【ネタバレ注意】AD‐LIVEならぬAD.LIVE【アイドル部山脈】

いわゆるなりきりチャットとか、アドリブ声劇みたいなものは嗜んだことがあり、またこちら幸福安心委員会ですからパラノイアTRPGのリプレイ動画は見たことはありました。

どちらの目線から見ても、狂気なまでに出来のいい、まるで台本のない即興劇を見ているようでした。

ところで、「AD‐LIVE」という、声優の鈴村健一さんが主催する即興劇舞台をご存知でしょうか。
舞台背景、大まかなストーリー、その辺に置かれた無数の小道具。
それ以外は全てが即興で、不用意な失言が世界を救うキーワードになったりするんです。
でも話が繋がらなかったり暴走仕掛けるとキーパーソンが方向修正して、最終的には公演毎に同じ場面で全く違う筋書きのお話が無数に生まれることになります。


TRPGはAD‐LIVEの世界にとても似ていて、その中でも今回の狂気山脈は恐らく「狂気山脈を光が制した最高のセッション」のひとつになるのかと思っています。

いつの間にか、まだら牛さんが「ロールプレイしてください」と言わなくても誰からとなくロールプレイを始めるシーンが幾度となくありました。
自然とキャラクター達が動き出していて、まだら牛さんが動かす3人にも伝播して、あのセッションは10人が生きてそこにいたようにしか思えませんでした。
イオリンは声が変えられないと言ってはいましたが、役に入った瞬間、動いてないはずの大和くんの立ち絵が動くんです。緋山と翡翠くんも、同行者3名だってそう。

ただのキャラクターのはずが、めちゃくちゃ自由に動き回るビジョンが見えたのは俺だけではないはずです。
それほどに魅力的なロールプレイで、とても引き込まれました。


シナリオの完成度はもちろん、ダイスの出目についてはあらかた出尽くしてるのでほぼ割愛させていただきますが、あまり語られていない所をひとつ。

山頂で呪文を唱えるシーンですが、ことごとく失敗しました。
それまでなかなかの成功率を見せていたにも関わらず、です。
あれは「山からの祝福」だった気がするんですよね。
成功してたらあの巨大な神格を手懐けるんですよね?
人として道を踏み外しますよね?
山に愛された彼らは狂気山脈の支配者になるよりも人として生き抜く方がいいと、見えない何かが導いたのかなって思ってます。


筆舌に尽くし難いとは言ったもので、語りだしたら止まらなくなりそうですね。
ここまでにしておきます( ´∀`)ハハハ

少しずつリプレイ文字起こししたいと思います。




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