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はじめてのかいせつ 上手にできるかな

先日の第4回fuzzカップで麻雀人生初の解説をさせて頂きました。
その時に気を付けていたこと等について書いてみようと思います。

事前準備

7月5日のfuzzカップで自分が選手として出るさいにオファー頂きました。
正直、けっこうぶつけ本番でした。
今まで練習でも一回もやったことはありませんでした。
ただ、麻雀放送を見る際に解説に注目しながら見るようにはしました。
また、解説をやったことがある何人かの方に「大事なことは何ですか?」と質問をしたところ、多くの方が「打牌批判ではなく、意図を汲み取ることが大切」と言っていたので、それは意識しておりました。
あとは、対局者のこと(背景等)を多少は喋るように準備はしてました。

そして、何よりも一番糧になったのは、
幸い、私はそれなりに最強戦をはじめとする放送対局に出て、有名プロに解説をして頂いたことがあったことです。
Mリーガーでいうと、小林さん、醍醐さん、多井さん、瀬戸熊さん
後で見返した時に、やっぱり褒められると非常に嬉しかったので、
選手のスーパープレイを拾えるようにしようと思って臨みました。
あと、楽しそうにするを心掛けました。

難しかったところ

一番辛かったのは、首が痛い!眼精疲労がやばい!!!!
各選手の手牌を映すモニターが4台、全体の河を映すモニターが1台、
ずっと顔を見上げながら、喋ってました。。

それはおいておいて、難しかったのは3つあります

①脳の容量オーバー
4人分の手牌(何を切ったか)が全く覚えられませんでした。
リーチが入っている状況で満貫を聴牌している選手が
役がないまま、リーチをかけずにプッシュしている時に、
「何でリーチをしないんだろう?」と不思議に思う場面もありました。
序盤に切っている牌が和了牌でフリテンだからだよ!!
そんな簡単なことに気づきませんでした。
ですので、違和感を感じた場合は、河全体を見ることをお勧めします

終わったあとの対局者のインタビューでも、
1局1局を思い出すことが全くできませんでした。

②条件計算が難しい
fuzzカップはMリーグトーナメントと同じルールで、
2半荘のトータル2位が勝ち抜けでした。
持っている私は、運営も「過去一条件計算が難しかったオーラス」というほど複雑でした。実際こんな条件でした。(下記から引用してます)

いやっ、むずっ!!!
最強戦のプロ予選トーナメント6回連続、BIG1のトーナメント5回連続勝ってるトーナメントマスター(自称)の大塚でもこれはむずかしかった。

自分は、現状2着目の選手が特定の選手に放銃して4着になっても、
トップの選手を変えられれば通過という条件を誤って伝えてしまいました。
普段、自分がトーナメントをやるときは、自分の通過条件を把握していれば問題ないですが、4人それぞれの視点にたって把握するのが難しかったです。
オーラスの条件計算のさい、選手は自分の条件を確認して、
オッケーであれば、局に進みます。
正直、もう少し時間が欲しかったが、実況・解説で止める訳にはいかないのです。

実況・解説席が静かで(当然)、自分が条件を説明している時も、
誰も「あってるよ、そうだよ」って言ってくれないので不安でした。
この選手からだけは和了れないとい条件もあり、
その牌が出た際に小さい声で、「大丈夫かな」と言ってます。
これは、選手を信用していなかったのではなく、自分が説明した条件あってるよね?という不安から漏れた声でした。

これは、やはり別途条件計算をしてくれる人がいた方がいいなと思いました。Mトーナメントは別のスタッフがやってましたね。
ただ、自分は計算に自信があるので、すぐ慣れてできるようになるとも思いました。

③ユーモアを出す
実況のようへいさん「5ソウ つかうーそう」
大塚「………」

このようなシーンが何回かありました。(笑)
余裕がなかったです。

もう少し、選手のことも面白くなるように触れたかったですけど、
そこは勉強です。
淡々と解説しているより、冗談も言いながら楽しそうにしている解説が僕は好きです。

最強戦で多井さんに解説して貰った時に、
名前が翼なのでキャプテン翼いじりで「ドライブシュート」っていじられていたのは後で見返して楽しかったので、自分もやりたいなと思います。
ただ、多井さんの圧倒的な地位があってのことなので、
今回のように対局者が全員先輩だと少し難しいと思うので、
様子を見ながら、自分の色を出していければと思います。

良かったところ

色々な人から「具体的で解説良かったよ」と褒めて貰えました。
自分で思う良かったところは以下の2点です。

4人の手牌が見えている状況ではなく、
1人の選手の立場になって解説ができていたこと


「手牌観ているからホンイツって分かるけど、対局者からしたら、第一打が字牌だし、ホンイツって分からなくて、盲点になるかも」

②たくさん麻雀放送を観ながら、
解説も聞いてきたことが自然とアウトプットされていたこと


例えば、無意識に「~につき」を多様していたようです。
使い方:「親番につき、ここは攻めるよね。とまらないよね。」等

これは、自分で考えたわけではなく、
誰かがよく使っているワードだと思います。

リアルタイムで観戦していてくれてた友人からの指摘で気が付きました

最後に

解説のお仕事ください!!!!!!
これからもっと露出を増やして有名になりたいです。
最終的にMリーグ(Mトーナメント)、最強戦とかでも解説ができるようになりたいです。

そのためには、たくさん実践を積んで、慣れる必要があると思います。

実は、この解説がトライアウト的なことでもあったと思います。
ダメであれば2度と呼ばれない。
次呼ばれるかどうかで結果が分かると思います。。。。

いつか解説をやってみたいと思う人は、
麻雀放送をたくさん観ることをお勧めします!!!!
脳内に残っているワードがいつかあなたを助けてくれます!






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