修学旅行の終わりに食べたシチューがあまりにも珍妙で、僕らはひとしきり困惑した。
あるものは「カレー」だといい、またあるものは「豚汁」のようだといった。
そのなかでもひと際注目を浴びたのが「佃煮」という彼の意見だった。

その彼はその晩に童貞を捨てて、その相手とめでたく結婚をした。

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