アニメ CUE! 全24話を終えて
はじめに
年明けから始まったアニメ CUE! 全24話もついに終りを迎えてしまいました。アプリのときから追っていた身としては少しでもCUE!のことを知ってくれた人が増えていたら良いとは思うのですが…
私自身の感想
私自身アニメ CUE! のことを手を叩いて称賛できるかと言われると全くそうではないというのが率直な感想です。単体で見れば良い回は結構あったのですが、24話通したアニメのストーリーとしての「説得力」が足りなかったかなと。キャラクター16人平等に扱おうとしたら時間が足りなくて結果的に大筋のストーリーが中途半端になってしまっているように思いました。
満たしてほしかったこと
アニメから入ってきた新規層へのCUE!というコンテンツへの導入
アニメ CUE! はアプリをやってなかった方に知ってもらうことが一番なのでキャラクターの魅力を伝えることは重要です。各チームごとの担当回、キャラクターごとの担当回がだいたい1話ずつ割り当てられていたのでここに重点を置いていたのではないかな?と思います。一部を除けばチーム回・キャラクター回として問題なかったのではないでしょうか。風組のことは忘れましょう。アプリから知っていた既存層へのアプローチ
ゲーム内ストーリーから一部オマージュした展開だったり、2クール目EDのカットだったり、カードイラストが登場したりと、アプリから知っている人には分かる要素が結構ありました。正直ここはそんなに重要ではないので多すぎないくらいでちょうどいいです。アニメ CUE! としてのストーリー
アニメとして放映している以上アニメとして面白くないと視聴者は増えないでしょうし伝わりません。(失礼で申し訳ないですが)キャラクタービジュアルだけで視聴したいと思わせるところには到達していないと思いますので余計にストーリーの面白さが大事かと思います。
なんですが… ここが一番足りていませんでした。キャラクター単体回で見れば話の展開は出来ていても、各チームでの活動やAiRBLUE(Project Himmel)としての成立が淡々と進んでしまっていてなぜそうなったかの「説得力」が描ききれていないと感じました。
(以下不満点が続くので適宜飛ばしてください)
風組のことばかり悪く言ってしまうのも悪いとは思うのですが、14話(莉子回)の「運命を感じる」という何の根拠もない直感で仕事が決まってしまうところ本当に何も足りてないです。22話のForever Friendsもライブパートまでに取って詰めたように各チームの描写があってとりあえずライブやりました感が否めませんでした。「各チームが成立したからライブしました!」ではなく「ライブやるために各チームのお話片付けました!」感が強いです。逆にこの辺りのバックグラウンドが丁寧にできていれば納得できる話になっていたとも思うわけです。各チームの話がきっちり出来てた上で22話の3Dでキャラクターが綺麗に動いたアニメーション出てきたらインパクトあるし、20話(美晴回)も14話での展開さえ良ければ全然良い回になり得たと勝手に考えています。。。CUE! らしさ
私が考えるCUE! らしさとは「声優として16人16通りの考え方、向き合い方があること」「うまくいっている表側ではなく普段は見えない裏側にフォーカスしたコンテンツであること」です。(今までのライブでの演出やゲーム内ストーリーからそのように考えています)
前者は全てではないですがキャラクター個人回で表現されていたと思います。8話(志穂回)、11話(千紗回)、15話(聡里回)などがわかりやすいかなと。
それに対して後者はアニメ内ではほとんど出ていなかった印象です。最終話ではそういう描写があったのですが最終話に出たところでもう終わりじゃん… となるほかありませんでした。(私は千紗と莉子が自販機の前でバイトばかりの現状を憂えているシーンが好きです) 私がカレイドスコープのストーリーが好きすぎるというのもありますが、これがメインに話が展開されているアニメを見たかったです。
おわりに
アニメについては色々と物申してしまいましたが1st 2nd 3rdで見せてくれたものが良かったから今こうして追っているわけなので、Reading Live、4th Party「Forever Friends」と先が見えている間は信じていたいなと思います。
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