傷だらけの天使が笑って並んでる気がした。

前にも何回か言ってるが、どっとライブより前に推しになったコンテンツはほぼなくて、特にTwitterみたいな共有できる場所もないれば絵も今ほどは描くことが出来なかった

何より昔からお金のかかる応援がなかなか難しくて、アニメやゲームにハマっても投資までできなかった。

「○○ってグループで誰が好き?」って聞かれたら、推しって程じゃないけどそのメンバーでは好きな方をあげるとだいたいマイノリティでバカにされることも多くて好きになることをやめてたかもしれない。

そんな俺が完全に「推し」だと思えたのが💻で、いつのまにかどっとライブ全体で。
不思議なくらい好きで好きで仕方ないわけですよ。
だから「アイドル」では無いとしてもそれを超える「VTuber」としてステージを完遂できたことが誇らしくて。

見れなかったことに気負いしてるし、離れた子達が居たらなんて言うもしもを想像してしまってなんとも言えない感情が湧いてきてた数日間。

ちょっと話は逸れるけど、俺の転機のいくつかは歌だった。

どっとライブからはいくつもの歌を貰っている。

君の知らない物語
うたかた花火
ラプンツェル
39
46
叩ケ叩ケ手ェ叩ケ
またあした
FuwaMoko→LIFE!
アリエス
いろはにほっぷすてっぷ
Every day Gon-Gon
ゆるふわどりーみん
花咲く未来
cherry UP!
めるへんちぇりっく
More one night
アカシア
狂い花
パリピポぱいーん
タベチャウゾ
ファンサ
群青

キリがないくらいには、どっとライブの子たちの歌は刺さった。

人前で歌ってきた歴はほぼ年齢と同じ。
そばには歌を比べる対象の妹や母がいて、共通のこだわりがある。

魂に響くか、気づかないくらい溶け込むか、だ。

前置きが長くなったけど、星鏡にはどちらもある。

今いる彼女たちは決してめちゃくちゃ上手い歌を歌えるわけじゃなかった。
音程の安定性はすーちゃんイオリンだけが信頼できたけど、2人とも真っ直ぐな歌声で表情に乏しい歌であった。
曲に合わせた声色の使い分けはシロちゃん、めめめやリクムが上手だけど、特に歌ってみたでは音源でも若干音のズレがあって気になることはあった。
ちえりちゃんピノちゃんメリーさんはそもそも歌うことは好きでも得意ではないと言い続けてきた。

それがどうだろう。
それぞれの個性が主張しているのに、出るところと引くところが絶妙で、ソロとデュオと合唱の全てのフレーズが想いを叫び届けるために全て違う表情で、知ろうが知るまいが関係の無い過去も現在も未来もありのままにさらけ出していて。

編曲された音源だとしても音程に対する違和感どころか第1線のアーティストの楽曲と遜色ない完成度に仕上がっている。

最初に聴いた時何も言えなくなった。

第一声から聞き入って会場が静まることを、天使が舞い降りるという表現をすることがある。

傷だらけの天使が笑って並んでる気がした。





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