あさ目が覚めると、隣に女の子が寝ていた。
やけに背の高い女の子だった。

キュウリとハムのサンドウィッチと、それからコーヒーを淹れた。
静かめなロックでもかけようとも思ったけど、それはやめにした。

しんとした音に耳を慣らしておきたかった。
そうやって最初の音を僕はじっと待った。

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