァを作って幸せになれたのだろうかと思う。
見る前から何故か思っていたのだけど
庵野監督ってエヴァで言うとどこに自分を投影してるんだろうって。
言わずもがなみたいなところあるけどゲンドウだと思うんですよね。
マジで庵野監督のことなんも知らんけど
庵野監督は昔から内省的な性格で孤独を愛していた人、自分なんかどうせダメだよ思想を持っていた人な気がする。まぁゲンドウの独白のシーンでそんなこと言ってたけど。
そんなダメな自分を愛してくれる人とある時出会ったのだと思う。
そして自分にとってとても辛い別れ方をしたんだと思う。
そこから見返してやろうだったり、この悲しみを力に変えようみたいな事をずっとやっている人なのだと思う。
すげえ簡単な話、フラれたから頑張ろう。(フラれたとかじゃなくて死別の線もある)
その原動力でエヴァを作っている気がする。
そしてエヴァの話に戻ると
ゲンドウの独白のシーン。
たぶんあれは自分まんまのことを言っている気がする。
すごい事をやったなと思った。
自分だったら自分が一番やりたくない事だし。
これを世界的な人気コンテンツでやったのすごいと思う。
自分の受け入れなきゃいけないキズをこんなにも裸の状態で出したのは本当にすごい。
そこでなんすよ。
ゲンドウってユイに会うために色々投げ出してやってきたわけじゃないですか。
結果的にはそこにいたのかみたいな感じで終わりましたけど
それって自分にとって良い終わり方なのか。
たぶんゲンドウ応援する人はいなくて
シンジ君いけ〜〜みたいな人が多いはず。
でも庵野監督は自己投影をゲンドウにしているからこの話息子に説得されて終わるみたいなのって実質庵野監督の負けな気がする。
ここまで膨れ上がったコンテンツだからそんなことできないだろうけど。
だから結局、庵野さんって自分の作った世界でも大切な人に出会えなかったんすよ。
これってエヴァ作って庵野監督は幸せになれてないんじゃないかなって思うんですよね。
自分もさゆりちゃんって中学校の頃、好きだった子にフラれてバンドやって見返すぞ!みたいな気持ちがあった側だからとてもわかるというか。
俺のそういう気持ちだけじゃ庵野監督の想いなんてわからないレベルなのだと思うけど。
でも庵野監督の想いとか俺はなんとなく感じたと思ってるから俺も頑張ろうかなって思えた。
庵野監督にはここまでさらけ出してしんどいと思うけど感謝している。
まさかエヴァでこんな気持ちになると思ってたなかった。
中学2年生ちょうど14歳の頃から見たエヴァが26歳になって終わるとは。それがしかもこんな想いを感じるとは。不思議だ。
あとはそういう詳しいエヴァの用語とか展開とかは相変わらず理解不能だったので俺は人の考察とか見て勉強しようかなって思ってます。
ただ感想としてはゲンドウの独白は、本当に心にくるものがあった。
庵野監督、最後でそんな自分さらけ出したの本当にすごいと思う。
俺も頑張ろうと思った。
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