天才たちの習慣から学ぶ。
今回は「天才たちのライフハック」を読んで、学びになったことをご紹介します。天才たちが如何にして天才といわれるようになったか?そのヒントを生活習慣から紐解いてみましょう。
我々の生活にも十分転用できる習慣も多いので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、早速本題に入ります。
■先天的なもの、後天的なもの
科学雑誌「サイエンティフィック・アメリカン」によると、大人の知的能力 の60%は先天的なもので、40%は後天的なものだと紹介されている。また、 テキサス大学オースティン校の研究によると、学術分野における成功の約 60%以上が先天的な影響、残りが後天的な影響だったいう。
学術的な成功が、人生の成功のすべてではないが、この研究結果には多くの 示唆がある。生まれながらの天才も存在するが、 後天的な素質を開花させた成功者も、世界には大勢いることがわかる。今から先天的な要素を鍛えることはできないのだから、現在の私たちは後天的な要素を最大限に高めるしかない。では、成功に必要な、後天的な要素とは何だろう? まだはっきり証明 されたわけではないが、多くの研究者のおかげで、後天的な要素を左右するものとしては、「 習慣」 がもっとも有力とされている。
天才たちの習慣を真似したからと いって、すぐに天才になるわけではないが、彼らの成功の秘訣が日常に取り入れられることで、飛躍的な成長の可能性が見えて来る。
■自分の残りの寿命を確認する(パトリック・コリソン)
アイルランド出身のコリソンは、シリコンバレー史上最年少で億万長者になったことで知られている企業家である。
彼の習慣は時間を節約する習慣である。パトリックの自宅のパソコンには、残りの寿命がカウントダウンされている。パトリック は、よくこの時間を見ながら、 時間を大切にする覚悟を習慣にしているのである。20代にして億万長者となったのは、こういった時間を無駄にしない習慣も影響している。
■ささいな問題は予め選択肢を決めておく(リチャード・ファインマン)
リチャード・ファインマン は、アメリカの物理学者で、量子力学の発展に 大きく貢献した功績で1965年にノーベル物理学賞を受賞している学者である。あるとき、つまらない選択のために悩むのは、人生の浪費だと思い立ち、ある習慣を自らに課した。「私はこれから、デザートは常にチョコレートアイスクリームを食べる」 この 決心のとおり、ファインマンは 大学卒業 後も、チョコレートアイスクリーム以外のデザートを口にしなくなった。この小さな習慣を、人生のすべての選択に適用していった。何かを決めたとき、その決断を決して覆さないことにしたのだ。一度決めたら忘れてしまう ように心がけた。ファインマンは非常に高い集中力を発揮したことで知られ ているが、その源は、無駄なことに気を遣わない習慣にあったのかもしれない。日常における選択を最小にして、生活をシンプルにするための習慣だ。
■立って働く(アーネスト・ヘミングウェイ)
アーネスト・ヘミングウェイ は、1954年に『 老人と海』でノーベル文学賞 を受賞したアメリカの小説家である。同年、記者 が ヘミングウェイにインタビューするために自宅を訪問したときのこと。そこで記者が発見したのは、 ヘミングウェイが小説を立って書く習慣を持っていることだった。
なぜ、このような執筆スタイルを取っているかというと、短く簡潔な文体を追求するため。座って書いていると、のんびりとしてしまい一文が長くなりやすいから、スタンディングデスクや片足で立ち小説を書いたのだという。
立って作業をするとで頭脳が活性化され、集中力が高まるという研究結果が報告されている。
■仕事は核心部分から手をつける(アガサ・クリスティー)
「オリエント急行の殺人」「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」で有名なイギリスの推理小説家。「推理小説の女王」と言われる彼女には、小説を書く際、「冒頭から書き始めずに、殺人シーン書き始める」という習慣があった。犯行がどう行われたを明確にしたうえで、前後のストーリーを補完していく手法だった。自分の仕事の核心部分に真っ先に手をつけて、残りをそれに合わせて処理していく。
いかがでしたでしょうか?
まだまだご紹介しきれてないので、また次回にでも続きをお届け致します!
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